【タイマーのピピッ音を切る!】
演奏時間を計るのに、以前は携帯電話のアプリを使っていました。ところが、演奏中に画面が消えて慌てます。その点、100円ショップのタイマーは割と便利です。最近のものは文字が大きいし、スイッチも付いています。ところが演奏中に「ピピッ!」と鳴る。精神衛生上よろしくないので、わたしゃ「ピピッ!」は要らないよ。
ということで、タイマーのなかのセラミック振動子(小型スピーカー)を取り除くことにします。ケースを見たところ「ネジ止め」はありません。日本製品のように、蓋の凹凸で固定されているようです。つまり「3DのCADを使って精密に設計できた」ということを意味しています。おそらく町工場レベルのところで作っているのでしょうが、かようなチープな分野でも、中国製品の技術が飛躍的に進んでいることがわかります。この場合、「外側からマイナスドライバでこじ開ける」のが通常の方法です。ただし、ケースのドライバを差し込んだところに「凹み傷」が残ります。
今回は、電池ケースの丸い穴を利用します。ショートすると危ないので、まず電池を外します。穴から水平にマイナスドライバを差し込んで、リズミカルにひねります。ここのリズムを間違えると、ケースが割れたり、曲がったりします。勘所を旨く押さえますと、すると「パチン」と音がして、裏蓋にわずかに隙間が出来ます。そこから爪を使って、ケースを1周させて蓋を綺麗に外します。
なかを開けますと、とくに基板には触りません。セラミック振動子につながった線を2本切ります。振動子はそのままでも良いですし、取り去ってもかまいません。あとは蓋を戻すだけです。譜面台に取り付けるので、磁石をネオジムに取り替えました。これで安心して演奏できます!