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Bambu Labの衝撃1~ここまでの熱溶解式3Dプリンタははじめて!
2010年頃から3Dプリンタに興味をもち、当時はamazonなどでは購入できなかったので、苦労してアメリカから船便で購入して(後から関税の請求があったり)、自作をして何とか動かしたりしていました。
当時からあるのはPLAやABSの樹脂を200℃程度で溶かして直径0.4mmほどのノズルから溶かした樹脂を積層する熱溶解式でした。
その後、光造形式なども安価に普及してきましたが、熱溶解式は原理的に造形の速度や精度は限界だと思っていました。
ところが、最近、購入したBambu Labの製品は、安価ながら驚きの速度と精度で造形を行う画期的な3Dプリンタです。しばらくしたら、熱溶解式はすべてこちらの製品になるのではと思えるほどです。
それでは実際に使ってみた様子をまとめていきます。
P1S 3D プリンター
購入したのは、Bambu Lab P1Sという機種です。
¥159,000 円のところ、セール中で、¥123,000 円で買えました。
次のような特徴があります。
特徴
すぐに使える、15分でセットアップ完了
筐体付き、高温素材までも多様なフィラメント対応
AMSを最大4台接続、16色のマルチカラー造形が可能
ハードウェアとソフトウェアが高い完成度
最大20,000 mm/s²の加速度、ベンチィを18分で印刷
リモート監視とタイムラプス撮影が可能な内蔵カメラ
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組み立てというほどのものはなく、運搬でずれないように入っていた緩衝材をねじで外すなど、いくつかのねじを取り外しするくらいでした。
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サンプルファイルがいくつか入っていたので、灰色のフィラメントを取り付けて、Turtleという文字があるものを出力してみました。
何やらカメの甲羅のようなものが造形されてきました。
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合計で5つのパーツが出力されました。造形速度はこれまで見たことがあるものの中でも一番で、高精度もかなりのものがあります。
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カメの頭を挟んで、H型のパーツでカメの上下を接続して完成です。柔軟性を持つ形状の部品もあるため、4つの足はばねのように柔らかく動きます。頭も伸び縮みでき、上手くできています。
こちらが組み立てて、完成したカメです。
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は次は、自作の3Dデータを活用して、2色の積層にチェレンジしてみたいと思います。