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柿渋染めの糸をどうにかして使う話⑨(終)

前回の話↓

足りなかったブレードを追加で連結したらようやくちょうどいい丈になったので、衿ぐりを細編みとピコットで縁取りました。ブレード同士を連結するときは2ループで1組にしていましたが、衿のループは3ループで1組にしてみました。なんか可愛かったもんで…でも前後で1ループずつ余っちゃったんです。ちょっと考え直そうかとも思いましたが、見栄えを優先して余ったループは肩のループの一部として馴染ませることにしました。意外とわかんないから無問題だね!

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別にピコットとかでまとめずループのままでも可愛いんだけども、今後長く使っていくにつれ糸が柔らかくなった時へにょへにょになるのが目に見えてるというのもあるし、肩線にあたるブレード同士のループの連結終わりを引っこ抜けないようにする為に別糸で固定しなければいけないので、いろんな意味を込めての縁取りといえますね。(気を使ってんのか使ってないのかわかんないね)

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衿を編んだところ。首にあたってもチクチクしなかったので大丈夫かな?可愛いね


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裾と脇は一周ぐるっと編んでしまうことにしました。ブレードの編み始めと編み終わりって、編みの構造上どうも平らにならなくて、脇がなみなみしてる感じになって格好悪いんです。なので脇は鎖編みをしつつ4㎝幅のブレードの中心とブレードの連結しているところの交点(?)にループが動かないように細編みをして、編地がなるべくきれいな四角になるようにしました。

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裾のピコットは200ループというのはわかっているので、4ループ1組にして長編みと細編みとピコットを組み合わせたエジングに。衿よりもしっかりしてる!いいねいいね

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脇は長々編みと鎖編みを使いモチーフつなぎの技法でとじました。運動量確保のためにそこまで長い距離とじなくていいのも四角い服のいいところだと思うなぁ
微妙に狭かった幅も長々編み2段分前後で増えたことでゆとりもちょうどよくなったかもしれない…

最後、脇をとじたことによってできたアームホールに補強と仕上げの縁取りをしたら


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完成でございます~


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長かった…結局大小合わせて30本ブレード編んだよ…30本×400目(左右200ループだから)=12,000目

え、この服1万2千個の輪っかでできてんの?やば、そう考えると怖いわ。

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ストライプのシャツの上に着せてみたけどなんかマリン感増すね
こういう柄物の上に着ても邪魔しないのを考えると色々と着回しできるかも!
これからどんどんあったかくなって、薄着で自由に出かけられるようになった時、これ着て旅行とかいきたいな~

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ちなみにこちらの重さは63gでした。(箱の重さちゃんと引いてるよ!)使用前の糸が約100gだったことを考えると前作のポニーフックと合わせて半分以上使った結果に!
ということはつまり、

柿渋染めの糸をどうにかして使うミッション

大 成 功 !


個人的には大成功!
使ったとはいえまだ30g程度は残っているからまた何かしら思いついたときに何か作ることができたらいいかな。区切りも良いので1ヶ月ちょい続いた今回の話は一旦これでおしまいにしようと思います。

今までこんなに細い糸を使ってアクセサリーよりも大きいものを作ったことがなかったのですが、とても良い経験になりました。編み物って糸が細ければ細いほど難しいのよね…細い糸を編むときの指の動かし方とかね、特に勉強になったと思います。あとヘアピンレース!今回は1番ベーシックな編み方だけで作ったけど、応用の編み方も知りたくなったな…レースと名のつく技術って本当に奥深いねぇ


次はなにつくろうかな!なんか変なの編みたいな


ではでは


(こんな長い話をもし毎度読んでくれている方がいましたら本当にありがとうございます!これからも精進します!!)

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