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赤崁楼はオランダ統治時代からの台南を知るランドマーク
赤崁樓(チィカンロウ)はオランダ統治時代の1652年に建立されました。当初はプロヴィンティア城(普羅民庶城)やオランダ人の建造によることから赤毛城とも呼ばれていたそうです。オランダ、明、清、日本の統治を経て現在に至るこの城は台南のランドマークとして、国家一級古跡にも指定されています。2016年の3月、はじめてこちらを訪問しました。
これはオランダ軍を降伏させている鄭成功の像です。1662年にここを攻撃して鄭成功が奪還した後は鄭氏政権を樹立しました。日本統治時代には陸軍病院として使われたそうです。
別の角度から眺めてみましょう。前方には石碑が並んでいます。
何やら亀のように見えます。
亀の石碑である石亀は贔屓(ひいき)とよばれる龍が生んだ9人の子の一人で、重責を負わされていたため、亀の形にされたといいます。贔屓は中国の伝説上の生物であり、重きを負うことを好むことから、古来より石柱や石碑の土台の装飾に用いられてきました。贔屓は「一生懸命に支えてその物に力を貸す」という意味で用いられていたため、そこから転じて「特別に目をかける」という意味となり、現在の贔屓の語源となったそうです。
清の時代に作られた海神廟は、海の神から台南を守るために建立されたものです。現在建物内には鄭成功の肖像画が飾られています。
文昌閣は教育の振興を目的に建設されたものであり、学問の神である魁星爺が祀られています。
建物から庭を見下ろした写真です。
この付近はオランダ統治時代のものが残されています。
最後に再度、全景紹介します。台南に出向いたらぜひ出向いてほしい観光スポットです。
・参考資料