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冬銀河

ジユンペイ
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「記事から曲」2曲目はriraさんとコラボさせていただいた「冬銀河」。

こちらの記事では音楽的な解説をメインに書いています。コラボの背景やriraさんの作品についてまとめた下記の記事もぜひ合わせてお読みください!

https://note.com/rocjet1972/n/n3cf0a4d4604d

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今回のポイントは変拍子です。4分の2拍子と4分の4拍子を交互に行ったり来たりする構成にしました。
4分の2と4分の4は工夫せずに繰り返すと違いが分かりにくいので、リズムのアクセントを書き分けるところからスタートして、そうやって作った土台にコードを乗せて色付けしていった感じですね。

また、かなり強引な転調が繰り返されるのも特徴です。人によって考え方は異なりますが、僕の考えでは転調には二種類あって。ひとつは転調したことがわからないようなさりげない変化。もうひとつは、だれがどう聴いても明らかに転調だとわかるハッキリとした変化。今回のねらいは後者だったので強引な展開を敢えて選びました。その理由は、背景を解説した記事にも触れていますが、一通りに定まることのない複雑な心情のようなものを表すことにこだわったことと関係があります。

ギターに関しては、いい意味であまりギターらしくないフレーズになりました。これは出発点がメロディライティングであったためです。音作りや細かいニュアンスでギターならではの雰囲気を出せるよう工夫したので全体としてはまとまっていますが、ギタリストがコピーしたら新鮮に感じる曲だと思います。

riraさんの素晴らしい作品から、またひとつ新たな気付きを得ることができました。素晴らしいコラボの機会を頂き本当にありがとうございました!

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