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【前編】アイドルグッズをカスタマイズしてコンサートに行く話

こんにちは
日本のアイドルオタクと韓国のアイドルペンの2足のわらじを履いてアイドルまみれの生活をしている仔蓮です。日韓のアイドルに関わっていると、曲の構成の違い、円盤の仕様の違い、応援の仕方の違いなどなど、言葉以外の違いがたくさんあって飽きることがありません。

それぞれ違ってそれぞれ良いもんです。

向こうの歌はパッと聞くと意味が分からないけど、日本語に訳してみると「なーんだうちらとほぼ同じような価値観のこと歌ってんじゃん!」と、いい意味で拍子抜けしてしまうことが多々あります。(今は日本語訳がついてるMVも増えてきてる!)同じ人間だし、同じ時代を生きているのだと再認識します。カルチャーとそれを享受するために必要なコンテンツだけはいつまでも壁が出来ないで欲しいですね。

前置きが長くなりましたが、2020年の3月に5人組K-POPガールズグループRed Velvet(以下レドベル)のコンサートに行くことになりました。今回で6回目になります(内訳:ファンミ2回&今まで開催されたツアー各1回ずつ)ハイタッチ会やサイン会などは当たった試しがないから双眼鏡でスナイプしてばかりですが、とっても楽しいです。

今回は「ReVe(リブまたはレブ)」というロボットのキャラクターをフェルトパンチャーで制作し、今回のツアーグッズであるトートバッグにカスタムした後、コンサートに行ってみたいと思います。


そもそもReVeって?

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画像元:Amazon商品ページ

(ツイートの2枚目のやーつ)

ReVeはレドベル単独公演【REDMARE】のキービジュアルで初登場した後、ミニアルバム'The ReVe Festival' シリーズ(Day1/Day2/Fainale)の各ジャケットに象徴的なキャラクターとして登場しています。ウォーリー的な感じで探してみよう!

日本ツアー【Red Velvet ARENA TOUR in JAPAN "REDMARE"】ではボックスポーチとキーホルダーで、同時期に渋谷109でPOP UP STOREが出来た時には缶バッジとハンドタオルでReVeがグッズ化されました。おしゃれだね!

私のレドベルの推し、スルギがデザインし、末っ子のイェリがReVeと名付けたこのロボット…めちゃくちゃ可愛くないですか?色といいディテールといい…

スルギ、ちゃんと美術を習ったことが無いそうなのですがとっても絵が上手なんです。尊い…

そんなメカニックなものをふわふわの羊毛で表現する…表現モチーフと使用素材のイメージ逆転は私の創作の永遠のテーマです。

フェルトパンチャーって?

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フェルトパンチャーは羊毛と専用のニードル/マットを使います。立体的な動物などを作る羊毛フェルト(ニードルフェルト)は結構知っている方がいると思います。

ニードルを使ったフェルティングは立体物の他に、平面の布に羊毛を刺し付けて刺繍のような表現をすることも可能です。

今回は白いフェルトシートに羊毛を刺し付けてReVeのアップリケを作り、バッグ本体に縫い付ける計画を立てました。

ではさっそく作っていきましょう!

1.図案を描く

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ReVeは絵やグッズによって微妙に細かいデザインが異なります。

作るこっち側としては非常に困る問題ですが、良いところどりして確実にReVeに見えるデザインにします。

バッグに合わせたサイズになるように紙に下絵を描きます

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ロボット描くのってむずいな…スルギってすごい

図案をフェルトに転写するためにトレーシングペーパーと専用のペンを使います。

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このチャコペンは水でも消えるし自然にも消えるやつなので普通の洋裁にもおすすめです。

まずトレーシングペーパーの下に下絵を入れ、専用ペンでトレースします。

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トレースが出来たら下絵をフェルトシートに差し替え、もう一度同じペンでなぞります。普通の布よりも移りづらいので何回かゴリゴリなぞったり、ペン先をじっと置いてインクが浸透するようにします。

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フェルトにトレース出来たら山場は越えました。
この後作業できる日が2,3日あきそうだったので、フリクションでもなぞりました。いつの間にか消えてたら悲しいので、念のため。

2.理想の色の羊毛を作る

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正直羊毛の色は毛糸よりもバリエーションが少ないです。なので、好みの色が無い場合は染めたり混ぜたりして作ります。

ReVeの色はデザインによって微妙にボディの色も部品の色数も変わります。

困った

しかも肝心のボディの色が何とも言えない濃紺とブルー…そんなの地元にゃ売ってないぜ…

量産するなら染めるのもありですが、これにしか使わないので手持ちの羊毛を混ぜて作ります。

濃紺は黒と青をそれとなく混ぜます。なるべく色がダマにならないように…

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青は2色の青を混ぜました。

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(右の明るい青は大学の授業で染色したあまりなのでこの色はもう入手不可でございます)


3.ひたすらぷすぷす色をつける

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色ができたらこっちのもんです。面積が多めのところから色を付けます(順番はあまり関係ないかも。気分が乗るところからやればいい)
右足はらせん状になっているので、溝ができるように羊毛を置きます。

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立体感が出るようにもりっとさせます。
(左目が白いから背景のフェルトシートは違う色にすればよかったと今更後悔しています)

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ニードルで色を付ける部分が出来ました。

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裏も針を横方向に動かして軽くフェルト化させます。こうすることで羊毛がはがれにくくなります。

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針に絡まなくてフェルト化しきれない毛羽をそのままにしておくとシルエットがぼんやりして良くないので、ハサミでカットしたり、テープでぺたぺたして余計な毛を取り除きます。

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羊毛は針で刺す(=フェルト化が進む)ほど縮んで固くなります。

私はふわふわ〜なフェルトよりもがっちりみっちりしてる方が好きなので、すでに色が乗ってるところにもどんどん羊毛を肉付けしてフェルト化します。

4.刺繍して細かいディテールを表現

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歯の部分や左目、右足のらせん部分などの境目を強調したい部分に刺繍糸やラメ糸で細いラインを描きます。

可愛いな

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ところどころ白い糸で照り感もだします。


この後厚みを調整しまして…

完成じゃ~

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ちゃんとReVeですかね?そうだと信じる


さぁて巷ではウイルスにおびえて数々のイベントが中止になっているけども、果たしてコンサートは予定通り開催されるのか…!今日来たお知らせだと一応開催されるっぽいけど…

頼む…!!滞りなく開催してくれ…!!!


次はReVe以外のパーツと、実際にバッグをデコる過程の話をしたいと思ってます!


ではでは

次の話↓


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