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XF56mmF1.2 R WR レビュー。最高のボケと写り(写真多め)

ひとことで言うなら「写りがやゔぁい

去年レンズ交換式ミラーレスカメラを初めて買い、レンズはXF18-55mmF2.8-4 R LM OIS → NOKTON 35mm F1.2 → XF56mmF1.2 R WR → XF23mmF1.4 R LM WRの順番で購入していた。

最初の半年は写りより軽さ重視、そこからバッキバキに写るレンズ1本欲しいなと思い、やたらと評価の高いXF56mmF1.2 R WRを購入することになった。

これが大正解だった。

もう18‐55mmには戻れない…そして、23mmも買うことに。カメラ始めて半年でレンズ沼にハマりかけ。

んな感じで、XF56mmF1.2 R WRについて書いていく。


外観

オール金属!質感も良く、見た目もかっこいい。
このずんぐりした感じが好き。

前玉はでかい。さすがF1.2

描写性能

圧倒的解像力

開放F1.2でもコントラスト、コーナーの解像度は落ちない。本当に何なんだこのレンズは…

1/4000, F1.2, ISO160

夜の撮影もなんなく。「スマホでこのノイズの少なさと、解像感はできないな」と思わされた写真。

1/38, F1.2, ISO800
1/100, F1.2, ISO800
1/170, F1.2, ISO2000
1/5800, F1.2, ISO640
1/3000, F1.2, ISO160

F1.2でも他のレンズをはっ倒す描写をしてくるが、F4まで絞ると更にいい。

F4まで絞るならXF18-55でいいじゃないか?という話だが、もう全く写りが違う。たぶん、色収差とコーナーの解像性能の違いなんだろう。

1/150, F4, ISO160


1/450, F4, ISO160

F8で風景をとってもいい。

1/105, F8, ISO640
1/400, F8, ISO160
1/170, F8, ISO200
1/35, F8, ISO160
1/80, F8, ISO1000


近接撮影

最短撮影距離、0.5m
最大撮影倍率、0.14倍(フルサイズ換算0.21倍)
換算85mmのレンズでよれるのはいいぞ~

1/500, F4, ISO160

左手にブルーベリーをのせて、右手でカメラを引き、ぎり撮影できる距離。

1/2500, F4, ISO160

テーブルフォトもいけます。

1/15, F4, ISO500

ボケ

とろけるようなボケ。玉ボケも収差がなく、ものすごく綺麗。

1/16000, F1.2, ISO160

SSを1/32000秒まで上げれるので、真夏の昼間でも開放F1.2から問題なく使えた。エントリー機で1/32000秒、上位機種だと1/180000秒まで切れる。どうなってんじゃFujifilm。

F1.2だとレモンボケと周辺減光がでるが、これはこれでいい。

1/1500, F1.2, ISO160

玉ボケはF8ぐらいまで絞っても、円形。11枚絞りが効いてるんだろう。
F4の玉ボケは、こんな感じ。

1/450, F4, ISO160

あ、ポートレートもいけます。(一番重要
Minecraftの顔面で隠したけどなんかコラ画像感...

1/2900, F1.2, ISO160


1/2200, F1.2, ISO160


ボケ量比較。
F1.2 ぼっけぼけ

1/1800, F1.2, ISO160

F4

1/180, F4, ISO160

逆光耐性

めちゃくちゃ強いです。
バチバチ逆光でもコントラストの低下は無いし、フレア、ゴーストもほぼ出ない。XF18-55を使ってて、特別気にしてなかったが、このレンズを買ってからは逆光耐性にうるさくなってしまった。

光学設計が完璧

詳細なレビュー動画と記事

ChristopherFrostさんと、LensTipさんのレビューを見てほしい。もう何も言うことのできないレンズ。

レンズが良すぎて…
ChristopherFrostさん「この世のものとは思えない」
コメント欄「Fujifilmが盗んだエイリアンテクノロジー」
これ好きw

(https://youtu.be/BPkVppuFzS0)

(https://www.lenstip.com/647.1-Lens_review-Fujifilm_Fujinon_XF_56_mm_f_1.2_R_WR.html)

1型と2型の違い

逆光耐性とコントラストの違い、ぱっと見で分かると思う。

(https://youtu.be/moifxJOqjTk)
買うときに注意してもらいたいのは名前が似ていること。
1型は"XF56mmF1.2 R"
2型は"XF56mmF1.2 R WR"
1型と2型ではレンズの特性がだいぶ違うので間違えないように。

おすすめは、2型の"XF56mmF1.2 R WR"です。

欠点

AF

DCモーターが採用されている。
合焦精度は、リニアモーターのレンズと比べても変わらないが、合焦までの速度は"とろい"。あと、静音ではない。「ゴォー」と鳴るけども、外で使ってて気にならないレベルの音の大きさ。

モーターの話はX labでも取り上げられてる。開発陣の方の話を聞けるのは興味深い。最終的にLMを諦めて、F1.2と最高の解像性能を優先にしたのは、大正解だったと思う。

(https://youtu.be/wyJGMA-wbbQ)

開放での周辺減光、レモンボケ

少し絞るだけで大幅改善される。

フォーカスブリージング

かなり強め。

絞りリングのクリック感

XF23mmF1.4 R LM WR、XF18-55mmF2.8-4 R LM OISと比べてクリック感は緩め。個人的にはXF23mmF1.4 R LM WRの硬めでコリコリとした感触が好み。

まとめ

AFがDCモーターだが、その欠点を考えても、自信を持っておすすめできるレンズ。驚異的な解像度と美しいボケ。1度使ってみてほしい。というか買いましょう!w 「Fujiのカメラ持ってて、このレンズを使ったこと無いは、ないでしょ」と人に言えるぐらい勧めれる。

最後に
40メガセンサーを出してきたあたりからFUJIFILMの様子がおかしい。いい光学設計のレンズばかり出してくる。あのー、ありがとうございます!あと、XF56mmF1.2 R WR と同様、LMを諦めて大量のレンズをDCモーターで動かしている、GFXのGF55mmF1.7 R WRをいつか使ってみたいなと思ってる。


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