地域猫 #3〜立場の違う人を排除しない猫対策のすすめ〜
Aさんが、6年程前に飼い始めた雄猫1匹を繁殖制限せず放し飼いにした事で、元から居た野良猫や放飼いの飼猫と自然繁殖して、今年5月には20匹まで増えていました。
6年前に飼っていた雄猫は既に亡くなっていましたが、引き続き他の猫にも餌やりを続けており、近隣住民から苦情が出ました。
親族が保健所に相談し当会へ。先ずは、住民を対象に地域猫説明会を行い保健所も参加しました。
同時に、親族とご近所さん、当会で協力しながら飼育環境を整えて不妊去勢手術を行い、譲渡されそうな猫は室内で保護、苦情者さんには超音波猫避け器の貸出などを実施しています。
真面目に対策に取り組んでいるにも関わらず、一部の住民から「殺処分しかない!」「すべて家で飼え!」「Aさんの責任!」という法律違反や現実的に出来ない事、Aさんに責任を押し付けるための言葉を浴びせられています。(早朝6時に怒鳴り込んでくる住民もいるとの事)
そもそも野良猫の発生源は、放し飼い、脱走した飼猫、捨てられた飼猫です。ここまで数が増えるまで長年に渡り何も対策をしてこなかった地域住民全員に責任があります。もちろんAさんにも責任はありますが、全責任を負う必要はありません。
この事が原因で、前向きに協力してくださっていたご近所さんもお手伝いが出来なくなりました。今は当会のアドバイスの下、親族さんだけで対策をされていますが、そのご負担はかなりのものです。(費用は全て個人負担で、既に100万円以上かかっています)
この地域は、(幸運な事に)親族さんがしっかり対策を取っているので、いつか猫問題は解決するでしょう。(ほとんどのケースでは経済的な理由等で親族が対応出来ることはありません。)しかし猫問題が解決したとしても人の心のわだかまりは一生消えることはありません。
「自己責任」と言うと、聴こえは良いですが時として弱いものいじめになります。誰でも「人に迷惑をかけたくない」という気持ちを持っていますが、状況によっては誰もが助けを必要とする立場になることもあり、決して他人事ではありません。みんなお互い様で、負担なく少しずつ出来ることを出し合えるような町に私は住みたいです。
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