やってしまった、手段の目的化

ワールドカップ疲れでウトウトしていた会社の昼休み。妻さんから「これを見て、一緒に子育てを学ぼうよ。」とオススメされた動画を視聴しました。冒頭で心が温かくなり、前向きな集中スイッチがオン。講師の先生が野口晴哉さんの叱言以前の子どもの世界を朗読。

内容は子育て真っ最中の自分に突き刺さります。そして一番の学びは先生の伝え方。言葉のひとつ、ひとつが強く胸に届きます。野口さんの言葉を届けようと何度も練習された誠実さも伝わってきました。
自分は去年からプレゼンをする機会が増えています。そのためAmazonでプレゼンの売れ筋商品を読んだり、中田敦彦さんのプレゼンの極意動画を見て、伝え方を学んできたつもりでした。ダメなプレゼンでよく言われていたのが、原稿のぼー読みプレゼン。
3ヶ月前、オンライン新商品発表会でのプレゼン。時間は15分。練習を重ねてほぼ原稿を見ずにプレゼンできるようになり、自信をもってあえてカンペなして望みました。始まり1分前。これまでに感じたことがない緊張感。開始後言葉がぎこちなくなり、ボロボロで終わりました。
あっ!原稿をボー読みしないことが目的化していた!!商品の魅力を伝えることが目的なのに、伝え方の手段を目的化していました。そのことを先生が原稿を見ているけど、胸に届く朗読を聞いて気付かされました。
前の仕事はコンサル系。クライアントさんに「それって手段を目的化していませんかね?」っと鋭い目で言っていた自分が恥ずかしいです。

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