伊勢丹新宿店に林百貨店が期間限定でオープン
台湾の台南にある林百貨が2022年8月17日から伊勢丹新宿店で期間限定のPOP UP SHOPをオープンしました。8月30日まで開催されます。
台湾に出向いてことがある人でも台北だけしか知らない方には林百貨と言われてもピンとこないかもしれません。私が2014年にはじめて台湾に出向いたとき、台北だけでなく、南部の台南や高雄にも出向きましたが、当時、日本語で読むことができる台湾のガイドブックに台北の記事がほとんどで、南部の情報はほとんどありませんでした。インターネットで発信されている日本語の情報も少なかったです。その後、10回ほど台湾に出向くようになり、台北だけでなく台南にもほぼ毎回出向きました。
台南に関する予備知識がほとんどなく出向いた私が驚いたのは、古き日本を感じさせる建物が数多く残っていることでした。ちょうどこの頃から、日本統治時代の建築物をただ残すだけでなく、きちんと保存して残そうというリノベーションブームが始まったこともあり、毎回、建築物を見るのが楽しみになりました。その中でも代表的なものがこの林百貨だったのです。
この建物は日本統治時代に呉服屋を営んでいた日本人の林方一が1932(昭和7)年に創業したハヤシ百貨店です。5階建ての建物には当時の台南で唯一、近代的なエレベーターが設置されていました。戦後はいくつかの用途で使用されていましたが、1980年からは空きビルとなっていたところ、1998年に台南市定古跡に認定されたことから修復作業が行われ、2013年1月にリニューアルが完了し、2014年6月14日に林百貨として開業しました。この写真は2015年3月に訪問したときのものです。夜にも関わらず、とても混雑しており入場制限が行われるほどでした。1階には台湾のお土産、2階には台南デザインの雑貨や工芸品、3階には台湾のファッションやコスメ、4階にはカフェや音楽、アート、書籍、5階には台南レストラン、6階には神社と展望台などがあります。
詳しくは下記noteにまとめました。
そして、2022年8月に伊勢丹新宿店に林百貨店が期間限定でオープンするとのことで早速出向いてきました。(実は日にちを間違えて、オープン前日にも出向いてしまうほどでした。)
それでは販売されていたものを紹介しましょう。
まずは、台湾のおみやげで定番のドライフルーツです。パイナップルやマンゴーなどがありました。また、こちらも定番のお茶やコーヒーなどもありました。
購入したもの
帆布は台南でよく知られる、合成帆布行の製品でした。
百貨店1階のかなりのスペースにたくさんの商品が並んでおり、感激しました。林百貨のことは知らない方も多いと思いますが、通りがかりにチェックしていただき、台湾にも興味をもってもらえると嬉しいです。
(ちなみに商品はやや高額に感じました。店員さんとお話したところ、現在1台湾ドルは4.5円で、私が出向いていた数年前の1台湾ドル=3.6円くらいからかなり上がっていることも影響しているとのことでした。)
2022年には台湾に出向くことができると思っていましたが、8月現在まだ隔離が3日などあるようで、出向くことができるのはもう少し先になりそうです。
こちらがPOP UP SHOPの公式サイトです。
https://www.mistore.jp/shopping/brand/women_b/032532.html
台湾の林百貨のサイトです。