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コンサルタントのつぶやき#12~昨今のDX研修にて①(250216)
今日の写真はクレヨンしんちゃんクッキー。賞味期限が来る前に食べないと・・・。
最近、様々な業種の企業や自治体にて、DX研修をさせていただく機会が多いです。その際に考えていること、お話ししていることを少しつぶやいてみます。
DX研修に参加するメンバーは、DXを勉強して自社、自部門を変えないと!と思っている人もいれば、会社や上司に言われたから、しょうがなく研修に参加、面倒くさいと思っている人まで、様々な方が参加されています。そのようなことから、まず参加者の方の顔色を見て、まず掴み、興味を持ってもらうことから話を始めることが多いです。
日本のスポーツはロンドン五輪やラグビー・ワールドカップあたりから強くなりましたが、その理由は何だと思いますか?と問いかけてみます。
大抵は、小さい頃からサッカーをやり、海外に留学するメンバーが増えたからと答える方が多いです。これは間違いではないのですが、私が考える3つのポイントをお話しします。
1. 練習中に、練習内容のデータを取り、見える化する
例えば、
・ジャージにGPSデバイスを装着し、どのような軌跡で走っているかを見える化する
・ドローンを飛ばしてフォーメーションのばらけ具合を見える化する
・バレーボールでは相手のサーブやスパイクがどの座標に打ち込まれているかのデータをタブレットに飛ばし、タイムアウト時に確認する
等
2. 見える化されたデータを見て、選手が考える。
・これまでのコーチはこうしなさい!と指導するのが普通であったが、欧米のコーチングスタイルを取り入れ、見える化されたデータを見て、あなたはどうすると良いか、どうしたいかを考えようというコーチングを行う
・コーチングの本として、千葉ロッテ監督の吉井氏著の“最高のコーチは教えない”を推奨しています
3. 徹底的な栄養管理を行う。
・味の素ナショナルトレーニングセンターで個人別に徹底的な栄養管理を行う
・味の素の高濃度アミノサプリを飲む
といった話をして、これがスポーツ界のDXですと。決してデジタルにとらわれることでは無いですと。
現状の我々の業務環境を見据えると、
・少子高齢化でベテランは多数退職していますよね
・若手は入ってきませんし、非正規労働者も増えていますよね
・外国人がいないと職場が回ってこなくなってきましたよね
さぁ、どうしましょう。工夫して生産性を上げるしか無いですよね。新規に入ってくるメンバーに都度都度、教育することは大変ですよね。やめるベテランに手順書を書いてくれといっても書いてくれませんよね。しゃべってもらって文字起こししたらどうですか等など。
ベトナム人の平均年齢は26歳、日本人は48歳。平均年収は13倍の日本人。日本人の生産性が悪いとベトナム人は怒りますよね。日本人は尊敬される仕事スタイルにならないと。
総務省の予測では2050年に日本の人口は9000万人を切るという統計が出ています。困りましたね。だってこの30年間、日本政府は手を打っていないんだもの。
段々、変わらないといけないという機運を醸成していきます。
今の仕事でムダだと思うことありませんか。日常、暮らしていてムダだと思うことはありませんか。
製造係長は月末に、生産実績、不良実績の入力、集計、考察に忙殺されるんですよ。それって生産実績や不良実績が毎日、データ化されていれば、考察に時間がかけられますね。
昨日、医者に行って処方箋を紙でもらったのですが、処方箋の写真を撮って、薬局にメールするのに、結局、紙の処方箋を提出しないと薬を処方してくれないんですよね。
こんなことは何とかしないといけませんね。それがデジタイゼーションです。まずはここの改善から始めたいですね。いいデジタルツールをまずは自分で探してみましょうよ。Amazonで探すのはは便利ですよ。私はヘビーユーザーです。Amazonは世界でも有数のDX推進企業です。この話はまた今度。
(続く)