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Mt.富士ヒルクライム2024シルバー獲得記(アクシデントあり)


前日

奈良を7時過ぎに出て、会場入り14時。
新東名が快適すぎて、予想以上に体力を温存してテンション高めで受付へ。

EXPOではKASKのVALEGRO Lサイズが現品限りで12000円でたたき売られていたので即購入。これで憧れのKASKユーザーです。
K-plusのヘルメットもアジアンフィットでMサイズでOKなので良かった。特にNOVAは非常に軽くて良い。今後買い足そうかな。

夕ご飯はほうとう小作で。人気店なのに回転が良いのですぐに座れた。

豚肉ほうとうと麦ごはん

食後、近くのスーパーへ翌朝の食料を買い出しに。
このスーパーから見た富士山が雄大過ぎて思わず声が出た。

晴れていればもっともっと凄いんだろうなあと

宿で仲間とYoutubeでコースの再確認をしていたら寝落ち。21時就寝。

当日

3:45起床。
朝ごはんに蒸しパンとランチパックのあんホイップ、エナジーゼリーを摂ってから駐車場の河口湖自動車博物館に。
古い戦闘機とかボンネットバスとかが置いてあって気分が上がる。

近くの3分ほどの登りを2本ほどでアップして。会場に。
第3ウェーブの第4スタートに並ぶ。刻々と近づくスタート時間。

記念撮影したりして緊張感を紛らわす



が。

Accidents will happen.

スタート直前なってパワーメーターがペダリングに反応せず沈黙していることに気づく。時々この症状はあったが、まさかこのタイミングでかよ…
大いに焦る。まさに予想外は然るべくして起こる。


そして


いやがおうにも鳴らされるスタート号砲

途中で停まってサイコンを立ち上げなおしてパワーメーターを接続しなおすことも考えた(いや普通はそうするでしょうよ)が、北麓公園横の登りを登っているうちに、「もう体感と心拍でのペーシングでいいや」と腹をくくってしまった。そのまま流れに任せて6:56スタート地点通過。

計測開始 6:57

ひたすら0Wを示し続けるマイGarmin…
しかもパワメ不動の件で軽く動転して、ラップボタンを500mほどしてから気が付いてから押すという体たらく。(なので経過タイムは録画動画より逆算しています)
気を取り直して深呼吸。料金所までは頑張りすぎない。

料金所 1:50

路面は思った以上にドライで助かった。
やや速かったり、やや遅かったりと脚の合うトレインがなかなか来ないので淡々と。
とりあえず、一合目下駐車場までは斜度がきつめなので頑張らない。
10分ほどでとあるグループにジョイン。これでもちょっと遅い感じ…

一合目下駐車場 11:42

このグループは先頭ライダーによって強度がかなり上下する。
でも単独で走るより楽しいぞ(もうすでに記録は捨てている)

5km 16:25(昨年比30秒早い)

そのままグループで5km地点通過。
(去年より30秒早いのだが、ラップも押し損じているし、そんなこと知る由もないわけで…)

一合目 17:58

そのままのグループで。集団の中に「明治国際医療大学」のジャージの選手がいた。
元・明治鍼灸大学。あの辺りは何度も自転車でも車でも走っていたので懐かしさを感じたり。
一合目過ぎてからちょっと集団が遅くなったように感じたので、
居合わせたこの赤いジャージの方についていく。

二合目 28:25

10km 31:21(昨年比20秒早い)

去年より速かった、ということはデータ解析してから知った…
赤い人との二人体制で、ちょうど樹海台駐車場で前の集団をキャッチ
この中にいるバルバ越前の若者(多分)と意気投合して途中まで。彼は脚力的にこれ以上前に出られないし、自分も「記録より記憶」と意を決していたので、彼を積極的に牽くことに。
関西の知っているジャージ(AXIS)が走っていて思わず声を掛けてしまう。

三合目 39:37

バルバの彼と二人で走り続ける。
「これでいける?」「なんとか」「向かい風だから回していこや」
「パワメ死んでる」「マジすか」「もう記録より記憶で走るよ」
なんてことをいろいろ話した。

15km 47:24(昨年より15秒遅い)

「目標何分?」「シルバー獲りたいっす」「このペースならいけるよ!」なんて。
ここでなんとあの別府史之さん登場

大沢駐車場 53:54

「脚質は?」「平地向きって言われてます」
「じゃあ、奥庭まで一緒だったら牽いてね」「できれば!」

四合目 55:32

ここから20km地点まで斜度がきつめのところ。焦らずマイペース。
山岳スプリットスタート通過
「イーブンペースでいこう、シルバー獲れるから」
「………(ぜえはあ)」(返事がない)
19.5km(推定)辺りは相当に向かい風が強く、自ら風除けをかって出る。

20km 1:03:03(昨年より1分遅い)

この前を走っているGrand Departの方が非常に力強かった(推定自分より年上)。
ここになってようやく昨年より遅いことに気づく。まあいいか。
ここから8:30~9分のイメージなので、ゴールは1:12くらい予想。
シルバーは手堅いからここからは楽しむことに。
その緩んだ気持ちを見透かすように、別府さんの集団が追い抜いていく。
慌てて食らいつく。ここらでバルバの彼とはお別れになってしまった…すまん。
彼、シルバー獲れたと思うけど…

奥庭駐車場 1:06:36

手前の急勾配を頑張ってこなして奥庭通過。
奥庭の上でアウターに入れようとしたら、多武峰朝練のチームメイトのケンタ君が颯爽と登場。
あっという間に見えなくなった。実業団仕込みのoniベアリングライダーはただもんじゃない。
ここからはアウターに入れて高速巡行エリア。
小集団に付いたり付かれたり。トンネル①前でもかなり車間を開けられてしまった。
トンネル②ではこのオレンジの方に牽いてもらって、トンネル出たらお礼に牽き返し。
トンネル手前③からの勾配が上がるところ。
ついアウターで行ってしまったけど、皆さんアウターなんだろうか?
トンネル③も単独で。
トンネル出てから…
1分ほど(体感的にはもっともっと長いけど)もがいてもがいて…

フィニッシュ 1:12:14(昨年より1分40秒遅い)

昨年より遅いタイムなのは予想できていた。
でも、昨年より遅かった落胆より、
パワーを見ずにシルバーを獲れたことの達成感の方が圧倒的にデカかった。
去年と同じところに写真を撮りに。途中でチャリダー坂バカ部の戸丸さんがいたのに気付かず…
着々とゴールしてくる仲間たち。ゴール後の語らいは緊張からの解放感もあって、いつも楽しい。
ハイチーズ。

下山して荷造りして温泉。そのあと御殿場に向かっていると須走あたりで豪雨。(どうも遅い組の下山はこの豪雨で大変だったらしい)
新東名に入ってからも愛知までは断続的な豪雨。雨レースにならなかったことに胸をなでおろしつつの帰途となった。

荒い動画も置いておく。誰の参考にもならないけど。

今回の心残りはパワメが生きてたらもっと攻めた走りができたかも、という点と界隈でカルト的な人気を誇るクソコーチ師匠に全く会えなかったこと。またいつか会えるよね…


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