聞かれたことしか答え(れ)ない
こんにちは!キャリアコンサルタントのろっくうぇるです!
お久しぶりです、というかもはや、はじめましてに近いくらいに、
前回の投稿から間隔があいてしまいました。。。
記事を振り返ってみると、前回の投稿が7月12日だったので、
実に3ヶ月ぶりの投稿になります。
酷暑の中、noteの記事を書いていたころが懐かしい。。。
気が付けば暑い夏も終わり、
あっという間に季節は変わり(10月も十分暑かったですが)、
第27回キャリアコンサルタント試験まで1週間とちょっととなりました。
次回試験を受ける皆さん、体調に気を付けて
ラストスパート頑張ってください!
私はというと、この3ヵ月、秋採用、26卒向け採用の準備をしたり、
娘に最小公倍数や最大公約数の求め方、分数の約分を教える傍ら、
キャリアコンサルタントとして少しですが、活動しておりました!
※キャリアコンサルティングはしておりません(泣)
どんな活動かというと、
養成講座でお世話になった養成校と業務委託契約を結び、
試験受験者向けロープレのCL役と模擬試験の添削のお手伝いをしました!
今回はその時のお話を少し書きたいと思います!
最後までお付き合いください。
ロープレのCL役って?
そのまんまです。
養成校に通われている受講者の方向けの実技試験対策講座で、
ロープレ時のCL役をしてきました。
ただ、養成校に通っていたときに、授業内で受講生同士で行っていた時と違い、CL役の設定にあたり、生まれてからこれまでの育ってきた環境(家族構成や大学卒、短大卒、上京か実家暮らしか、など)、働くうえで大切にしている価値観やそれが築かれた経験、労働環境や人間関係などの設定資料を作成し、かなり細かく人物像を作り上げる準備をしてから臨みました。
講座に通っていた当時は、自分や周囲の経験、同世代のイメージなどからCL役を設定していたのですが、今回はキャリアコンサルタントとしての(経験はないけど)知識を総動員し、イラショナルビリーフなどの偏った思い込み、自己概念を折り込みながら役を作り、CC役である受講生に自己理解を促されることで、自身の悩みの気づきにつながるようなシナリオ設定を用意しました。それも様々なパターンでかなりの数!
これがなかなか大変で、どうしても自分の経験や価値観と重ねてしまうため、似たようなイラショナルビリーフになってしまったり、役になりきることができずに、素の自分で回答してしまったりと受験生のお力になれたのか、なれなかったのか。。。ほんと、準備期間ってどれくらいあっても足りないな、と終わった後は反省しっぱなしでした。
CL役を経験して気づいたこと
受験生の時は、とにかくCC役をうまくやろう!15分間やりこなそう!ということで頭がいっぱいで、自分がCL役の時のことはあまり考えていませんでしたが、今回、CL役にフォーカスしたことで、受験生時代には気づけなかったことがいくつかありました。
CLは聞かれたことしか答えない
これは養成校に通っていたときに、
講師のキャリアコンサルタントの方から言われたことです。
頭にはずっと残っていたのですが、
今回その意味をはっきりと理解することができました。
CL役をする際に、作成した細かな人物設定を基に、ある程度、
「こう聞かれたらこう返事をしよう」
「こういう問いがきたら気づきにつながるような応答をしよう」
と、頭の中でシナリオを考えていたのですが、
まぁ、見事にそれには触れられず、
「あれ?そっちばかり聞く?そっちを深堀しちゃう?」
と思うことが何回もありました。
自分も受験生の時には、CCの聞きたいことが必ずしもCLの話したいことではない、ということは頭では理解していても、どうしてもロープレの場になると自分の聞きたいこと、知りたい情報ばかりを質問してしまっていたことがありましたが、今回、CL役を経験し、CLには話したいことや、伝えたい想いもきっとあると思うのですが、キャリアコンサルティングという場では何をどう話していいのかわからず、オープンな質問でも、クローズドな質問でも聞かれたことにしか答えられないんだな、と改めて実感しました。
答えを用意して、かなり俯瞰的にロープレを見ることができたからこその気づきだったのかもしれません。
CLの悩みや相談事の根っこにある部分、それに触れることができれば、CLの気づきを促し、自己理解につながる相談ができる(それが難しいのですが)んだと、勉強になりました。
CLって意外と冷静に見ている
これも受講生の時は気が付かなかったのですが、
CLってかなり冷静にCCを観察しています。観察、というと語弊があるかもしれませんが、話し方、口調、声のトーン、話す速さ、態度や身なり、自分でもこんなに冷静に観察できるものかというくらい、CC役の方を見ていることに気が付きました。
自信なさそうに、主訴となる部分を要約して、伝え返していたり、考える時間をとるためにあえて間を取っているのではなく、次にどんな話を展開したらいいか迷っていて間ができているな、など、意外と伝わってしまうのものだなぁと思いました。
自信満々でなんでもござれ!な上からの態度はいやですが、やはり、相談するCCが頼りなかったら、CLとして相談相手間違えたかな?と感じてしまうかもしれません。
逆に、親身になって、寄り添ってくれている、自分のことを理解しようとしてくれているという様子が伝われば、ラポール形成はぐっとスムーズになるのではないでしょうか?
まとめ
今回、CL役を経験できたことは、キャリアコンサルタントとして、
とても大きな学びになりました。
CLに寄り添う、ラポールを形成する、自己理解につながるような応答を意識する、CCの目線ではできていると思っていても、CL側からすると
「そうじゃないな~」
「う~ん・・・」
と感じることもよくわかりました。
冷静にCL役と向き合ったことは、今後のキャリアコンサルタントとしての糧になったと思います。
長くなりましたが、本日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。
久しぶりにnoteを覗いたら、面白そうな投稿企画もあったので、また近々投稿できたらなと思います!
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