らんま1/2を20年振りに読んだ感想

2020年4月7日 01:06

小学館のサンデーうぇぶりでらんま1/2が全巻無料だったので、20年振りぐらいに読んでみたら高校生のときの印象と全く異なっていたので驚いた。

何にびっくりしたのかを備忘録としてまとめたいと思う。

①女装する男性に対する表現がびっくりするぐらい雑

らんまを知らない人にどんな漫画なのかを説明すると

水をかぶると女になってしまう高校生格闘家・早乙女乱馬とその許婚・天道あかねの交流を軸に家族・友人を巻き込んだドタバタ騒動の日常を描いた格闘ラブコメ作品。wikipediaより

という話。

水をかぶると女になってしまう男子高校生が主人公だが、この主人公に対する表現が本当にひどい。

・第1巻で天道家の3姉妹（なびき、あかね、かすみ）の中で誰がらんまの許婚になるのかが話し合われるなかであかねは「誰があんな変態」

・女性になったらんまが女性の下着をつけてる写真に「俺は根っからの変態だぜ！！」というキャプション

・女性になってしまうらんまは「オカマ」といい続けられる。

漫画の中では男性でも女性でもない人＝オカマと侮蔑されており、なんかもやもやする。

らんまはあかねに恋心を抱いているものの、全く素直に表現しない。

それどころかあかねに対して罵詈雑言を浴びせ続ける。

小学生が好きな女の子に対してイタズラをするみたいな話があるけど、あれをもっと煮詰めた感じ。

セリフを並べると本当にひどいぞ！！

・胸が小さい

・（あかねの体に対して）そんな胸見たくない

・スタイル悪い

・寸胴女

・おれがこんなかわいくねー女の色香に迷うわけねーだろ。

・尻軽女

etc

息を吐くようにあかねを侮蔑し続けるらんまは本当にひどい。

あかねはらんまのどこが良かったのかが全くわからん。

実際らんまに対する感想を調べるとこういったものがある。

乱馬につれない態度や悪態つきながら
乱馬がほかの女の子と仲良くすると暴力振るう茜の良さが
小学生の私にはわからんかった。

らんまの初期のライバルに九能帯刀という剣道の達人が出るけど「交際しよう！」と素直に自分の感情をあかねに伝えるが、九能帯刀＝変態という描かれ方になっている。

今私は自分の感情がうまく外に出せないことに悩んでいるが、多感な時期にらんまを愛読していたことは大きな原因になっているのではないかとさえ思う。

中国キャラクターシャンプーは女らんまを暗殺しようとし、男のらんまに結婚を迫るという設定。

昔読んだときはわからなかったがシャンプーは見ていて気持ちがいい。

九能帯刀と一緒で好きな人には素直に愛情表現をして、さらに強い。

普通に「らんまに近づく女はすべてこ○す」みたいなセリフをさらっという。

らんまは読んでいくとわかるが、めちゃくちゃ大量のキャラクターが出てくる。そのなかでもシャンプーの登場回数はかなり多い。

作者のお気に入りだったのでは？と思って検索するとそういった記事が実際にあった（リンクが見つからず。。）

らんまはアニメでも人気があったけど、OPの映像を大阪の劇団が再現してて笑った。

アニメのOP

劇団が再現したやつ