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カオス・フロア(うそつき店員は誰だ)

1F
 それはありそうでなさそうだった。
 僕は2Fに上がってみることにした。


2F
 フロアが広すぎてよくわからない。
 あきらめて店員に聞くことにする。
 広いだけあって店員の数もそれなりに多い。

 店員A「ここにある分だけになるんです。
    それは1Fにあるかもしれないです」

 ここにある分だけになる。
 その台詞、覚えておいて損はない。
 自己主張を控え客観的事実を述べれば反論はしにくい。


1F
 店員B「ここにはこんなものしかないんですよ。
    あとは2Fにあると思います」

 それはきっと2Fにある。
 あると思われるならば上がるしかない。


2F
 店員C「ここにはないですね。
    あるとしたら1Fになります」

 店員の数は多い。それだけ仕事も多いはず。
 仮定の話にかけて僕は1Fへ下りる。
 忙しい店だ。


1F
 店員D「それですか。うーん。それは……
    ちょっとお待ちください。
    もしもしEさんDですけどちょっと教えて。
    それなんですけどあるかな?
    はあはあはいああそうなるほどありがとう。
    お客様わかりました。
    2Fの2番通りに1つあります」

 わからないことはわかる人に聞くのが解決の近道だ。
 僕はようやく真実にたどり着くことができた。


2F2番通り
 「これだ!」
 ついに僕はそれを見つけた。

 1980円? 何か思ってたのと違う。

 そうだ。百均に行こう!



#真実 #日記 #エッセイ #多様性

#働き方改革 #カオス #行ったり来たり

#迷路 #ミステリー



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