「子どもたちはあなたが教えようとしたことは覚えていなくても、あなたがどんな人だったかは覚えている」

子どもたちはあなたが教えようとしたことは覚えていなくても、あなたがどんな人だったかは覚えている

昨日、昨年5月から今年の3月までに10回にわたるムーブメントセッションをさせてもらった鎌倉市の中学バスケ部の選手達からの嬉しいプレゼントを頂いた。

それも、この4月まで顧問の先生が、わざわざ私の自宅近くまで別件があるという事で持ってきてくれて直接、手渡しで頂いたのだ。

もう、のっけから私にとっての明日からのエネルギー源となる言葉の数々だった。

そのメッセージのいくつかを紹介させて頂く。

・トレーニングを受けてみて、重心の移動、股関節のひねり、ジャンプするまでの歩幅の大きさ、切り返しなど色々なことを教えてもらいましたが、練習中、私の中で一番印象に残っていること・気付いたことは、「ストップ」です。「ストップ」は、ジャンプする時や、ディフェンス・オフェンスをする時などに、つながってくるという大切なことに気が付きました。そんなことに気付けたのは、トレーニングの質問タイムで、私が「ストップ」について質問した時に、森下さんがていねいに、そして、くわしく教えてくれたからだと私は思っています。私がこれからバスケットボールだけでなく、ほかのスポーツにもこのトレーニングを知った知識を生かしていきたいと思います。本当にありがとうございました。
(1年 R・T)

・1年間私達に体の使い方やフットワークを教えてくださりありがとうございました。森下さんが教えてくださった事で私が一番バスケでつかっている事は、体のきりかえし方です。森下さんに体のきりかえしを教えてもらってなかったら私はまわりの人よりワンタイミングぐらいきりかえしがおそかったと思います。でも、今では森下さんに体のきりかえし方を教わったおかげでまわりの人より体のきりかえすタイミングがはやくなりディフェンスやオフェンスがつよくなったと思います。
あと、高く飛ぶジャンプのしかたを教えてくださり私はゴール下のシュートするときに前までは、そこまでジャンプしていなかったけど今では自然に軽くゴール下のシュートで高く飛ぶ事ができています。それは、森下さんのおかげだと私は思っています。最後に1年間本当にお世話になりました。これから森下さんが〇〇中学に来る事はあまりないと思いますが、私は森下さんが私達に1年間教えてくださった事を後輩にも教えていきたいと思います。(1年 N・N)

・1年間お世話になりました。1年間を通して学んだ事はたくさnありますが、その中でも特に忘れちゃいけないな、と思うことが1つあります。それは森下さんがくんでくれたメニューの中に入っていることが1番多い基本のしせいであるパワースタンスです。理由は毎回森下さんの説明の中に形として入っているのが多かったのと、このしせいから多くの動きにつながるからです。つながる動きの中で1番印象的だったのはリバウンドを空中で取った後の形です。私はねんざしやすいのもあってこのスタンスをとっても大切にしています。さらにリバウンドの後にふむことの多いピボットのうごきにもつながります。この動き以外にもたくさんつながる動きは多くあるので常にこの形を意識していこうと思いました。1年間で学んだ事はこれ以外にもたくさんあります。森下さんの練習メニューはすべてつながっていて、さらに動きの目的とその動きの応用の仕方までわかりやすく教えてくれました。森下さんが言っていた教えて上手くなるを今年は挑戦してみます。1年間ありがとうございました。(1年 H・O)

こうした、技術的な面での成長を書いてくれた選手もいれば、下記のような別な側面について書いてくれた選手もいた。

・1年間ありがとうございました。
森下さんのおかげでチームが強くなれました。仙骨を使うことでジャンプ力を高めたり、フィジカルを強くしたりと仙骨の使い方を変えるだけで、こんなに変わるんだとびっくりしました。
もちろん、辛い練習もあったけれども森下さんはいつもニコニコしていて自分たちも元気になりました。いつも、いろんなことを教えてくださり本当にありがとうございました。
これからも、ずっと元気でいてください。
(2年 M・I)

・1年間お世話になりました。最初、森下さんと出会った際は、あまり理解できず。困っていました。しかし、そんな自分達でも一生懸命に、細かく教えてくれたことが印象です。特に仙骨については、よりくわしく教えてくださいました。また、自分達に合わせて、自分自身がプレイしてくださったり、バスケにつながるトレーニングということで積極的に教えてくれました。バスケ部からすると、本当にありがたいことだと思います。他にも、1つのプレイに、自信のつくようなかけ声をかけてくれたり、選手1人1人が自信を持てるようにしてくれました。この事は普段の部活でも当たり前にしないといけないことなので、見習わないといけないと思いました。今回は1年間だけでしたが、また、どこかで出会えたらトレーニング教わりたいです。本当にありがとうございました。
(2年H・K)

昨年の4月に、以前に一度だけムーブメントの講習会にて、お互い受講生として参加したことがご縁で、先生から指導の依頼の連絡を受けた。
来年の3月で自分は異動してしまうので、その前に選手たちのパフォーマンスを向上させるものを伝えたいと思いお願いしましたと。
いわゆる普通の市立の中学のバスケ部。人数も男女合わせて20名ちょっとのチーム。そんな予算は無いはずだったのだが、なんとトレーニング指導料は先生の自腹とのこと。

いやー、そんな先生の熱い思いを受けて始まったセッション。私もなんとか先生の期待に応えられるものを提供できるように、そして私がいなくなった後でも、選手たちのものになるものを提供できるようにと試行錯誤しながらセッションを進めた。

それでも、先生の熱い思い、そして選手たちの本当に純粋で素直さなお陰で、選手たちは回を重ねていくごとにドンドンと動きがよくなっていった。
とは言え、それは私や先生から見た目。
今回のこの選手たちの言葉により、あー、私なんかが思っていた以上に、色んな事が選手たちに届いていた。
本当に素直にむちゃくちゃ嬉しいのである。

そして、昨年より自分自身のコーチングについて自信を失いかけていた私にとって、セッションのたびに選手達からエナジーをもらえていた。

改めて、先生と選手たちには感謝しかない。
そして、この経験を今後に出会う全ての選手たちに還元できるよう引き続き精進したいと思う。



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