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九州 旅先の景色から
大自然にふれて「美しい」「壮大」「自然の脅威を感じる」… 畏怖にも近い感動があったのは、熊本県の阿蘇地方。
地元・北海道も自然豊かだけれども、あちらで見慣れた自然とは全く違う類の美しさを感じました。
アイキャッチ画像(上部の見出し)に設定したものも含めて、以上5枚すべて阿蘇の写真です。ひとくちに阿蘇といってもただただ広くて、道を曲がるたびに新しい顔を見せてくれる。自然豊かな景色に飽きがこない。1度や2度訪問した程度では道も自然も網羅できない。
一度行けば大抵の道は覚えてしまうわたしでも、スルメのように楽しめる自然。何度でも眺めていたい。
という訳で、ライダーとして阿蘇ツーリングを楽しみまくるつもりで熊本に滞在したはいいが、仕事に追われ、季節も冬に入り、肝心の相棒の調子もイマイチ。思っていたよりも阿蘇に遊びに行くことができませんでした。残念。
そんな阿蘇地方でも少し外れた山の中、お行儀の良い観光客は迷い込まないであろう、細い細い県道の先に大量のソーラーパネル。(写真に写しきれないほどに見渡す限り、びっちり)
わたしにとって未来に残したい自然No.1が、既に壊れかけていることにショックを覚えました。
ソーラーパネルはクリーンというイメージが先行しているけれども、実際のところ、山際を削り建設していく時点で自然破壊にしか思えず、原発が嫌なのはわかるけれども、本当にこういった解決策をとることで良いのか疑問に感じてしまいます。
閑話休題。
九州は山並みがとにかく美しい。新門司港で降りてバイクで走り出したときから、ずっとずっとそう感じていました。
長崎県内のアップダウンの激しさも、元はといえば地形によるものでしょう。地形の険しさと共存しながら住み続けている人がいる…。つまりそこに住みたいと願った人がいるから、道路等のインフラ整備が進んだ。
そう考えると通りがかりの旅人として変に感動してしまうのでした。
紅葉の季節の高千穂峡も阿蘇に負けず素晴らしかったです。宮崎県内は高千穂峡にしか行けなかったけれども、自然が美しいと聞いているから、暖かい季節に再訪したい県のひとつ。
佐賀県嬉野市の横竹ダムからの眺め。「日本の田園風景」とはこういうものだ!!と声高にして主張したくなる美しさでした。
しかし少子高齢化・人口減少で、地域そのものが維持できなくなると、こういった田畑・水田が荒廃して、空き家も廃墟と化していくのだろうか。そんなことを考えると今から憂鬱になります。
今目の前にあるすべてをそのまま継承することは難しくとも、どうか未来の日本の風景が世紀末的な荒廃っぷりを呈さないことをこころから祈ります。