屋根垂木、破風の長さを計算する方法
今回は垂木と破風の長さを電卓で簡単に出す方法を紹介します。
必要な寸法
求めたい部材の水平方向の長さ
勾配
この2つが分かれば簡単に出せます
求めたい部材の水平方向の長さを仮にLとすると
L×√(1+勾配×勾配)
これで出せます。
2寸勾配なら
L×√1.04
3寸勾配なら
L×√1.09
4寸勾配なら
L×√1.16
5寸勾配なら
L×√1.25
6寸勾配なら
L×√1.36
この計算についてはどこにでもあるような内容です
では何故これで計算出来るのか
これには三平方の定理を勉強する必要があります。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/80836216/picture_pc_806c852aa85c38b1d18cac12dcb06cf1.png?width=1200)
上の図のCの長さを求めるには
三平方の定理を用います
C=√A^2+B^2
これを覚えておいてください
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/80836244/picture_pc_0dbef7974c8c1607f1d853c6236015a8.png?width=1200)
4寸勾配の場合斜辺の長さは√1.16となります。
2寸勾配なら
C=√1×1+0.2×0.2
C=√1.04
3寸勾配なら
C=√1×1+0.3×0.3
C=√1.09
これが上で書いた式の原理になります。
これが分からなくてもインターネットで調べれば出てきますので
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/80836543/picture_pc_d479f87162f46b08c790dc177f8e0a79.png?width=1200)
これらを使って計算すればいいのですが
やっている事は同じです。
以上が破風と垂木の寸法のだし方の原理の説明でした。