他の人がどのようにChatGPTを活用しているか気になりませんか?私は気になります🤔
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人のChatGPT活用方法が気になる🤔
皆さん、他の人がどのようにChatGPTを使っているか気になりませんか?私はすごく気になります。ということで国内外の様々な事例を調べてみました。
調べた内容は主に4つです👇
海外企業のChatGPTの利用事例
東京都の利用事例
マイクロソフト日本法人、社長の利用事例
最後に私の利用事例
海外企業の利用事例
OpenAIの公式サイトにChatGPTを業務利用している海外企業が紹介されています。現時点で35社ですね。その中から数社ピックアップして紹介します。
モデルナ
社内でAIを学習するためのプログラムを構築
AIの使い方をAIから学ぶシステムを構築
社内ハッカソンを開催しパワーユーザーを特定
臨床試験データの解析にAIを導入
契約書や社内情報に関するAIツールの開発
バイオテクノロジーの専門用語を投資家向けに翻訳するツールを開発
モデルナの特徴は早い段階からAIの可能性を感じ、社内導入する仕組みを開発したこと。
AI学習を目的とした仕組みをカーネギーメロン大学と共同で開発しています。2021年12月に報道された内容ですよ?取り組むスピードが凄まじいです。
社内ハッカソンを開発しパワーユーザーを特定し、そこからAIを浸透させる取り組みを行ったのも面白いです。AIに明るい人材を発見し育成する、という流れを早い時期から構築しています。
Superhuman
AIを使ったメール作成ツールの開発企業
メール業務の改善ツールを開発
ユーザーの文体でメールを作成
声からメールの内容を生成
受信トレイにメールの1行要約を表示
日本ではあまり聞きなれない企業です。メール業務にAIを利用すると何ができるのか?というアイデアを得られます。
SuperhumanのCEOは、このように話しています。
「私たちの多くは、年に小説数冊分のEメールを書いている。」
これ、人によってはこの位の量をこなしているんじゃないでしょうか。
メール業務の煩雑さは一部の会社員だけではなく、ほぼ全員に共通する課題だと思います。
そこでSuperhumanはAIを使ったメール業務のソリューションを開発しているわけです。Superhumanを使うとこんな事できますよ、というメッセージが刺さります。
モルガン・スタンレー
社内情報へのアクセスをChatGPTで再構築
社内データを学習させ、業務効率化を実現
モルガン・スタンレーが抱えていた課題が、「投資戦略や市場調査の情報をPDF形式で格納していた」ということ。
スタッフがこれらの情報にアクセスする際に非常に時間がかかっていたと。こうした社内情報をAIに学習させてアクセスしやすい仕組みを構築したそうです。
これも社内情報が蓄積している企業は使えそうなアイデアですね。
東京都
東京都も生成AIの導入を進めている
「都職員のアイデアが詰まった文章生成AI活用事例集」を発行
例)政策のアイデア出し
例)防災対応の計画案作成
例)研修の理解度を確認するためのテスト問題作成
自治体の事例も面白かったです。東京都が資料を公開しているので興味のある方はぜひ。
アンケート結果も公開されています。
文章生成AIをどのような用途で使用しましたか?というアンケートに対して、アイデア出し👉文章作成と校正👉要約の順に続きます。
AIの利用により仕事の効率が向上したか?という質問には、
上がると答えた人が約7割
変わらない、または下がる答えた人が3割
という結果になりました。
そしてこんな面白いアンケート結果もありました。
「生成AIを利用していない理由を教えてください」
1番多かった回答が「どの業務に利用したらよいかわからない」
これは都庁の職員に限らずChatGPTを使っている多くのユーザーが感じている部分だと思います。
AIすごいのは分かるけど自分の業務に落とした込んだ場合、どう利用したらいいんだと。
どの業務に利用したらよいか分からない問題
これ、AIを導入している企業の方からも聞きます。会社で生成AIを導入したけど思ったよりも定着率が低いと。ChatGPTのアカウントを作成したからといって、その日から業務効率化が進むわけではないんですね。
ChatGPTを自分(もしくは自社)の業務にどう落とし込んでいくのかが必要になってきます。
気付いたらAI使ってるという状況を作る
AIの利用を社員それぞれに委ねるとAIは定着しないケースが多いです。それならば、いっそのこと業務システムに組み込んでみるのも面白いアプローチだと思います。
例えば、メール業務で考えてみましょうか。メール業務改善のためにメールはAIに要約させて返信の下書きを作成するように、とルール作りしても多分使わない人も出てきますよね。
それならシステムとして組み込むと。先ほど紹介したSuperhumanのように、会社に届いたメールは自動で1行要約が作成され下書きも作成されると。あとは社員が内容をチェックして送信ボタンを押すだけと。
つまり、社員にAIをこのように使ってくださいね、と指示するのではなく業務の一部として組み込むと。
会議中はパソコン置いて録音開始ボタンを押すだけと。で、会議が終わったら内容が文字起こしして要約されたものが関係各所にメールで自動送信されるような仕組みを一度構築すれば意識せずともAIを使う環境を構築できます。
マイクロソフト日本法人、社長のAI利用
Microsoft Copilotを日常業務で利用
優先度の高い順にメールをリコメンド
会議前に会議資料を分析させ会議時間の短縮
必要なのはAIの筋トレ
PC Watchさんの記事で紹介されていた内容です。非常に学びが多いのでぜひリンク先から読んでみてください。
ざっくり紹介すると要約や情報収集に活用し業務効率化に役立てている印象でした。
印象的だったのは「AIの筋トレが必要」と語られていたこと。津坂社長自身もAIを使い始めた頃は思ったような生成結果を得られずヤキモキしていたそうです。AIを使い始めた人がぶち当たる最初の関門ですね。
ただ、そこから毎日使うことで生成結果も良くなっていったと。
そういった経験もあり、AIを毎日使って筋トレする重要性を説かれているわけですね。
私の使い方
概ね私の使い方は事例で紹介したような内容でした。
情報収集や要約で業務効率を良くする。
ここからは、上記で紹介されていなかった私なりの使い方について解説します。
キーワードは、AI×自動化です。
例えば、以下のような活用をしています。
AIを使った情報収集の自動化
海外のニュースレターを受信
ChatGPTに自動で投げて要約・翻訳
Todoistに結果を送信
海外のニュースレターに登録し、定期的にAI関連の情報を受け取っています。最初は手作業でメールを受信したらChatGPTに投げていました。
さらに効率化を図るため、メールを受信したら自動でChatGPTにAPI経由で投げて結果を自動で受け取れるようにしています。
論文の自動音声化
最近、実験している内容。AI関連の論文を自動で要約、翻訳し音声化しています。具体的にはOpenAIのTTS(Text to speech)という技術を使っています。
朝の5時に自動で処理が走るようにしているので、朝起きたら音声化された論文が手元にあるという仕組み。
これは論文以外にもニュースなどに広げられるので、色々試していこうと思います。
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