練習のための練習
入っていた予定がバラシになって突然ヒマになりました。
これを書いている今日は2023年4月22日(土)。いきなり寒くなって秋の気配を感じさせる8月27日みたいな天気です。300年後の考古学者に読まれても問題ないように日付を記しておきました。
実は今、ギターの基礎練習に関する記事を書いています。
これはのちにnoteで公開する予定です。
その中に盛り込もうと考えていたけれども文字数の関係でカットすることになったセクションを、今日はこの記事で簡単に紹介したいと思います。
テーマはズバリ「練習のための練習について」。
僕はギターに特化した専門的な技術について書くというよりも、練習に対する考え方にフォーカスして記事を書くことが多いです。そのためギタリスト以外の方にとっても参考にしてもらえるような内容になっていると思います。
ぜひ気軽に読んでください。
練習のための練習について
巷でよく言われます。
練習のための練習をしても仕方がない、と。
練習が機械的に達成すべき単なるノルマになってしまっては効果を期待できないというような意味で、この言葉は使われます。
実際にギターの練習においても言えることですし、それ以外についてもきっと同じなのだと思います。
トークスクリプトをひたすら暗唱すれば営業成績が向上するかと言えばNO
ジーニアス英和辞典に乗っている英単語を全て暗記したらTOEIC満点とれるかと言えばNO
毎日クロマチックを弾いていればいずれめちゃくちゃギターが上手くなるかと言えば、、、NO。ですね。
ここまではシンプルな話なので分かってもらえると思います。
何のための練習なのか
では練習のための練習は不要なのかと言うと、そうではないと、僕は考えています。
練習メニューに取り組むことのできる基礎体力をつけるための練習も必要だからです。
バスケットをプレイするときに、「練習」します。フォーメーションなどのチームプレイも、3Pなどの個人プレイも、すべては試合で有効打を出すために練習するものです。目的は「試合」にあります。だから練習のための練習をしても意味ないです。
だからといって基礎体力がない人はフォーメーション練習の途中でバテテしまうし、体幹が弱い人間は正確な3Pを打つことが出来ません。
そのために腹筋を鍛えたり走り込んだりするのは、ある意味では練習のための練習であり、それは必要な取り組みです。
ギターにおいてもまったく同じです。
基礎練はスポーツにおける筋トレみたいなものだと捉えることが、それらに取り組むうえでは非常に重要だと思います。
体力づくりを一切せずにバスケの試合やろうとしても無理です。
英単語をほとんど知らないのにNY Timesを読もうったって無理な話です。
ギターの基礎練も同じで、それはインナーマッスルや単語力のようなものに似ています。
成功するために練習してはいけない
ただ勘違いしていけないのは、練習で「失敗しないこと」をゴールにしてはいけないということ。
練習フレーズを間違えないように弾くことはあまり意味がないです。
自分は今どのくらいの位置にいて、目標を達成するためには何が障壁になっているのか。それを明らかにすることが練習の目的なので。
できることが偉くてできないことがダサいんじゃないです。
できることだけを見てできないことからは目を背けるのがダサいです。
基礎練は、そんなダサいあなたにならないように救ってくれるものです。
まとめ
練習のための練習も必要
基礎練は筋トレみたいなもん
失敗することが練習の目的
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