10年前の3.11は16km歩いた

2021年3月11日で東日本大震災からちょうど10年です。もう10年、まだ10年。さすがに今日は震災に関するニュースを多く見られますね。我が家ではあの日以来、防災リュックを用意し毎年3.11に荷物チェックしてます。
食べ物なんかも期限もありますからね。新しく買い足したり・・・

毎年防災グッズも高性能かつコンパクトなやつが出て、「えぇーこれいいじゃん」ってのがいっぱいあります。使わないにこしたことないアイテムですが、日々進化しているのに驚きです。

10年前の今日は会社で突然襲った揺れで始まります。当時は西新宿の古いビルが事務所で4〜5階だったかな。さすがに体験したことないすごい揺れで壁にもヒビが入って「マジでやばいんじゃ・・・」とドキドキしたのを覚えてます。
外を見ると車みんな停止してて、向かいのビルなんか窓ガラスわれてたんじゃないかな。

その後、東北がやばいとわかりニュースをみたり現地のライブ映像を見たんですが、真っ黒な波が追っかけてくる映像が。車がギリギリ逃げてるみたいな。あの後助かったんだろうか。映像がそこまでクリアじゃなかったけど、もしかしたら細かいところまで見たら人がいたかもしれない。
パニックというよりは「今何をするのか？」が全く判断できなかった記憶です。
逃げる？どこに？しばらくすると電車なども全部止まったというニュースを聞き、もしかして都内パニックなってね？って話をしていたんですが、なんせ事務所の壁にヒビが入っている以上この建物内にいるのも危険だと判断し、この日は帰宅して自宅の状態もチェックしろってんで、いろいろ済ませて夕方くらいから駅に向かったんですが当然駅は封鎖、外まで人が溢れていて新宿から渋谷まで徒歩。歩いていて段々冷静になってくると食べ物買った方がよくね？ってことで目に入るコンビニやらスーパーに入るも食料品＆その他は全部売り切れ。
みんな行動はえぇー。営業中に商品が一個もない風景初めてみた。

当時の写真を見つけた。どこの駅かな？？

途中見たドンキホーテは自転車が売り切れていた。電車がないのでみんな買って帰ったそうな。中目黒まで来ると細い道に列をなしてみんな歩いている。女子高生が公衆電話に入ってキャーキャーいってるんだけど、よく聞くと「この電話（使うの）初めてなんだけど、どうやるの？ウケるー」つってた。時代を感じた。
さすがに運動不足がたたって、新宿〜渋谷〜中目黒まできたあたりで足がヘロヘロになって、座る場所もなくむろんカフェもない。ネットで電車を検索してみるも、当たり前だが電車は止まったまんま。周囲はまだ明るいがもうすぐ暗くなる時間だった気がする。そして3月は寒い。

自分は当時東横線の新丸子に住んでいて、しばらく線路沿いを歩いていけば良いわけだが腹も減ったし疲れたなぁ。祐天寺〜自由が丘まで歩いたとこで時間は20時くらいだった気がする。店が全部しまってる中、自由が丘の吉野家だけ普通に開いていた！うわまじかよ。サラリーマンがいっぱいいるけど席もいくつか空いててすぐ座れた。まじかよこんな時にも開いてるのかよありがてぇー。久しぶりに牛丼食べて出発。
残りは自由が丘〜田園調布〜多摩川〜新丸子だ。距離的には3〜4kmくらい。家までもうすぐだよしいくぞ！と暗い道を歩き、いよいよ多摩川まで。
あとは丸子橋（シン・コジラで壊された橋）を渡って、東京都から神奈川に入れば家は近くだ〜。もう少しだ〜。
ってとこで東横線が多摩川を横切る。「えっ！？」
ってニュースみたら「東横線運転再開」ラスト1駅のタイミングで動いたかー（笑）
ま、そのまま歩いて帰りました。

そんな3.11の記憶