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機関誌マラソン第56号感想文

 2023.6.18 13:40~ 15:20      大山憲一郎
塾長理念
動機善なりや、私心なかりしか
塾長の理念の中でも、有名でかつ影響を受けた方が多い言葉です。
動機が善であれば失敗しようがないというほどに、この言葉にはパワーがみなぎっています。
自分もこれからの商売人生をこの言葉を胸にはりきっていきたいと思います。
最後の「必ず成功するのです」という言葉は塾長からお聞きすると勇気と元気がわいてきます。
説得力が半端なくあります。
塾長理念 第48回
経営者は大義名分を持て
京セラの成り立ち、そして塾長のある意味慎重(かつ大胆)な経営で無借金経営、そして高収益
の会社になぜなっていったかを解説してくださっています。
次に京セラの経営理念がなぜ、現在の理念になったのかを説明しています。
それは塾長が当初思い描いていたようなものではなかったのですが、そこへの切り替えをスパっ
と明確に方向転換されたことが、現在の京セラを作り上げたともいえるわけです。
また第2電電を創業し、パラボラアンテナを苦労しながら設置していった経緯なども、わかりやす
く説明しています。
何度聞いても、すごいなあ、素晴らしいなあと思う事案です。
その後のKDDIへの流れや、大躍進の源が「動機善なりや、私心なかりしか」だったことが、その
後のお話からもよくわかりました。
しかし、事後にこのようなお話を聞くとなるほどなあと感心しますが、現在進行形ではよほどの信
念がないとこのような素晴らしい理念を継続して持ち実践できることは奇跡のようなことだと思い
ます。
経営体験発表Ⅰ
山田勇次さん
13歳でブラジルに渡った山田さん
夢に希望を膨らませていましたが、お父さんの死、お兄さんとの相反でノイローゼ気味になります
が、それを救ってくれたのが、「巨富を築く13の条件」というナポレオンヒルの著書でした。
その後は幸運な出来事が続き、事業の独立、拡大をされていきます。
塾長コメント
涙が出るほどの感動をしたと塾長はコメントされています。
山田さんのことを、ググってみました。
素晴らしい活躍をされていました。
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ミナス・ジェライス州北部のジャナウーバ市の市長を務めた山田勇次さん(69、帰化人)が、12月31日
付で4年間の任期を全うし、1月1日に次期新市長に引き継いだ。バナナ園を経営する傍ら、山田さんは
4年の任期の間に、同市の教育施設を充実させ、農業・衛生面でも多くの功績を残した。かつてダッタ・
フォーリャ社の都市評価で最低レベルにあった同市は、5570都市の中で優良都市上位25%に昨年
選ばれた。山田前市長は本紙を通じて、コロニアの皆さんからの温かい支援に感謝した。
 家族に連れられて1960年、13歳の子供移民としてレジストロに入植した山田勇次さん。2012年10
月7日の全伯市長・市議選挙でジャナウーバ市長に初当選し、2013年から16年まで務め上げた。従
業員を大切にする稲盛経営哲学を実践してバナナ園の経営を大成功させた手腕が買われ、同市民に
推されて立候補した。
 市長時代に行った第一の功績は、100万レアルをかけて各学年4千人規模の大学を誘致するための
受け入れ準備をしたことが挙げられる。完成すれば、医学部以外の学部はすべてそろう。
 そのために山田さんは個人の土地20ヘクタールを提供、校舎の周囲の道路12キロメートルにアス
ファルトを敷いた。現在、大学2校の仮校舎で400人が受講している。ほかに、小学校数を倍に増やし
た。
 衛生面では23カ所あった保健所を3カ所増やし、全26カ所を充実させた。
 農業面では農道を新たに500キロメートルも建設した。さらに連邦政府の資金を引き出して市内に14
00軒の家を建てた。家族と共に住める家があれば、農業労働者は農村に留まってくれるからだ。個人
的にはバナナ王として雇用を大量に生み、同時に市長として地域経済の活性化に寄与してきた。
 同州南西部のデルフィノポリス市(人口7000人)にもバナナ園を造り、出荷用に50台のトラックを載
せることのできるバルサ(渡し船)を造った。同市長は町の経済が復興したことで、山田さんに名誉市民
賞を授与して感謝した。
 山田さんは今年から「ブラジル盛和塾」第4代代表世話人を務める。1996年に入塾、2004年に海外
塾生初の最優秀賞を受賞、稲盛和夫塾長から「日本人の魂を証明してほしい」と要請され、奮闘努力中
だ。
     ◎
 山田さんは1947年7月20日、北海道音更(おとふけ)町の生まれ。小学校を卒業した1960年、家
族9人で移住。ブラジル帰りの老人から「冬がなくバナナは一年中食べられる。地平線が見えないほど
広い」と聞き、移住を決意。
 17歳の時、アメリカのジャーナリスト、ナポレオン・ヒルが書いた「巨富を築く13の条件」を読み、「おれ
はやれる」と潜在意識に言い聞かせて毎年300ヘクタールのバナナ園を開き、現在2千ヘクタールを所
有する。少年の時に夢見た通り、バナナ園を開いて自家用飛行機に乗って農園管理するバナナ王と言
われる成功者になった。
□関連コラム□大耳小耳
 シャナウーバ市長だった山田勇次さんは昨年、市政の一環として、ジャカランダーの苗を市中心街に
植えようとした。それまで全然緑がなかったからだという。ところが、その苗が自費で作ったものであるた
め、昨年10月の市長選挙で違反になる恐れがあるとの指摘があり、結局は諦めた。ほとんどバイア州
に近い立地の同市の気候は乾燥と暑さが特徴。そこで自生する強い植物としてジャカランダーを選んで
いたとのこと。楽器や高級家具に使われる優良な木材になるだけに、大量に植えておけば、イザと言う
ときの「市の財産」になっていたかも。
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経営体験発表Ⅱ
久枝俊夫さん
ある意味軽い気持ちでブラジルに移住された久枝さんでしたが、すぐに現実の厳しさを味わいま
す。
ブラジルでの事業も少しずつ大きくなっていたころに、盛和塾へ入塾されます。
そこで塾長からの教えを、半信半疑ながら実践されるようになり、ブラジルでは懐疑的な税金の
支払いや社員を登録することなどを、塾長の教えに従って渋々ながらも実践されるようになりまし
た。
塾長コメント
フィロソフィと計数管理の両輪で大きく羽ばたいてください。
経営の研究
堺屋太一さん
堺屋太一さん流の面白い人物観察で、松下幸之助さんと稲盛さんという現代の二大経営者の研
究をされています。
お二人とも65歳で現役を引退されています。
自分も65歳での引退(ある意味別のチャレンジ)を考えています。
今、56歳だからあと9年です。あっというまだと思います。
心して9年を過ごそうと思います。
ケンカ殺法に会計学を
平野義和さん
今回、この方のこのレポートに救われました。
先日、2023.7.1に開催する経営計画発表会では、どのような経営計画を社員の皆さんへお伝え
するかを大いに悩んでいました。
まさに、平野さんと同じく、本業以外への進出を大きく示す方向を考えていました。
しかし、何かが違うと自分の中の本当の自分が、訴えかけていたのが心にありました。
その答えとも言えるこの平野さんのレポート・・・
いつもこの機関誌マラソンでは、その時に最適なアドバイスが掲載されていて驚いていましたの
で、きっと今回もその解かそのヒントがあるはずだと、先日機関誌をめくっていました。そしてこの
レポートはまさしく塾長からの自分へのアドバイスだと確信しました。
「まだまだ売上も少ないのだから、あれもこれもやるのではなく、一つのことを極め、本気でやる
時です。」
このページ(P72.73)をコピーして手帳に貼って、毎日見返しています。
平野さんありがとうございました。
長渕剛さんも塾長の愛の深さに包まれた方でした。
素晴らしい音楽をこれからもどうぞよろしくお願いします。
●私の好きな言葉
強き、善き「思い」は実現する。
宮本直和さん
思い
これほど大切なことはないと塾長から教わりました。
マイナスの思いは、巨大なマイナスを生みます。
プラスの思いは、巨大なプラスを生みます。
これからも「思い」の力を信じ、善き思いを持ち商売人生を歩みます。
【近況報告】
雨の日曜日
梅雨だから、当たり前といえば当たり前です。
雨は自然に恵みをもたらします。
田畑にうるおいをもたらします。
いろいろな不純なものを洗い流してくれます。
今日の八町坂(食堂)は静かな日曜日となりました。
そのお陰で、機関誌マラソンがはかどりました。
この56号は、ある意味大きな分岐点となる指針を示してくれました。
2023.7.1の経営計画発表会にて、56号の学びを生かした計画を発表します。
また昨日(2023.6.16)はRITAJUKUへの入塾審査がありました。
学びの多い審査会とその後の懇親会でした。
ありがとうございました。

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