帰ってきた紅白歌合戦 第18組
【結婚式】
『花嫁』 はしだのりひこ と クライマックス
VS
『ダスティン・ホフマンになれなかったよ』 大塚博堂
結婚をめぐる風景2曲です。前回は『結婚するって本当ですか』と『サルビアの花』でした。今回は対照的な曲の対決です。
『花嫁』 はしだのりひこ と クライマックス
(作詞:北山修 作曲:端田宣彦・坂庭省悟 1971)
フォーク・クルセイダーズのメンバーの歌はジメジメ感がないのです。辛い状況でも何かさわかやな曲調なんですね、
これが。イントロがまたいいのです。ズンチャ ズンチャ ズンチャとギターのストロークにギターのメロディーがタンタータラララー、そこにドラムがダダダダダダダダと入って、次にトランペットがパッパーパパパーとなり、ボーカルが♫花嫁はー 夜汽車にのおってー♫ わかんないと思うので聴いて下さい。イントロ界のノーベル賞です、最高です。
『ダスティン・ホフマンになれなかったよ』 大塚博堂
(作詞:藤公之介 作曲:大塚博堂 1976)
これはダスティン・ホフマンの映画『卒業』で、花嫁のキャサリン・ロスを奪って逃げるシーンをモチーフとしてます。しかし結婚式で彼女を奪って逃げることができなかったことを後悔しており、それから数年たって「彼女にはもう二人目の子供ができている」ことまで知っている。これって気持ち悪くないですか? ストーカーですか?
ジャックスの『サルビアの花』も彼女の結婚式を陰で見ていてイジイジしている歌ですけど、結婚式当日のことだだからね。まあこういうどっぷり落ち込みたい気分のこともあるのでニーズはあるんでしょうな。
大塚博堂って外見は怖い感じですけど、歌は超繊細系ですね。
出場者(25組)一覧表は以下
https://note.com/rock_n_soul/n/nd6396cb1d82c/edit
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