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コンサルタントのつぶやき#2~就活から入社当時を振り返って①(250108)

昨日、第1回を投稿させていただいたところ、様々な方から、スキをマークしていただき、感謝しております。頑張ってアップしていきたいと思います。

(第1回から続けてお読み下さい。コンサルタントになりたての頃のエピソードです。)

大学の4年間は宿題に追われ、3回生が終わるまで、それは毎日大変でした。
とにかく留年が多い大学だったので。
しかし、この4年間+修士課程2年間で学んだことは、今でも仕事に役立っています。
品質管理、生産管理、作業管理とプロセス分析、信頼性管理、オペレーションズリサーチ、統計工学、実験計画法、プログラミング、ロボティクス等、この時期にビジネス基礎を学んだことが、今でも応用できています。そのような意味で、母校に経営工学科が無くなってしまったことは本当に悔やまれます。就職して若手の教育担当をした際にもこれらが大きく役立ちました。
4回生になり、修士課程に進学することを決め、先ほどのアルバイトに行く余裕も出てきました。
とはいえ、修士1回生の1月には早くも就活が始まりました。私は4年も浪人していたため、リクルート企業から就職案内雑誌が来るわけでもなく、担当教授には自分の知っている企業に行けと言われる等、いろいろなことがありましたが、コンサルティング・ファームを目指すこととしました。
結果的に外資系ファーム2社、国内系ファーム1社を受けました。外資系ファームはどちらも最終面接で、年齢が高いですねと言われ、落ちました。国内系は元々行きたかった企業でしたので、採用してもらい、感謝でした。
今でも入社した企業で、最終面接をして下さった役員の方達には退社後も可愛がっていただいています。
入社後、まずは新卒の研修部という部門に採用されました。新入社員は9名でした。4大卒のメンバーとは6年離れており、当時は世代ギャップを大きく感じました。
研修部では1ヶ月間座学、3ヶ月間実習、それから顧客先での実習を含むコンサルティングと毎月の1週間座学が続きました。
このときの座学、実習は現在も役立っています。
・時間を決めたプレゼンテーション
・情報の集め方
・業務分析、財務分析手法
・提案手法
等、大学で学んだことをさらに発展させることができました。
私の配属は、開発設計革新の事業部でした。顧客は大手・中堅企業の商品開発・設計部門中心です。当時は戦略系の事業部への配属を希望しましたが、結果的に配属先は大正解でした。企業の開発設計部門と仕事をするということは、売るための商品を企画するためにマーケティング部門、営業部門との連携、良い製品を手戻り無く製造するために製造部門、生産技術部門、品質保証部門との連携、良い原材料・部品を安く買うために購買部門と連携等が求められるため、様々な部門の業務、課題を知ることが出来ました。私は宇都宮の鉄道系の会社に若手コンサルタントとして丁稚奉公に出されましたが、このお客様に非常に可愛がっていただき、上記の様々な部門の方達と仕事をさせていただきました。結果的に外注設計寮に2年半住み込み、ご支援させていただきました。30年経った今でもこの会社の方達とはおつきあいをさせていただき、現在のコンサルタントとしての礎を作っていただきました。
お客様とは業務改善、開発期間短縮、品質向上は元より、鉄道事業者への提案書作成、サプライヤーへの同行などもさせていただき、感謝に堪えません。
(続く)


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