ふぉ、ふぉーりみてっどさざびーず?????

初めて04 Limited Sazabysを知ったのは大学卒業前くらいやったかな。名前をいろんなとこで見るようになって、カラオケに行けば友達が『swim』を歌ったりしてた。

でも当時、全然好きじゃなかった。好きじゃないというより興味が湧かなかった。ポップやし、日本語やし、ハイトーンボイスやし。私が好きになる要素が特になかった。ボーカル女の子なの?って思ってたくらい興味がなかった。

転機が訪れたのは去年、彼らが「SOIL」をリリースしたときのこと。その頃の私には、彼らに興味を持つ要素がいくつかあった。
AIR JAM 2018でトリ前を務めたこと。いろんな人が彼らを「パンクスだ」と言っていたこと。大好きなナードマグネットが彼らの対バンに呼ばれたこと。
(ちなみにナードのことも最初は特に好きではなかった。その辺りは前にちょっとブログで書きました ⇒ http://roccarokko.hatenablog.jp/entry/nerd-magnet)

まあそんな感じで、軽い気持ちで「聴いてみるか〜」と思ってアルバムを再生した。再生したのよ。再生してしまったのよ、「SOIL」を。

やられた。もうやられた。何コレめちゃくちゃ良いやんけ。こんなバンドちゃうくなかった?と。
一曲目の『message』から、メロコアバカの私の胸をガシィ!掴んできおった。貧乳の私にも掴まれる胸あったんや!って嬉しくなった。わけじゃなくて、とにかく走るツービートに英詞。ファスト・ラウド・ショート。パンクやなあ!と。

そのままその流れで聴いた二曲目、『My HERO』でまたヤられる私。突然胸を掴まれたかと思ったらそのままその流れでヤられる。相手が音楽じゃなかったら訴えてるぞ、と言いたいところなのだけれど、私はそこで惚れてしまった。チョロい女代表。申し訳ない。

そっからはもう「もっと……もっと(オススメが)欲しい……」状態になってしまったのだけど、そこにつけ込んできた人がいて。Sugarさんっていうんですけど。
あんなことやこんなことをされて(訳:SugarさんにアルバムをオススメしてもらったりSugarさんの作ったフォーリミプレイリストを聴いたりしていた)、夏が始まるころには沼にはまっていました。

(うるせえ)

(まじでうるせえ)

まあそれは置いといて、先月出たね。シングル「SEED」。去年耕した土壌に、こんな種を蒔いたんですね。
私は昔からずっとこのバンドを聴いているわけではないから的外れなことを言っているかもしれないけど、『Puzzle』とかはすげえフォーリミらしいなと思った。でもポップで走るだけじゃなく、どことなく切なさ・哀愁みたいなものが漂ってる感じもする。まさに夏から秋に切り替わるこの時期の、強くて少し冷たくなった風みたいな。

個人的には『Montage』はうおマジか、ってなった。一発目聴いたときは正直「???」って気持ちが少し残った、変化球感というか。でもこの種が育ったら、このバンドはバケモノ的な一面も持つようになるのかなとか。「ビッグになる」とかいう意味じゃなくて、なんていうか、文字通り「バケモノ」みたいな(語彙力……)。ややグロテスクな一面、とも言えるかもしれない。

なんにせよ、新しくバンドを好きになれるというのはいつだって嬉しい。こうやって何かのキッカケで興味を持って、誰かのおかげでもっと好きになって、っていうのがあるから音楽は楽しいね。

P.S. ちなみに私は『paradise』が好きです。最後の歌詞がどエロいため。

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