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2023年、新フレーム選び顛末
最近、自転車のフレームを8年間乗ったGIANT TCR ADVANCED SLから変えました。
新しいフレーム選びの条件
万能フレームよりも軽量フレーム寄り
10年ほど前、KUOTAのKOM airなるヒルクライム専用を謳うフレームに憧れていました。
最近では、SpecializedのAethosにすごく関心がありました。近くにショップもないので、どんな乗り味なんだろうと妄想するのみ。
なお、TCRは2015年の納車後8年経ったいまでも素晴らしく万能なフレームです。初めはオレンジと黒のツートンでしたが、途中でフレームを愛車(クルマ)と同じ青色に塗り替えてもらったくらい。
とはいえ、フレームの流行や開発技術の進歩でキャラクターの際立ったフレームが増えてきたのも確か。やはり軽さもエアロと一緒で性能です。
8年間「超優等生」のTCRに乗っていたからこそ、何かに突き抜けたマシンに乗ってみたいという欲がありました。
サーキットレースに出るわけでもないので、エアロモデルよりも周囲の山を駆け上がるのに長けた軽量モデルに照準を絞りました。
28Cのタイヤが問題なく履ける
今回のフレーム更新の最大のきっかけになったのはこれです。25Cより太い28Cタイヤによる安定感を話には聞いていて、夢想しておりました。
TCRは設計2015年とやや古いフレームで、当時のトップモデルとはいえ、クリアランスの関係で一番太いタイヤでも25Cまでしか公式では履けないとのこと。当時はロードに28C、なんて考えられなかったのかもしれません。
最近のフレームは28Cが問題なく使用できるので、この条件はフレーム新調で叶います、
リムブレーキ用フレーム
ホイールをTCR完成車についてきたSLR0を長年使っておりました。これ一本をチューブレスで使い続けて7年。何も不足もなく、ほかのホイールも目移りせず。今から考えると完成車についてくるホイールとしては破格の性能だったと思います。
昨年、CADEX42Tubelessを購入。GIANTユーザーならBORAやZIPPでなくCADEXでしょ、と。登りも平地も行けて乗り心地も良くあらゆる速度域を楽しめる「超絶万能ホイール」として日々愛用中です。サドルもCADEX Boostに切り替えて数年経ちましたがこれに落ち着いています。
今回のフレーム更新に関しては、コンポは現用のアルテグラDi2(6870と8050のミックス)、サドル・ホイールは現用のCADEXを流用する方針でいきたかったので、このディスクブレーキ全盛のご時世ですが古式ゆかしきリムブレーキ用のフレームを探しました。
人と被らないブランド
困ったときに遠くのお店では相談しづらいので、行きつけの自転車屋で扱っているブランドを教えてもらって店長さんと検討しました。
CERVELOやLOOKの取り扱いもありましたが仲間内でも乗っている人が多く、人と被らないブランドとしてLAPIERREのXELIUSやSCOTTのADDICT、TIMEのALPE D’HUEZなどで探しましたが、取り扱いがないのともう完全にディスクブレーキに移行している模様で…
そんな中、FACTORではまだリム対応フレームをカラーオーダーできる、という話が。確かにネットで調べてもコンフィギュレーターがあります。
これで仕事の休み時間にポチポチいろんなカラーリングを試して遊んでいたらまあ楽しい!つい時間を忘れてしまいます。そんなこんなでFACTORでカラーオーダーすることしか考えられなくなりました。カラーオーダーするならトップグレードのO2 VAMよりも差し色も選べるO2かな?と。ところが…
枯渇するリムブレーキ対応フレームの在庫…
店長さんに在庫及びカラーオーダーの確認。すると、O2はモデル末期につき新規生産はなく在庫は尽きているとのこと。よってカラーオーダーも難しい…なんだと~
そうこうしているうちに本当に新型O2 VAMが発表されてしまいました。
案の定、新型はリムブレーキ用のフレームなし…さあどうする。
清水ステージダイブの心境でフレーム決定!!
旧型O2 VAMの該当サイズは本国に少し在庫あるものの、色はOrnateといわれる黒に白いマオリ的な模様を這わせた仕様のみとのこと。かっこええやん。
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これは一期一会とのことで、旧型になってしまったばかりのリム式O2 VAMで思い切ってフレーム決定!
GIANT TCR ADVANCED SLは地元のヒルクライムレースで優勝したこともある相棒として、とてもとても思い出深いフレーム。
途中で塗り替えてもらって友人でもあるメカニックの心のこもった逸品なので、これからも自転車部屋に大切に飾ります。
いつかは再誕することもあろうかと。
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