コロナ感染日記ダイジェスト

コロナの症状ざっくりと
高熱、咳、味覚嗅覚障害、関節痛、嘔吐、呼吸不全
私が該当したのは初めは高熱、関節痛とただの風邪のような症状だけでした。
追記:今日質問されたのですが発症から48時間以内に粘膜系の接触やお互いマスク外した状態で15分以上接してないと濃厚接触にはあたりません。潜伏期間も感染しませんし、あと当然完治して退院してるので私からの感染はありません。

DAY1-緊張の緩和-
仕事が終わって深夜帰宅。
翌日の仕事がすっとんだんでゆっくり寝るかと思い睡眠薬飲んで爆睡。

DAY2-異変-
夜中に急激に39.4度の発熱
カラダが痛い。
この時点では後の地獄を予想出来ず逆に熱が高すぎてハイになって過ごしていた…

DAY3-早めの対応-
翌朝近所の病院へ朝の体温39度を伝えレッツホスピタル
味覚嗅覚異常無し食欲有り。
インフルエンザかな?って事で解熱剤だけ貰う。
一応PCR

DAY4-罹患-
39度近くをキープ。腰周りがズキズキ痛む。
知らない番号から着信があり電話に出ると
「お前コロナ陽性だよ!ハハっ!」
みたいな記憶。
嘘だろ?
ヒアリングで濃厚接触者ゼロ
ひとり胸に秘密を抱えたまま闘病生活に突入。
この日にどうせなら…と文章に残し始める。

DAY5-葛藤-
変わらず基本39度ベース。自宅療養からホテル療養に切り替えてもらう。スムーズに明後日チェックインで手配完了。

DAY6-告白-
39度後半をうろうろ。
一応ホテル軟禁の前に会社の幹部連中にはコロナ罹患を報告。
業界的に最前線でコロナと戦ってきたと自負する自分の会社で1番最初に倒れるのが社長の自分とは数奇な運命。
「まぁ実際もう誰がいつかかるかわからない時代に突入してるよ」って話を普段からしてたので来るべき時が来たとしか思いませんでしたが…

DAY7-急転入院-
ところが手配をかけてもらってる途中から体調悪化
呼吸不全。朝イチ手に入れたパルスオキシメーターで計ると酸素濃度90。
保健所に相談すると入院に切り替え。

入院後即点滴スタート、酸素濃度も低いらしく鼻から酸素吸入。
医師からの様々な説明を受けこの時治療法というかリスクの話をされる。
簡単に言うと下記
・意識がなくなった際人工呼吸器をつけても死ぬ可能性があるがそれでも大丈夫か?
・心停止した際心臓マッサージはあまり意味がないけどするか?
・意識が無くなっても治療を続けるか?

その時はやけに基本死ぬ前提で話しすんなと軽く思いながらお医者さんに伝えたのは
「とにかくなんでも良いから良くなる可能性が少しでもあるなら試してくれとにかく戦います。」

その後みるみる衰弱

DAY8-呼吸困難加速-
翌朝軽咳を伴い起床〜検温38.4度
食欲なし
息をしても肺にほとんど空気が入って来ない。
怖いぜコロナの脅威
もっと怖いのお漏らし尿意
って事で吐きそうなくらい咳しまくり脂汗流しながらトイレで用を足す。

トイレが怖い
そこから尿瓶生活
体温も37.5度くらい。いっとき夕方36.1まで下がる
で検温無しでメシ食って食い終わりくらいから微妙。
夜呼吸も苦しく検温すると39度。
看護師さん到着。解熱剤点滴、アイスノン交換。
2時間くらい経過してなんとか呼吸も体温も落ち着き「これ年寄りがコロナなったらそりゃ死ぬわ…」と思いながら就寝。

DAY9-加速-
ついに40度突破
食欲なし
基本呼吸不全状態。
この時期ぐらいから記憶が曖昧。

DAY10-入院戦線異常あり-
本日40.4度の最高記録
食欲なし
朝イチ採血3本。
カラダがダルいから寝てるのに無駄に話しかけてくる看護師に起こされる
その日のうちにストレッチャーに乗せられ救急車でまた運ばれる。
転院してトランプさんも投与されたレムデシビルの点滴が開始
相変わらず熱は39度後半ベース

DAY11-塩をおくれよ-
39.4度
相変わらず食欲は無い。
脱水症状が出てるらしく塩分コントロールされよくわからないけど水分制限をさせられてて1日1リットルしか飲んじゃダメだと。
鼻の管が酸素供給バージョンアップしたもののあまり効果見られず。マスクタイプの呼吸器になる。この後状態がが急変した時の為と高度医療可能な部屋に移され更なる最新機器を導入。

酸素吸入マスクのバージョンアップの効果に過信しトイレに行く際は絶対にナースコールするように言われたのにひとりでトイレに行き「倒れたらどうするんですか!」と室内センサーで監視していた看護師さんに怒られしょんぼり寝る事となる

DAY12-足りない闘争心-
本日も40度
看護師と喧嘩三昧
朝熱も37度まで落ち着き一欠片の兆しが見え始める。
夜には水分制限も解除決定。
19時の時点で37.1度。
状態を過信せず変わらず怯えて安静に過ごす。

DAY13-蘇る闘魂-
36.1度
体温調節がバグっているのか空調が悪いのかなんなのか0時〜6時まできっちり2時間置きに寝汗で起きる。
その汗の寒暖差で異様に咳き込み呼吸不全が出る。とにかく呼吸がツラい。
看護師さんと方針でバトル
闘争心が少し蘇る

DAY14-闘争心暴走-
深夜3時寝汗がえげつなく寒暖差で咳込みスタート。
また看護師さんとバトル

昨日よりは少しマシに
深夜の苦しみ朝のトイレ戦争を抜け食事を食べた俺に来るのは睡眠を兼ねた安らぎ点滴タイム。
それを邪魔する看護師とまたバトル

パワーが必要や!
というわけで入院して初めて食事を気合いで完食
そして一週間ぶりにアタマを洗う

復調の兆しが見え浮かれ気分の私の左ふくらはぎがトイレから戻る際ガッツリツるアクシデント

DAY15-体力回復期-
体温調節がいまだ上手くいかないものの順調に回復傾向。
カラダにつけてた電極も取り除かれる

DAY16-薬事治療の完結-
一応今日でレムデシビル等点滴投与終了
入院以来ずっと装着していた呼吸器以外の管が外れ酸素マスクもオリの悪い看護師が部屋に来るたびランクが没収
酸素87まで低下

DAY17-追い剥ぎの爪痕-
引き継ぎの看護師さんが現れ
「呼吸器取るの早すぎないですか?」
と言われる。
「最初うちの病院来た時は危なかったからこんな回復してほんと良かったです。まさに変異株の症状なんで」
とにかく運が良かったらしい。
病院もたまたま空いててたまたまランクアップ出来て。
午後には元いた隔離病棟へ移動
夕飯すべて食べてすべて吐いて出す。
不安。
酸素は85まで低下。
やっぱ酸素マスク取るの早すぎたんじゃねぇのか?

DAY18-ネット社会-
朝検温36.5度
久しぶりに体重を量る。
6kg減
寝たきり生活だから実際落ちたのはほぼ筋力だろう
肉体が思ったより疲労してるのかすぐうとうと

DAY19-保釈決定-
実質寝たきりを3週間近く過ごした。
午後正式に退院が決定。
良くも生き残れたもんだ

DAY20-釈放-
ついに退院
驚くほど質素な朝飯を食べ荷物を片付けナースコール
「1506番出所します。もう帰って来ないよう気をつけて頑張ります!」

気合いで乗り切れる物なら良いんだがしばらくは呼吸不全に注意。
午後入院中もずっと迷惑をかけられつづけた白鳥が書類を取りに来るも寝てて会ってはない
何故なら東京酸欠オジサン状態で頭痛が酷く寝室に篭りきり。
夕飯を食べ久しぶりの湯船。

DAY21-コロナ我が闘争-
溜まりにに溜まった白鳥の仕事を午前中から動き片付け始める。午後は会社再編の為奔走。忙しい日常が早くも戻る。

ちなみにわたしのはイギリス変異株だったそうです。誰にもうつすことなく本当に良かった。お医者さん曰く重症者なので死の一歩手前まで行きました。個人的には入院中意識も朦朧でずっと苦しくそれどのタイミングだ?ってくらいずっと死にそうだったけどたぶんDAY10か11に一回だけ「もう楽にして欲しい…」と思った瞬間、馬鹿やろー!と猪木イズムが沸々と湧いて闘魂注入されたタイミングだったのかな?
気合いと根性が低かったらあの時死んでたのかな…って思うと猪木イズムを信仰していてホント良かったな。

この先残り何年人生続くかわからんがいろんな人間を楽しませて行ける人生を送ろう。俺を知って関わった人間が少しでも楽しかった記憶として覚えてくれているように。

それが俺の大義

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