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提言:小中学校で多数決を廃止

広く「知識」はあるが、いろんなことに「関心」がない。
無関心のままだと視野も狭めて、そのうち知識も薄れる。

今は「知識」はないが、いろんなことに「関心」がある。
関心事が高まると着眼点が冴え、そのうち景色も広がる。

心が関わらねば、誰が応えても同じ「知識」にとどまる。
心を働かせると、その人にしかない「知性」が芽生える。

残念なことに、主体性や独自の知性を持つ大人が少ない。
残念なほどに、頭ばかりを使って心が働いていないんだ。

未来に活きる価値づくりの現場で、つくづく感じること。


義務教育期間中の常識が怖い


主体性や好奇心や多様性は、産まれた時から誰もが持つ。
それを萌芽させる事こそが、先駆者の仕事のはずなんだ。

学校や職場に統治があると…個の関心事や主体性を奪う。
集団に馴染むことが正しい…その同調圧力は美しくない。

義務教育期間中の多数決は、全国で廃止してもいい頃だ。
それより合意形成の対話は、頭より心を磨く機会になる。

多数決に従う訓練より、多様性を認め合う環境を設ける。
少数派にも心を寄せて、主体性を認め合う社会をつくる。

無理に人と比べられたり競わされるから、自分を見失う。
自分と異なる感性に触れる機会が増すと、人も容認する。


企業が求める人物像にそもそもの課題


社会と関わるということは、心を働かせて楽しむものだ。
価値をつくるということは、個が活きること考える事だ。

感性を磨くためには、主体性と好奇心と多様性は不可欠。
知性を輝かせるには、我々大人から常識を疑うべきだね。

それでも今はまだ…

企業側の大半が、組織に従順な人材を求める傾向が強い。
就活面接に反し、主体性よりも優秀な会社人を求めがち。

そうだとしてもだ…

多数決を廃止する小中学校が出てきたら、大変喜ばしい。
クラス会や生徒会のあり方を変える教師の勇気を讃える。

いずれ上記のような企業は、社会から排除されるからだ。

Backstage,Inc.
事業文化デザイナー
河合 義徳

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