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透明トレカのケースってどうしたらいいんだよと悩んだ結果、作ることにした

こんにちは、仔蓮です

JYP POP UP STOREに先月行ってきまして、ステッカーやらアクスタなど買いました。アクスタとか買うの初めてで嬉しくなっちゃいました。会計1万円ごとにランダムで透明なトレカをもらえるとのことだったのでちょうど1万円にしてトレカをゲット(スンミン)、交換を経てハンのトレカを手に入れました。わーい
初めてのハンのトレカになりました!

場所はキラリトギンザ
貴和製作所とかも入ってて楽しかった

これまで日本のアイドルでもトレカとか集めてました(自然と集まってた)が、今の推し活する若者のようにデコったりケースに入れてバッグにぶら下げるというのをしたことはありませんでした。なのでヲタ熱が再燃してる今こそすべきだと考え、このトレカを何かしらの可愛いケースを探して装填しようと思ったのですが、

透明なトレカって背景どうしたらいいんや?
あれ?むずくないか?

と思ったわけでございます。普通のトレカは言ってしまえば厚紙で後ろは透けてない訳でケースも市販・手作り問わず可愛いものがたくさんありますが、透明なトレカの飾り方については情報が少なく、デコトレカビギナーの私は頭を抱えてしまいました。
(※透明トレカはケース云々より透明トレカそのものの作り方情報がいっぱいでてきました。違うそうじゃない)

このままじゃ剝き出しのトレカを太陽に透かして眺めることしかできない…真っ赤に流れるハンと血潮…

透明トレカにも対応してるケースもあることにはありしましたが、あまりにもプラスチック過ぎてなんとも味気がなかったので、己で作ることしました。私はものづくりから逃れられないのです。

もし透明トレカ用の何かを作ろうと考えてらっしゃる方の参考になればと思います。では長いですがどうぞ


デザインについて

今回のスキズのキービジュアルはなんだか米西部やメキシコのような荒野な感じでした。ディズニーのカーズ的な?なので頭の中にサボテンのイメージが出てきまして…なんだかふわっとハッピーで可愛いのが作れる気がしたので、サボテンモチーフのケースを作ることにしました。

JYP SHOP公式X(Twitter)より
画面端にサボテンがあることを制作後に知る

イメージが固まったのでとりあえずデザイン画を描いてみました。

なんだこれ

人生で初めてサボテン描いた気がする。作る時一応デザイン画は描くんですけど、他人に伝える力が全くない絵になっちゃいます。自分で分かればALL OKの精神。

この段階では、スマホのバンパーフレームのように厚めの枠を2つ作って合体させて、中にトレカを差し込めばOKでしょって思ってました。
この思い込みのせいで後々苦労しました…

材料について

糸は2種類のモールヤーンを使いました。

(左)ウィスターキラリネ、(右)DMC HAPPY CHENILLE
(右)は編みぐるみ用として使われることが多い糸のようです。あとDMCですしモール刺繍とかでも使われてると思われます。

モコモコ糸でサボテンの本体を編み、韓国の編みタワシで使われるようなジャビジャビなモールでサボテンのトゲを表現することにしました。

サボテンの花をどうしようか悩んだ結果、アクリルビーズを縫い付けることにしました。買い出しに行った店の品揃えの関係で女児の夢アクティビティであるビーズ詰め放題をこの歳になってするとは思いませんでした()いっぱいあるから他にも色々作れるね…

女児の夢。カワイイ~
入れ物も可愛い

制作スタート

サボテンの表皮の編み方を決める

糸が2種類あって編み方が色々考えられますので試し編みをして風合いをみました。全部かぎ針の細編みです。

(上左)2本取、(上右)ウィスターのみ、(下)DMCで編んで後からウィスターでチェーンステッチ

2本取も悪くないのですがトゲの位置がランダムになり過ぎたので(下)の後からトゲを生やす方法にしました。この面だとちょっと主張が激しいですが、裏返すとトゲらしくなりました。

良い感じ

フレームを作って編みくるむ(1回目)

初期構想では普通のクリアファイルを切り取ってフレームを作り編みくるんでみました。

1段目
2段目で編み方変えて頭?を表現

パッと見良かったのですが、よくよく考えたら芯にしたファイルが薄かったのでぺにょぺにょなフレームになってしまいました。私が人混みに突入したら秒でハンが行方不明になってしまうことが容易に想像できたので、フレームを強化することにしました。

ジソンが危ない

フレームを作り直す

カードがフレームから落ちない為の策を考えた結果、芯をクリアファイルよりも硬い素材(A4サイズの硬質カードケース)に変更し、↓の画像のように編みくるむためのゾーンがあるパーツを作りました。

油性ボールペンで穴を開ける部分をゴリゴリ書いてカッターで切り抜いていきます。中の四角は大体トレカと同サイズ。針を入れる隙間とか、隙間同士の間隔とかはカッターマットの方眼を写したので大体5㎜幅です。
残骸がテトリス
インクは後でアルコールティッシュで拭き取りました
カッター作業は編むより疲れた

角は編む前に全て丸角に整えました。切りたくないところまでカッターが行き過ぎたり中々に苦労しました…でもこれで大丈夫でしょう

今度こそ編みくるむ

編み方は初期とほぼ変わりませんが、つなぎの部分だけ表引き上げの長編みで編んで足を隠しました。

使用してる針が7号(4mm)なので隙間は難なく入る
引き上げ編みだけちょっと動かしづらかった
1段完了。良い感じすぎる
引き上げ編みがアクセントになってる!
2段目完了。これでジソンを守れる
ここまでのをもう1個作ります

トゲを植毛する

試し編みは1本で編みましたが、本番では2本取でチェーンステッチ(引き抜き編み)をしました。

1段目と2段目の境目で裏面からチェーンステッチをします
両サイドと上下にステッチをしたとこ
グッとサボテンに近づきました

サボテンの腕を作る

腕というか枝というか…枝分かれ部分を編みます。サボテンにも色々種類はありますが、あれがあるとTHEサボテンになりますよね。

細編みの楕円パーツを編んで2つ折りにして引き抜き編みでとじるだけ。大小作りました。
トゲは両面に並縫いをすることで本体のチェーンステッチと似たような感じにしました。

ビーズと腕を縫い付ける

ビーズを仮置きして位置を決めてから刺繍糸で留めます。

ラブリーサボテン
白い花の中央はたまたまシンデレラフィットしたビーズをIN
腕に花をつけた糸で腕と本体を仮止めしました
カッター傷を隠す為のデカちょうちょ
ビーズの足が隙間にジャストフィットな上可愛さがUPしたのでヨシ
引き上げ編みの部分とフレーム部分の編み地にしっかり縫い付けました

最後の仕上げ

ビーズをつけたらトゲの糸を使って巻きかがりで袋状に仕立てます。

腕の部分は念入りに返し縫い
追加で買ったカラビナについてきたリングを編みつけました
これでちょっとやそっとじゃ壊れない

そしてついに…

完成〜!

A面(トレカ的にはこちらが表)
B面

ちょっと可愛過ぎないか…?
ハートカラビナもマッチしとります。熱い自画自賛。
トレカの透明さを生かしたデザインのケースを作るという目標は無事達成できました。
実物を表裏クルクルさせてる動画をX(Twitter)にあげましたのでよかったら見てみてください。

編みなおしすぎてモールの毛がハゲかけたのでどうしようかと思いましたが、綺麗にできてよかったです。
この編みフレームの作り方は他にも応用できそうなので今後も作ろうと思っているのですが、両面はちょっと大変だから次やるなら通常トレカ用かしら…と考えとります。

9月のライブで本人を拝めるのが楽しみです!

ではでは


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仔蓮のMORA計画
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