OpenAIが検索AIのSearchGPTを発表
[読了目安: 3分]
AI系ポッドキャスト(耳で学ぶAI)を運営している矢野(@robothink_jp)です。この記事ではOpenAIが新しく発表したSearchGPTを解説します。
動画でも解説しています👇
SearchGPT
7月26日にOpenAIから新しく発表がありました。SearchGPTと呼ばれる新しい検索AIのサービスです。
概要をまとめると、
OpenAIが新しく提供予定の検索AI
現在ウェイトリスト待ち
リアルタイムの情報を会話するように検索できる
情報源の明確なリンクを提供する
このようになります。発表はしたけど一般ユーザーはまだ使えない状態ですね。
ウェイトリストというのは、まだ公開されてないけど公開したら先に教えるよ!というものです。こちらから登録できます👇
https://openai.com/index/searchgpt-prototype/
会話するように検索できる
SearchGPTでは会話をするように検索できます。
従来の検索ではキーワードによる検索が主でした。例えば「トマトパスタ レシピ おすすめ」のような複数キーワードの組み合わせですね。
AI検索では会話をするように検索が可能になります。例えば「唐辛子の入ったトマトベースのパスタのレシピを教えて。」のような会話での検索が可能になります。
AI検索の分野ではPerplexityという検索特化の生成AIが先んじていますが、OpenAIが参入してきたことでAI検索というジャンルがさらに認知されると思います。
検索の"深掘り"も可能
一度の質問で終わるのではなく、検索結果からさらに深堀りした検索も可能です。例えば、「(検索結果で返してくれた)トマトベースのパスタの中からペンネを使ったレシピに絞って」
これは従来のGoogle検索では出来ないアプローチです。
つまり、以前の検索結果を引き継ぎながら新しい質問を加えることができます。検索の深掘りが可能なことが従来の検索とは異なる点です。
検索結果の引用元を明示
SearchGPTでは回答の引用元を表示するように設計されています。
これによりユーザーはどの情報ソースから検索結果を生成したのかを調べることができます。
リッチなビジュアルを返す
検索結果はテキストのみではなく画像なども含みます。
これはGoogleがすでに導入している機能ですね。画像や動画を回答結果に含むことでよりリッチな回答をユーザーに提供できます。
ChatGPTで検索できなかった?🤔
ここまで読んだ方で「そもそもChatGPTって検索できなかった?」と思った方は鋭い!確かにChatGPTにはチャット上でBing検索を呼び出す機能があります。
BingとはMicrosoftが提供する検索エンジンです。ただ、Bing検索は精度があまり良いとは言えず使っているユーザーもあまりいない印象です。
現在は"AI検索と言えばPerplexity"という認識が浸透していると思います。
しかし、OpenAIは将来的にはSearchGPTをChatGPT本体に組み込むことも検討しているとのこと。私たちの検索行動が大きく変わるかもしれませんね。
【続報】早期アクセスは開始している
海外ユーザーの中にはすでにSearchGPTのアクセスを開始しているユーザーがいます。(羨ましい..)
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