「ハワイには日本人ばかりいる」とボヤく日本人
高速バス雑記シリーズ。その名の通り高速バスの移動時間を使ってお送りする雑記です。内容は、バスに関係ないことが多いです。
と言ってるそばから、今日はバスについて書きます。
僕が高速バスに乗るのはライブやセッションの移動目的が9割。タオルや靴下、爪切りなど入ったボストンバッグとギターを持って乗り込むので、バスに乗るにしてはちょっとした荷物です。
※アンプやエフェクターを含め大掛かりな機材が必要な場合は自家用車で移動する
ギタリストは(おそらくベーシストも)皆さんが思っている以上に周囲に気を遣っているものです。いかつい機材を持ち込んで車内空間を圧迫し他のお客様の迷惑になってはいけない、という意識をとても強く持っています。
そういったこともあり、高速バスに乗るときは出来るだけ奥の狭い席にひっそりと腰を落ち着けるようにしています。
ところが、今日は車内が混雑していてそれが不可能でした。
電車なら、わざわざ始発から乗るとか快速を避けるなど工夫出来ますが、高速バスじゃそうはいきません。来たやつに乗るしかないので、混雑した車内にがっつりギターはどこからどう見ても迷惑だと感じながら、既に着席していたお客様の隣に座りました。
話がそれましたが、今日の車内。
混雑しているなか悪いなあと思いながら、とにもかくにも座りました。
ここで、つくづく(俺という)人間は勝手なものだと気づきます。
しばらく座っているうちに、普段なら比較的すいてるのに何で今日に限っては混んでるんだろうと、不満が出てきます。
「自己都合」が暫定首位である「他者への配慮」をまくって逆転トップに躍り出た瞬間です。
そんな自分を俯瞰して僕は思うのです。
せっかくハワイに出かけたのに日本人だらけだったよーと文句を垂れる日本人。
なんで皆わざわざ日曜日に原宿なんか来るんだよーと愚痴る、日曜日に原宿へやってきた大学生。
混んでるバスに乗ってバスが混んでることを不満に思う自分は、そんなものと同じなのかもしれない、、、と。
2年前、コロナが流行し始めたころ、通勤時間帯の京浜東北線が一車両まるまる貸切で、乗ってるの僕だけみたいな状況に遭遇したことがあり。あれには、いくらなんでもさすがに驚いた。
帰りが遅くなり終電がなくなったので赤羽でタクシーをお願いしたら、「まさか呼ばれると思ってなかった」という、それこそまさかのセリフをドライバーさんから聞いて驚いたこともあった。
そんな頃と比べると、土曜日の朝から東京へ向かう高速バスが混んでいるのは、きっと喜ばしいことなのだと思います。
ちなみに僕はハワイ行ったことありません。
原宿も行ったこと数えるほどしかありません。
人混みが苦手なので。
ついでで恐縮ですが、明日11/27(日)のセブンスラジオでは、制作中のアルバムから新曲をひとつお送りしますのでぜひよろしくお願いします。