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モハメドビンザイード人工知能大学の研究論文からプロンプトの原則を学ぶ👨‍🎓

記事はポッドキャストでも配信。音声で聴きたい方はこちら。

論文について

紹介する論文は2023年12月に公開され、2024年2月に最終更新されたもの。決して古い内容ではないと思う。
ちなみにモハメドビンザイード人工知能大学はアラブ首長国連邦にある世界初の人工知能の研究、人材育成に特化した大学です。

プロンプトの原則

論文では、プロンプトの原則が26個紹介されている。

  1. 簡潔な指示

  2. 聴衆の設定

  3. 分割

  4. 否定的な言葉は避ける

  5. 質問者の役割設定

  6. チップを払う

  7. Few Shot プロンプト

  8. プロンプトのフォーマット

  9. 「あなたのタスクは」の使用

  10. ペナルティー

  11. 人間らしさ

  12. ステップバイステップ

  13. 偏りのない回答

  14. AIが十分な情報を得るまで回答させない

  15. AIからのテスト

  16. 役割

  17. 区切り文字の使用

  18. 特定の単語の繰り返し

  19. チェーンオブソート(CoT)

  20. 出力プライマー

  21. 詳細な文章

  22. スタイルの保持

  23. 異なるファイルにまたがるような複雑なコーディングプロンプト

  24. 特定の言葉やフレーズの指定

  25. AIが従う条件を設定する

  26. 見本の提供

参考:⁠https://arxiv.org/abs/2312.16171

プロンプトの大前提は簡潔さと明確さ

論文の冒頭では原則を紹介する前にプロンプトの大前提が紹介されている。

プロンプトで大事なのは簡潔さと明確さ

過度に冗長なプロンプトや曖昧なプロンプトは言語モデルを混乱させる。
そして、無関係な回答を導く可能性がある。
「なるほど」と思った。
特に組織でAIを内製で運営する場合は守るべき大原則だろう。
特定の社員しか読めないプロンプト、解読に時間がかかるようなプロンプトは組織運営において好ましくない。これはプログラミングにおいても同じ事が言える。
APIを使って言語モデルを操作する場合、プロンプトが短ければ単純にコスト削減にもなる。(API経由の利用は従量課金制のため)

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