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広報活動は家庭でも大切!

事業文化をデザインして価値創造力を高めていくことに寄り添う弊社では、クライアント事業者さんとは、「ご自身の仕事の意味」を整える対話を毎月重ねています。 
毎月の対話では、必ず以下三つのいずれかをテーマにしています。

  • 未来の自分達に期待したくなる意思決定をするようになるための管理会計

  • この仕事はなぜ自分達がやる意味があるのかを確認し合うための社内広報

  • 仕事の頑張り方を間違えないようにするための社内外の行動環境デザイン

昨夜の月例ミーティングでは、あるコンセプトを大切にしている植木屋さんと、新たな言葉を確認し合いました。
 
彼が今後具体的にチカラを入れていくことが…

『家内広報』

…という言葉でした。
今後彼は、次のようなことをアウトプットしていきます。

  • 日々の仕事を通じて、自分は各家庭にどんな幸せをもたらせようとしているのか…

  • いま仕事を通じて自分は何を感じているのか…

  • さらにはその積み重ねでどういう社会を築きたいのか…などなど

一般企業で言うと「社内広報」です。
これは、決して万人受けするものではないからこそ、その積み重ねは、出逢いたいお客様にも出逢えるようになる『社外広報』にもなり得ます。

ボクはなぜ、どの事業体の方にも、意味のある広報活動を推進しているのかというと…

事業者ご自身、自分を支える家族、価値を共に高める社内スタッフ、これから出逢うお客様、仕入先などの取引先と、「未来の幸せ」を共に創る…つまり「価値共創」の旗印になるものが広報活動本質だからです。

もちろん、広報活動の先には、さらに自身のプロダクト能力を高めるためにも、実践の繰り返しの中で、「管理会計」と「デザイン」の検証につなげるところまで、弊社は向き合います。

上手くやるより本気でやる

昨夜の男性個人事業主との対話では…

ご自身が仕事を通じて大切にしている場面・風景を切り取り、あるデジタル手法を使って、徹底的に「散らかし捲くる」ことになりました。

普通は、散らかした要素の中から、ステキなモノを選んで、つないで、的確に届けて、深めていく「編集」まですることが、定石かもしれません。
それでも、手法に事業者を合わせるのではなく、事業者にもっとも適した手法を考えた結果が、「散らかすだけでイイよね」と、お互い納得しました。

切り取った風景を散らかすだけで良いというのは、なんら脚色もなければ、演出もないからこそ、彼自身の等身大の感性を表現することができます。

綺麗に言わないといけない。上手く言わないといけない。…そういう意識も薄らぎ、不器用でも本気で表現して行けるという自信も湧いたそうです。

そして、相互に、これは『家内広報やん!』と腑に落ちたのが、以下二点のポイントでした。

  • 日々感じている彼の表現内容は、彼のお仕事を手伝っておられる奥様だけではなく、仕事現場を見ることがなかなかできない娘さんへのメッセージにもなる

  • それを続けることで、本人もさらに「自分がしている仕事の意味」の振り返り…「内省」にもつながり、自分が大切にしている家族への幸せを顧みることもできる

彼との昨夜の対話の中で、自分の仕事の意味を家族に示す対話機会をつくるという『家内広報』活動は、企業やお店にお勤めの方も、ぜひお勧めしたいことだなと感じています。
皆さんは「誰にどういう幸せをもたらす仕事をしている…それはなぜ自分である必要があるのか」ということを、ご夫婦や親子で、日々対話されていますか?…それは子供の発育にも、とても大切なことかもしれません。
さらに、ご自身の言葉で語ってみると、相手を説得してしまっていないか、まずは自分自身が納得できているのかにも気づいたりします。

対話を終える頃には、日頃から優しい眼差しの彼の目が、少し潤んでいるようにも見えたのは、ボクの気のせいでしょうか。

いずれにしても、弊社が関わりを持たせていただく事業者の方は、その先の生活者民度が上がる価値づくりの方のお仕事しか今もしていません。

そして、いつもあたりまえのことしかしていないので、楽なこと何一つありませんが、どの事案も本気で楽しく続けられています。
これ自体が、弊社自身の社内外の広報にもなるんでしょうね。

>「内省」についても過去のコラムにしたためています。

Backstage,Inc.
事業文化デザイナー
河合 義徳

#キレイゴト上等
#勝ち組より価値組
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#がんばり方を間違えない
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#競争より共創
#自分を活かして生きる者こそが生活者
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#経済はありがとうの循環でできている

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