アルバム「style」予約開始しました!
アルバム「style」が完成し、本日12/13より予約受付が開始しました!
ここ数年間の主たる活動内容としてきた他者への楽曲提供からいったん離れ、自分自身を表現する作品として制作したのが「style」というアルバムでした。
かといってただ単に好きな音楽を好き勝手に詰め込むだけでは意味がないので、自分の「過去」「現在」「未来」を一枚の盤におさめ、点や線ではなく面として、幅を持った人物像として描くことが出来るよう、制作に取り組みました。
まず自分の「過去」を表す部分としては、過去作がいくつか入っています。
noteでお世話になった「徒花」やインディーズ時代からしぶとく生き残っている「LARK」など、これまで自分の通ってきた道を象徴するような楽曲が、いわゆる僕らしさみたいなもののひとつになるのかもしれないと思い、収録しました。
いっぽう「未来」を表す部分としては、これまでに制作してこなかったタイプの楽曲を積極的に制作しました。電子音をフィーチャーしたものだったり、ど真ん中の歌ものポップスだったり。ほとんどギター弾いてない曲だってあります。ギターを曲のどの辺に置くかということから考え始める癖をやめて、凝り固まった考えに縛られずに音楽と向き合いました。
さて、残る「現在」ですが、音楽をつくるにあたって「現在を描く」ということほど難しいことはないと思います。音は鳴ったそばからすぐに流れて過去の存在へと変わってゆくし、そうやって過去へ音を流しながら演奏家が考えているのは次に演奏する音=未来についてのことです。そう考えると音楽に現在はないように思えますが、演奏している時、あるいは聴いている時、それらの時間は、たしかに「現在」です。
一見すると、現在は過去と未来の「狭間」のように思えますが、僕が音楽を通して考える「現在」はその考え方とは少し違って、過去と未来の「総和」である、と捉えています。
4分の曲があるとしたら、その曲のなかのどの位置にいようとも、その4分すべてが現在だという考え方です。2番サビとイントロは等しく現在であるという意味です。
同じような考え方は、きっと、僕らの人生や生活にも当てはめることが出来るのでしょう。人の一生はそのすべてが現在であって、30歳の僕も20歳の僕も70歳の僕も等しく現在です。場合によってその「幅」を変更して考えているだけで、旧友と思い出話に浸るときは中学3年間が現在だし、旅行の計画を練るときは2泊3日の72時間が現在になる。
そんな想いから、アルバムのタイトルを「現在」などとしては小難しくて聴く気にならないので、意味はそのまま別な言葉で「style」と名付けました。
下記リンクから全曲の試聴もできるので、チェックしてみてくださいね。
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