やりこむことの大切さに気づく
本日は、茨城県日立市の高校野球部のトレーニングセッション。
新チームとしては2回目となるが、モビリティや下半身、体幹、上半身のトレーニングを実施後に、ラストにミッドサイスナッチにチャレンジ‼️
一年生は、全ての種目が初めてで、二年生は、ハイプルまではやってたけど、スナッチは初チャレンジ。
最初は、なかなかうまくいかない選手も多かったのだが、ラストのスナッチは、多くの選手が初めてとは思えないほど上手くなっていた。
途中、オーバーヘッドスクワットが上手くいかなかった一年生に、個別でアドバイスすると、彼はお手本のような素晴らしいオーバーヘッドスクワットが出来るようになる。
もう、こちらまでビックリするくらいの変化だった。ほんの3分くらい別のことをやってみただけなのに。
あまりに、良くなったので、一度、全体を止めて彼に、その変化の過程を皆んなの前でシェアしてもらった。
そして、ラストは皆んなの前でオーバーヘッドスクワットを披露してもらう。
「おー、ほんとにむちゃくちゃ上手いね、拍手👏‼️
教えた人が上手いのか、彼が上手いのか、ほんとにむちゃくちゃ上手いね」
と冗談言いながら、褒めまくる、マジで上手くなった。
すると、彼をきっかけに、何か掴んだ選手たちが多かったのか、後半は皆んな、みるみる上手くなるではないか。
トレーニングの見学に来ていた方からも、終わったあとに、「今日、初めてスナッチやったんですよね。それが、あんなに出来るようになるなんて凄いですね」とお褒めの言葉を頂く。
できない人をできるようにするのがコーチ。
少しは私もコーチとして成長しているのかもしれない。
でも、もし私のコーチングで、彼が短時間で劇的に変化したとしたら、それは、過去の上手くいかなかった選手たちのおかげであるのと同時に、この一年と少し、私自身がスナッチの練習をやりまくっていることがあるように思う。
自分がやりこむことで、見えてくるものがある。また、幸いにも、私は何でもすぐできるほど能力が高くないので、スナッチもなかなか苦労しているのだ。
その過程で学んでいることが、今日の指導につながった可能性があるのだ。
改めて、トレーニング指導者は、自分がトレーニングをやり込む重要性を感じた。
引き続き選手の力となれるよう、精進あるのみ。