「そもそも何が違う?」メタラーの姉とジャニオタの妹が議論してみた
今回は音楽の好みが全然違う私たち姉妹が、応援するアーティストが違うと実際にどんな違いがあるのか、考えてみました。
あくまで個人的な考え方と捉えていただきたいですが、面白い内容になりました!
この対談の登場人物↓
姉のライブ歴↓
yuka:今回は同じオタクでも、ジャニオタとメタラーで何が違う?って話をします!!
妹:まず、応援しているアーティストの数がぜんぜん違う、姉ちゃんはすごく多い。私がライブに行くのは年1~2回だよ。
yuka:好きなバンドとか数えたくない程度には多いね。去年サブスクで再生したアーティストの数は840だった。
海外のバンドをよく聞くから、数年に一度しかライブを見れないバンドが結構いる一方で、フェスやサーキットイベントだと少し気になってるだけでライブ見るし。
私は確かに多すぎるけど、バンドが好きな人は同じジャンルのバンドをいくつも応援しているのは普通だから、必然的に1つのアーティストに使えるお金が違うね。
妹:そもそも、お金が使える対象が違う気がする。姉ちゃんは毎週ライブ行ってるけど、こっちは現場(ライブ)の頻度そんな高くない。
ツアーは20公演以上あるけど、ぜんぜん当たらないから、他の人の名義を大量に使わない限り1回いけるかどうかの世界で、行きたくても行けない。
yuka:たしかに私のお金の行き先は、ほぼチケット代だね。バンドも規模によって全然違うけど、地方の公演があまりできない、規模の小さいバンドだと、毎月3回くらい東京でライブしてます!みたいなのが普通かも。
対バン(共演するアーティスト)の数も2~6くらいが普通だから、好きなバンドが多い組み合わせのライブを選んで行く感じ。
妹:その分ジャニオタは、CDとか、ライブのグッズとか、写真とかにお金を使う。人によっては、SNSでチケットを譲ってもらうために、定額の何倍ものお金を払ったりする、積むっていうんだけど。チケットありますよって募集してるツイートは6からって書いてるの多い。6倍って意味だと思う。
yuka:それただの転売じゃん、って思ったけど、それでも行きたいくらい深刻なのは理解したわ。
そう考えると、私の応援はライブに行くのが中心で、たまにそこでマーチ(グッズ)を買ったりライブの様子をSNSに投稿したりするけど、他はあんまりないな。
妹:お金を使う以外だと、めちゃくちゃあるよ。
まずテレビはできるだけリアタイ(リアルタイムで見ること)して、沢山ツイートしてトレンド入りさせる。あとTver(テレビを後で見れるアプリ)で推しグループが出ている番組をたくさん再生してランキングにのっけたり、Tverの番組リンクをSNSで共有したりする。
人によっては、テレビ局のお便りみたいなところに「この度は○○を起用していただきありがとうございます~」ってメールを送る。
ラジオもradikoで同じようなことする。
Youtubeはプレミアム公開なら同時再生数が大事だからリアタイするし、コメントして、それ以外もできるだけ再生する。SNSにも共有する。
yuka:SNSのフォロワーがみんな同じアーティスト好きだったら、共有する頃にはみんな見てるんじゃないの?
妹:スクショを一緒に載せて「この○○君のここが良い」とか「このワードチョイスが面白い」とか具体的にシェアする、
そうするともう一回再生する人も増えるし、トレンド入りできるかもしれないから。
あと、面白いシーンがあったりすると、それがバズって一般の人の目にとまったりする。単純にそのオタクの細かい気づきを見てるのも面白いし。
yuka:ひとつのコンテンツに対する活動量が半端ないね。
私は毎週、世界中からいくつも新譜(新曲や新アルバム)がでるから、それをサブスクで再生するだけで手いっぱい。
YoutubeのMVはできるだけシェアするけど、忙しかったら見て高評価して終わりだな。
ちなみに、こういう応援方法はみんなどこで学ぶわけ??
妹:テレビをリアタイするのは、シンプルにみんなが見たいからだと思う。SNSでの共有は、トレンド入りさせましょう!って発信する人が一定数いるから、そういうの見て意識するようになるんだと思う。
新曲が初披露されるときとか、ハッシュタグを決めて、それをトレンド入りさせましょう!って呼びかける大手垢(フォロワーの多いアカウント)もあるよ。アカウントの「アカ」は「垢」ね。
yuka:トレンド入りしているのは見たことあるかもしれない。
新譜が良かったときに、SNSで騒ぐことはあるけど、トレンド入りとか意識したことなかったかも。
妹:CDのルックアップも大事。パソコンにCDを読み込んだ回数のことなんだけど、売れたCDがどれだけ実際に聞かれているかの指標らしい。
大手のCD売りあげランキングだと、そういうのを大事にするところもある。
yuka:初めて聞くワード(笑)。こっちは基本サブスクで公開される。たまに先にMVが公開されるくらい。
CD買ってもサブスクで聞くこと多い。サブスクって1再生の単価はすごく小さいけど、聞いた分だけアーティストに還元されるから、長期的に見たら貢献できることもある。
フィジカル(CDやレコード)は、曲が良かったときに歌詞カードやアートワークもあわせて楽しむためのオプション感覚かも。
そもそもバンドはCDを作ってなかったり、メディア露出や音楽以外のコンテンツがないことが多いから、当たり前だけど規模によって色々変わるなあと思った。
妹:King Gnuのライブに行って、ライブのとらえ方も違うなって思った。バンドのライブは演奏を聞きに行くのが大きな目的だと思うけど、ジャニーズのライブって、ファンと交流するってのが結構大きな目的なんだよね。
yuka:エンターテインメント性が高いってこと?
妹:もちろん高いけど、そうじゃなくて、ファンと交流する時間があるの。
ノリの良い曲とかやってトロッコで全体まわってファンサする時間があったり、ファンサのための時間があったりする。トロッコはメンバーが乗り物にのって会場全体をゆっくり回って手を振ったりするやつ。
もちろん、ちゃんとパフォーマンスがあるけど、ファンと会う、こちらは会いに行くって感じ。
yuka:長さってどのくらい? ソロとかもあるんだっけ?
妹:2時間半くらいかな。ソロがあるかは、そのとき出したアルバムにソロやユニットの曲があるかどうかによる。あとSixTONESだからだと思うけど、MCが長めで「MCが面白い」がライブの売りだったりする。
yuka:こっちはワンマン(共演相手がいないライブ)でも、もう少し短いかも。大きなバンドでも対バンが1~2バンドいるのは普通だし。MCは本当にバンドによるけど、持ち時間が25分とかだと必然的に短くなるよね。私は時間に余裕があってもMCは短い方が好き。
応援しているバンドが多い分、好きなバンドの対バンだったから知ることができた/ライブを見れたバンドがいたり、対バンの雰囲気によってセトリが変わったりするから、そういう文化はこっちの規模ならではなのかも。
ライブの目的の話から入ったけど、そもそもライブのパフォーマンスが全然ちがうよね、当たり前だけど。
↓ yukaがよくライブに行くバンド
↓フェス規模のライブ
↓ 妹が好きなグループのライブ
yuka:ペンライトがあるのすごく不思議な感じ!!私はバンドのライブの中でも、ライブのフロアが激しいライブに行くことが多いから、小さい荷物でもジャマだし危険。
あと指定席であることはほぼない。この高い台がトロッコ?
妹:いやこれは通路とかの一部が高くなるやつ、動かないよ。
yuka:応援するにあたって、なにか困ってることとかある? 私はバンTが多くてタンスを圧迫してる。1バンド1枚とかで我慢してるつもりなんだけども。同じ理由で、マーチ(グッズ)買いたくても使いやすい物・デザインじゃないと買わないんだよなあ、キリがないから。
妹:グッズはツアーごとに出るから、Tシャツやペンライトのデザインが違くて、毎年買うと増えるけど、困るほどではないよ。
yuka: うちわとかなかったっけ?あれは作るの?
妹: 顔写真のうちわはグッズとして売ってる。ファンサもらうためのうちわは使い回してる人もいるんじゃないかな? 私も作ったことあるけど席が遠いと持っていかなかったり。あれは応援してるってことを伝えるって役目もあるから。
バンドみたいにラババンとかステッカーはほとんどないから、もっと出して欲しい。
yuka: やっぱり買うなら使いたいもんね。どんなグッズが欲しいかって話は長くなりそうだから好評だったら続編を書きまーす。
ーー
追記:続編を準備中です。
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