投資家から起業家になった理由(前編〕


2020年にロボットコンサルティングを設立して、ちょうど4年がたった。

弊社は、4年目にしてようやく上場申請中である。

ワールドカップが4年に一度の晴れ舞台であるとしたら、上場するという事は、起業家にとって、それに等しい憧れの晴れ舞台である。

今の会社を設立する前は、社労士法人や弁護士法人の他、企業経営にも携わっていたものの、私の本業は投資家であった。

一切メディアに出ることもなければ、代表取締役にすらならず、未上場のスタートアップのエンジェル投資家として、また、たまに出る上場企業の大量保有報告書や、上場企業の大株主の名前として登場していたぐらいだ。

今でこそ多少慣れてはきたものの、メディア取材や対談などは苦手であるし やはり嫌いである。

正直、投資家として数十億稼いできて、ある程度の金額がたまった瞬間から、お金の欲なんて まったくなくなった。

その日常の中で感覚的に残ったのは、くさった札束と金の損得でしか人のことを判断しない、腐った人間関係。

自分の成長よりも、金の数字だけの、マネーゲーム。

そこにロマンもなければ、信用できる人もいない。

ただの孤独だった。

成功者になったつもりが、ただの金の亡者だった。
よくいう、本当の成幸者にはなれてなかったのだ。

その僕が、なぜ、投資家をやめて、フルベッドして、起業家になったのか。

なぜ、突如として表舞台に姿をあらわしたのか

その内容は、後編で語るとしよう。




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