「リンガメタリカ」をスラッシュ・リーディングする。15、若者と老人の階級闘争
15、若者と老人の階級闘争
ほとんどすべての工業国において、社会保障の基本設計は持続不可能だ、それらはほとんど「賦課方式」制度だ、1世紀前にドイツの政治家オットー・フォン・ビスマルクによって創設された種類の。このような制度は実際の貯蓄は含んでいない、そして代わりに今日の労働者から借りて今日の退職者に支払う。これは意味する、退職者に対して労働者の巨大な過剰に頼っていることを意味する。ベビーブーム世代が退職すると、その制度は破綻するだろう、あるいは少なくとも調整が必要となるだろう、より遅い退職とか増税、給付金を削減すといったような。すでに社会保障給付を受ける退職年齢が引き上げられている、アメリカでは、そして更なる増加がありそうだ。
日本では現在、1人の退職者に対して6人の労働者がいる。しかし、2025年には二人だけの生産的な労働者になるだろう、1人の退職者に対して。この負担は莫大なものになるだろう、そして若者たちは疑問に思うだろう、なぜ彼らがその負担に耐えなければならないのか。これは世代間の大きな争いに発展するかもしれない。あと数年で、階級闘争は新たに定義されるだろう、富者対貧者ではなく、老人対若者を意味すると。
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