セツ、日々のの読書感想 (1)

2023年8月3日
❝旧約聖書、創世記、第1章❞日本語訳より
“初めに、神が天と地を創造した。地は茫漠として何もなかった。やみが大水の上にあり、神の靈が水の上を動いていた。
 神は仰せられた、「光があれ」すると光があった。”
 つづいて、❝老子、第25章❞小川環樹訳より、を読む
“物有り混成し、天地に先立って生ず。寂兮たり寥兮たり。 独り立って改わらず、周行してしかも殆れず、以て天下の母たるべし、吾其の名を知らず。これに字(あざな)して道とう。”云々、
読み比べてみて、そして、
おのづから、その相互のの天地創造ドラマの壮大な叙述の類似性に、心を撃たれずにいられない。
 「神」、といい、「道」といい。帰するところ、その力は人類においては、宗教と政治哲学へと、むすびついて説かれていくが、もとの大なる力は「自然」を規範とする、と老子は、はっきりと述べていた。



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