東京大学の本郷キャンパスを訪問して2~T-BOXを見る
東京大学にあるデジファブ施設のT-BOX(隈研吾特別教授を中心に研究活動を進める積水ハウスの寄付による産学共同ラボ)を見学させていただきました。同じデジファブでも建築系の取り組みが多く参考になりました。
T-BOX
元々は建築学科の図書館だったスペースを改修したとのことで、当時のレンガなども残されています。下の写真の上部にあるのは透明なレンガ?で外部の光を取り入れています。
他の面からも光が入るように工夫されています。
T-BOXという名前がつけられているように、壁面にはたくさんのBOXがあります。
隈研吾氏の作品が数多く展示されています。
左の模型は高輪ゲートウェイ駅です。
デジファブ機器について
3DプリンタはUltimakerが6台並んでいました。
光造形の3DプリンタはFormlabでした。
レーザー加工機はUNIVERSALとHAJIMEでした。
建築学科だけに、木材加工ができる大型のNC工作機械のShopBotもありました。
学生の作品もさまざま展示されていました。
ちょうど建築学科の学生が作業をしている部屋などものぞかせていただきました。少し前までは(今でも?)、建築学科ですとスチレンボードなどで建築模型の製作などを行うと思いますが、ここにデジタルファブリケーションが加わることで、3Dの造形に幅が出るので、ますます活用されることでしょう。
付近の建物も壮麗な歴史的建造物です。
さて、私は機械系の人間なので、せっかくなのでということで、東大の機械系の実習室などもいくつかご案内していただきました。
こちらの工房はキャンパスの隅にあるプレハブのような建物ですが、ロボットコンテストの大会に出場するロボットなどを製作する学生の部屋のようでした。
他にも技官の方がいる機械実習室も見学させていただき、東大にも旋盤やフライス盤、ボール盤などがたくさんあることを確認しました。(工学部機械科があるのなら当然なのですが)
新年早々に貴重な見学ができました。
正門や付近の建物は、その1で紹介しています。