「記事から曲」17曲目、完成しました！
今回はピリカさんの「すまいるスパイス」という音声配信のテーマソングになるようなイメージとのことで、ポッドキャストを聴きながら制作しました。

こちらの記事では音楽的な解説をメインに行っています。制作の背景や裏話はリンクより合わせて読んでみてください。


以下の解説は、一度楽曲を通して聴いてから読んで頂けると幸いです。


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今回のテーマは秋のアコースティックナンバーということで、アコースティックギターにてコード進行とメロディを作るところから始めました。メジャーセブンス系のコードを意識的に多用して、シャープなトーンと濁った和音を混在させつつ秋の切ない感じが出せたと思います。


もう一つのテーマとして密かに掲げているのは、「アナログとデジタルの共存」です。ラジオのテーマソングとして使われるというコメントがあったので、ラジオのジングルをイメージしながらベースになる伴奏を意識的に電子音楽的なものにして、生で弾くアコースティックギターとの対比を狙いました。

ドラムのキットもEDMやハウスで使うようなパンチ強めなものをわざと選び、ベースも打ち込んでデジタル臭さは敢えてそのまま残しておきました。バッキングを作り終わったあとにアコギと合わせてみて、耳障りな箇所やノイズなどを取り除いて完成させた感じです。

朴訥としている割に、ベースラインの進行と装飾音の対比など、細かく作りこまれているのが特徴の一曲かと思います。こういう設計がギターいっぽんあれば出来てしまうのが、ギター作曲の醍醐味だと思いますし、自分はどちらかというとこういった作曲スタイルがなんだかんだ得意であり好きなのだと改めて思いますね。


ラジオBGMということで「主張し（すぎ）ない曲調」というものを目指しました。会社や学校からの帰り道に、一日の終わりにも、流してもらえたら嬉しいです。


ピリカさん、改めて貴重なコラボの機会をありがとうございました！

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※楽曲は無料でダウンロードできます。感想やコメントなど頂けると幸いです！