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2021年06月26日_俺たち(だけ)の、オリンピック

レポート書くのをすっかりサボっていました。ごめんなさい!夢の中で打っていたこともあり…朝、目覚めて「あぁ・・・」となる日も。気がつけば明後日が開会式であります。なので、今日書きます!

■企画趣旨

様々な意見はありますが、東京オリンピック開催まであと1ヶ月の絶賛準備期間の状況を、この目で見る、体験する、ということ。もう、これです。
 
ーINTRODUCTION
時に、西暦2013年9月7日、ブエノスアイレスIOC総会。
「お・も・て・な・し」が一斉を風靡し、プレゼンテーションがモノゴトの決定に重要な要素となることを世に知らしめたTOKYO2020確定の夜。思えば、あの瞬間が古き良き時代のピークだったのかも…知れません。

時に、西暦2020年。世界はディストピアと化しました。あらゆる祭典は開催中止/延期/無観客という事態に追い込まれ、全てと言って過言ではないあらゆるイベント、フェス、コンサートが中止となり、TOKYO2020も1年延期へ…。その影響は学校、職場、日常社会生活そのものにも波及していく。一体何件の店舗が閉店を余儀なくされたことでしょう。

そして言わずもがな、延期から1年後となる夏は、もうすぐそこ。
…とまぁ、いろいろあってオリンピック、やれるのか?と。事態解決の出口は遠いぞ、と。何より、オリンピック目線でなくても皆疲れちゃってますよね。心が折れそうにもなるよね。

ですので、ちょっとここらで一息ついてみようと思います。神宮の広い空の下、(お互いちゃんとマスクして)深呼吸してみたいと思います。
本来であればあの日、あの時、あの場所で世紀の大イベントが開催された新国立競技場。あえての今だからこそ、改めて現地でじっくり見つめてみませんか?

もちろん感染症対策にはそれぞれ万全を期しての参加をお願い致しました

緊急事態宣言が解除され、絶妙なタイミングではありましたが…まさかこの時本当に「無観客」が決定するとは思っておりませんでしたねぇ。

■集合(予選)

有志の方はホープ軒千駄ヶ谷店にフライング集合し、お昼を済ませてから本集合へ向かいます。安定の味。

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振り返ればそこは新国立競技場ですが、本集合までできるだけ見ないように(無理)心を鬼にして麺をすすります…。おいしい。

■集合(本戦)

ある意味ハイライトになってしまうかもしれない場所で今回の参加者さんたちと集合。お天気もよかったので、うしろの五輪モニュメントにはこの後長蛇の列が。私達はディスタンスを意識しつつ並ぶのが面倒だったので、ちょっと離れたところから。

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ブロック団に所属するIさんが秘密道具を。「あら~すごいわねえ~」と躊躇なく話しかけてくる、完全に通りすがりの奥様。そのコミュ力、分けてください…

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某スポンサー案件で東京にずっと詰めているMさんが初参加、急遽駆けつけてくれました。早速メンバーのみなさんと打ち解けていくあたりは、流石。
では、いざ出発!

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■見どころ・ポイント

ブラタモリ感で神宮外苑~新国立競技場の外周を1周するだけなのですが、お互いの価値観で観る。そしてそれを共有することに意義があります。

「は~、そんなところにそんな面白いものが隠れていたのか!」
「このヒトはそんなものが見えているのか」

という気づきの連続は、本当に驚きがあります。例えば…

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はい、いわゆる新国立競技場です。つい1、2週間前にロケハンに来た時は外周の壁はまっしろの状態でそっけない感じだったのですが、ラッピングがされておりちょっとずつ本番に向けて様々なことが進行中であることを否が応でも感じさせられます。これを目撃するだけでも胸アツではあるのですが…

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一方、まだ工事が絶賛進行中であったりするエリアもあり、壁面真っ白な部分も健在。我々はむしろこちらに反応しがち。

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ここです。私達の活動の魅力は。
誰かが何かを発見するのです。このタイミングでは壁に空いた小さな穴を発見した人がいて、皆で覗き始める。

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中はまぁどうってことない工事現場なのですが…もうこの風景は開幕してしまうと壁そのものも撤去されたりラッピングされたりします。よってもう観ることが出来ない「瞬間の美学」なわけです。何より全力でテロ対策警備を強化する本番期間中であれば、こんなことしてたら速攻で職質をかけられること間違いなしなわけです。そして…一人だったら絶対素通りする。皆でわいわい歩くからこそ発見できる気づきであります。これが面白いのよ。

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また、ひたすら施工体系図なるものや、建築許可票に寄ってまじまじと眺め、「ほ~~ん。このゼネコンが入っているのか。果たしてどれだけの金が動いたのかねぇ。癒着かぁ…?」とかあらぬ妄想をしてみたりするメンバーや

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外苑前→神宮球場を抜け国立競技場を右まわりに向かうルートは道路ごとがっちり封鎖されてしまっているそのゲートに惹かれます。仕方ないので左から進みます。本番期間中はさらに封鎖エリアが増えるようです。

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謎のアート系茶室が。

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再びホープ軒の前を過ぎて東京体育館側まで歩いてきました。この壁の裏に…

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64年五輪の際のメダリスト一覧の碑が。
旧国立競技場には1回しか行ったことがなくこれは今回新たに設置されたものなのか、当時からあったものを保存・移設したのか?が不明なのですが、現代では表現されないテイストのある石碑のため、もしかしたら保存モノなのかもしれませんね。これも工事壁が撤去されたら、よく視えるようになるはずです。

そうなんだよね。僕らの親世代の時代、高度経済成長時代の真っ最中に、ここでオリンピックが開催されていたんだよね。

この「石」で残すという手法、すごくイイなあ。最終的に1000年とか2000年とか経ったあとも残るメディアって、石碑だけだって言うじゃないですか。ご先祖様たちが「川が氾濫するから、ここからしたの土地には家を建てたらアカンで」とせっかく残してくれた様々な情報も、伝わるのは石碑だけ。

今あちこちに装飾されていたりする看板や情報や動画や、この記事さえ全て消えてしまって、こうした石碑の情報だけが1000年残っていくのかしら。インターネットという概念がぱっと消失してしまったら、もうこの渾身の記事も誰も見ることが出来ないわけだもんね?

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とか思ったりしながら大江戸線国立競技場駅のほうまで歩いてきました。

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道路(歩道)によって片側車線が規制されていたり、片側のみ歩道ごと封鎖されていたり、というエリアがそこここにあります。反対車線は歩けるので、そちらから信濃町駅方面へ向かいます。

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ちなみに…規制状況はこんな感じ。絵画館方面に行けそうなので、さらにぐるっと歩きます。

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右奥に見える、大きなゲートというか、テントというか、おわかりでしょうか?車両ごと突っ込んでいける大きさがあり、おそらくこれは大会期間中のセキュリティゲートになるのでしょう。あちこちに設置されていました。またこれが設置されているがゆえの道路封鎖だということが見えてきました。

ちなみにこの人の波はヤクルトVS巨人戦を観に行くお客さん。野球は観戦できるようになってほんと良かったですね^^

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さらに歩くと…道路ごと真っ二つに区画を分けるエリアに。さながらモナコグランプリ感。この中と外が、オリンピック関係者や選手たちを分ける壁になるのでしょうね。当然、こんな壁いつもはありませんよ。

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オリンピック抜きにしても神宮外苑の面白いところがそこここに。昭和ロマンというか、時代と歴史を感じるエリアがしれっとそこに在ります。こういうのも、好き。

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ひたすらキョロキョロうろうろしながら、歩きます。

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銀杏並木の前、絵画館を見渡す芝生の広場までやってきました。コロナ禍の世界線以前には、ここでビアガーデンやアート系イベントなどが頻繁に開催されていました。

ビアガーデンか…何もかもが皆懐かしい(遠い目)


そして…我々はまた今回のハイライトその2となる風景を目撃する…。
それは…

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Uさんのスズメにかける愛…(どうですこのボケ感)

…ではなく、よーく見てください。右側に立っている公園の時計。

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企業名がマスクしてあるのです。オリンピックの公式スポンサー時計はオメガですからね。ここは日本。こういうとこに生えているのはSE◯KOとかシ◯ズンですもんね。

つまり…そういうことなんやで。

自販機、ドリンクはコカコーラ!
スポーツウェアーはアシックス!のように、いろんなことに配慮して、それ以外のものはそこに存在していたらあかんのです。

オリンピックって、難しいんすねぇ。。

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そんな誰かの、配慮あふれる靴。。

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その自販機の横に設置してある空き缶回収箱。見えます?何が捨ててあるか?「店はやく閉めたらいい、ってもんじゃないんすよ」という…
すごくモヤっとします。

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ちなみに今この銀杏並木のところは工事関係者やレストラン、ハンバーガーやさんに用がある人たち以外は通りからの入り口で警備の人が確認し、積極的に中に入れないようになっています。ですので「銀杏並木に来ました!」というフリをしつつ自分の自慢の愛車とかをさり気なく写り込ませて(ご丁寧にナンバーのところはフレームから外して)SNSで自慢しがち勢はご注意を。

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ダンボール(リサイクルとかSDGSとか意識されているのかな)でモニュメント装飾がされていました。これもオリンピックに向けたアート?絶賛制作中でした。(ダンボールって雨降ったら大変じゃね?)

で。
「ここまで来たら、HONDAじゃね?」

「F1マシンも展示してあるらしい」という情報もあり、外苑前駅側ではなく青山ショールーム側へいそいそとむかう一行。

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けっこう疲れていたはずなのに、また変なスイッチが入ってしまい一気に撮影会モードへ…うおーレプソルだーーー

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どうすかこのマフラーの色!造形美!パーツひとつひとつもむっちゃ高そう(実際むっちゃ高い)

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お買い上げ、お待ちしております^^カブはいいぞ~。

そして!プロジェクト終了に伴いまたショールームリニューアルによって引退したとばかり思っていたアシモくんによるプレゼンが健在だということに気づき!!タイミングもちょうど時間だったので、これを観てシメとすることに。なにせ私達はシン・ロボラナイト:II ですからね。アシモくんのおかげで今回2021年の活動名称が正式決定した感があります。

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コンパニオンのおねえさんもシールドしています。時代だなー。

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何度か彼のデモンストレーションを観たことがありますが、毎回アップデートがなされています。今回はサッカーしてました。しかもけっこうなシュート力。正直本当に凄い。The Power of Dreams。

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これまたすっかり忘れていたのですが、プレゼンの後撮影会があるという神対応も。マスクあり/なし2バージョン撮ってくれました^^

ゆるやかにまとめ

梅雨の晴れ間の午後、ゆるやかにあちこち見物してきたわけですが…オリンピックを含めた2021年の東京の「今」がそこには確実にありました。

とかく、今は様々なことがオンラインに切り替わりました。オンラインで済むことは、オンラインで。(だったら役所とかの手続きなんて真っ先にオンラインでできるようにせーや!w)リアルで人と人が出会う、繋がることは大切な場面は、リアルで。
そのうまいところでの使い分けが、とても大切だと改めて思うのです。

奇しくもコロナの影響でオンラインで様々なことがやりとりできるようになった世界になりましたが、やはり現場、リアルで触れることができるモノ・コト・イベントもまた今後も絶対に無くならないし、むしろよりその重要性は増していくと思います。アシモくんのデモは、あのサーボモーターをギシギシさせて動きまくる様子は絶対に画像では伝わらないし、国立競技場の「壁」から感じる様々なことも絶対に現地で現物に触れないと得られない、分からない様々なことなのであります。ライブも、フェスも同じ。

まもなくオリンピックが開幕します。
多くの会場が無観客開催となったことは残念ですし、よくもまあこれほどに…というほど様々な問題が噴出したりしているわけですが…現地現場でしか得られない体験を、多くの人ができなくなってしまったということがどういうことなのか(まーーーかくいう私はもともとチケット全落ちしていたのでどっちみち行けなかったんすけどね)を心の片隅に思いながら、状況観察を続けたいと思います^^


おまけ

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最後に、↑こちらはわたくしが個人的に撮りためた、1年ちょい前の現地の写真。延期が決まる前だったはずです。こうしてみると競技場上層階の植栽が今少しずつ育っていて、いい感じになっているんだな~と実感。

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こちら分かりますか?まだ足場が組んである2019年頃です。
ザ・世界は誰かの仕事で出来ている

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一番好きな写真。同じく2019年頃の夕方。「さーあがるべ!」といって現場を後にする、この競技場を作ったひとたち。
ザ・世界は誰かの仕事で出来ている

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最後に、私が #足場萌え  というジャンルに目覚めてしまったのも、この時でした。すごいでしょう?バベルの塔みたいでしょう?
これもちろん運送などにおいて重機やトラックも要所要所で入るけど、足場は基本全部人の手で組み上げたんだぜ?!

ではまた次回の企画でお会いしましょう~^^




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