理想のチーム

One for all,All for one.
1人は皆のために、皆は1人のために

スポーツのチームだけでなく、あらゆる組織でよく聞かれるようになった言葉である。

たしかに、理想のチームを語るのに、大切なことをわかりやすく表現してくれていると思う。
しかし、言うは易しで、どうしたらそんなことができるチームになるのだろうか、それを知りたいのだ。
いや、もしかしたらトレーニングコーチになってから25年、ずっとそれを追い求めているように思う。

20年以上前、大学ラグビー部のサポートをした1年目、公式戦前日の練習の時だった。ラグビーでは試合前日は、キャプテンランと呼ばれる軽めの練習が実施される。キャプテンランとは、字のごとく、主将が全てをリードして練習をするもので、チームの士気を高め試合に臨むものだ。
監督やコーチだけでなく、メンバー外の選手も、とうぜん、それを見守る。
もちろん、時には外から声をかけて仲間を鼓舞する、そんな選手がいる反面、数名の選手はグラウンドに背を向けて私語をしながら談笑していた。
その姿を見た時、このチームの長いラグビー部の歴史のなかで、2部が定位置である理由がわかったように思った。とは言え、私もスタッフの一人、そうしたチームを作っている当事者の一人なのだ。

もしかすると、別のトレーニングコーチなら、彼らの振る舞いを気に留めなかったかもしれない。
しかし、私は、このチームに限らずに、こうしたチームは強くなれないし、誇りを持つことができないと、強く感じてしまうし、なにより、そんなチームは好きではないのだ。
それは性格的なものもあるかもしれないが、きっと自分が所属していた高校野球部の影響が大きいように思う。

部員が100名を超える、そのチームは公式戦では、グラウンドとスタンドは完全に一体化していた。スタンドにいる部員の誰もが仲間を信じ、そしてグランドの選手たちは、スタンドの仲間のために戦っていた。
そんな、奇跡のようなチームの一員として、過ごすことができた私には、公式戦前の練習で、他人事のようにいられる選手たちの存在は、気になって仕方なかったのだ。

チームを一つにする。
もちろん、簡単なことではない。
ただ、トレーニングを指導する時にも、とても大切なこと。
そんな話の詳細も、下記のセミナーでお伝えしたいと思います。
答えではなく、あくまで私が経験し、25年試行錯誤していることをお伝えしたいと思います。むしろ失敗談かもしれません。

何か、ひとつでも現場で選手たちと、日々もがいている方のヒントになるものをお伝えできれば幸いです。

セミナー詳細は下記になります。
ご興味ある方おりましたら、ぜひご参加ください!
時間合わない方でもアーカイブありますので。


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