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秋の俳句 〜その1〜

文藝誌ポストにぽつと秋の声

秋声や旧き友より文来り



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夜の更けて庭木囁く秋の声



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鎮守杜ちんじゅもり鴉の鳴くも秋の声



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左遷てふ人事身にしむ帰り道



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身に沁むや雨音に添うノクターン



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身にむや検査順待つ廊下の灯



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 皮肉にも俳句に興味を持ったのは、亡くなった祖母の部屋を片付け、多量の俳句雑誌を全て処分してしまった後のことでした。仕方ないのでルールも良く解らないまま、たま〜に(年数回ペースで)気ままに、其れらしきものを詠んだりしていました。

 そんなある日、転機が訪れました。縁あって地元の句会に入会させていただいたのです。 ”歳時記さいじき”というものも初めて購入しました。

 田舎なのでご高齢の方が多く、メンバーさんのほとんどは70代80代90代。でも皆様アクティブでアグレッシブで。何ていうか、豊かなんですよね。庭に花を植え、畑を耕し、旬の食材で料理やケーキを作る。読書に散歩、時には旅行も楽しむ。知識量も語彙力もハンパない上に、圧倒的な人生の経験値。もうね、深いんですよ。人として深い。並べるとペラいんです、私の句(泣笑)。

 それでも一年半くらいは続けられたでしょうか。初心者なりに楽しかったんですこれが。でもコロナや仕事や病気や何やかやが、一気にやって来て。昨年秋以降は全く詠めなくなってしまっていました。

 白杯を見つけたのはほんの偶然だったと思います。noteは今ハマりにハマってる嗣人様の小説、夜行堂奇譚を読むためだけに開いてましたから。

(夜行堂奇譚のチラ見はこちらからどうぞ ↓)


(白杯のチラ見はこちらから ↓)

 開催が9月だったら投句しようとは思わなかったかもしれません。でも10月でした。大好きな神無月です。濃厚な金木犀の香り。月見で一杯の季節。大好きな人のお誕生日は十六夜。なんだか久しぶりに詠んでみたくなりました(笑)。

 そして今日です。愛猫がどこからか引きずってきた茶封筒には、丁度一年前に詠んだ秋の句が......これはUPしろと言っている?

 白杯でnoteデビューしてみたら、びっくりするほどいろんな方から優しいお声を頂きました。スキ♡もいっぱい頂きました。予選句にも選んでいただいて、そちらでもまた沢山のスキ♡を頂きました。此処が温かい場所だと知りました。運営チーム、ボラの皆様、沢山の方に支えられた”みんなのハクハイ”だと知りました。まだあまり句は詠めませんが、参加できて良かったです。楽しかった。心からの感謝を......。



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