音楽的言語化能力
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「RiNNe」プロジェクトも、後半戦に突入しました。
デモ制作でお尻に火がついているどころか燃え盛っています。
今日はそのデモ制作の中で感じたことを、改めていくつか。
音楽制作の話にフォーカスした内容ではありますが、考え方としてほかの分野の方にも参考にしていただけたら幸いです。
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音楽の制作は、脚本を書くことに、しばしば喩えられます。
起承転結に立脚していて物語がそこにあることが重要である、という意味です。
単純に「Aメロ→Bメロ→サビ」と順を追った構成になっていることが条件なのではなく、基本的なところで言うとトニック、サブドミナント、ドミナントを効果的に使っていること、なおかつそれぞれに裏コードや代理コードを駆使することで、如何にドラマチックな展開を演出するか、が音楽家の腕の見せ所ということになります、
これは楽曲のサイズによるものではない、というのがポイントです。しっかりした展開や構成を持たせるためにまとまった時間が必要かというと必ずしもそうではないという意味ですね。ミート・ローフの「Bat Out of Hell」のように10分かけて壮大な世界を描く楽曲も世の中にはありますが、それは、10分かけなければ表現できないものなのかというとそうではない、ということです。1分に満たない短さで構築された世界を表現する曲も存在して、ポイントはそこに物語があるかどうかに尽きるということです(誤解亡きように注釈しておきますが、Bat Out of Hellはロックオペラの金字塔。名曲中の名曲であります。興味があればぜひ)。
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僕は仕事柄、サイズ的には4~5分の歌ものに携わることが多いです。ここまで書いてきたことと若干矛盾しますが、そういったサイズの曲にはある種の型のようなものがあって、やり方として確立されているものはいくつかあるものです。進行で言えばⅡ→Ⅴ→Ⅰや丸サ進行(東京事変の曲「丸の内サディスティック」で使用されているコード進行。それ以外にもOfficial髭男dism「I LOVE ... 」やYOASOBI「夜に駆ける」など多くのJ-POP楽曲で多用されている。起源はGrover Washington jr.によるジャズの名曲「Just the two of us」にあるとされる場合が多い)など。これを使えばある程度こうなると予測されるものです。
これらは道具のように使われる場面も多くて、喩えるならパソコンのショートカットキーのようなもの。実際に便利ですし、多くの作曲家が用いる手法です。道具としてコード進行の引き出しが多いことは、決して悪いことではありません。
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