競馬場へ行こう!
前回の最後にも書きましたが、今回はほぼほぼ自分語りです!
私の競馬歴の話になりますが、競馬の存在は知ったのは確かトウカイテイオーになります。競馬にあまり触れる環境になかった私でもニュースでトウカイテイオーの名前を聞く…、それくらいに話題になっておりました。その後ミホノブルボン辺りで友達に誘われて見始めて、コーエーの競馬ゲームウイニングポストに出会って沼にハマったのがBNW世代でした。
そして翌年に出てきたのがナリタブライアン。その余りの強さに魅せられていきました…。そうなると「競馬場に行ってみたい!」と強く思い出す訳です。そして、ナリタブライアンのダービーの日。私は初めて競馬場へ足を運びました…!と言っても関西人なので東京競馬場ではなく阪神競馬場へ…。
お昼くらいに競馬場についた私はその広さに圧倒されながら色々な場所でレースを見たり、パドックでまったりと馬を見てたりしていました。まだ重賞を勝利したばかりの四位洋文騎手が何勝かしてまして、「この騎手凄いんじゃない!?覚えておこう!!」となったりしてました。懐かしい。
メインのダービーもターフビジョンで見ました。ビジョン越しでもその迫力は伝わってきて凄い事に立ち会ったんだ…!なんて思ってました。
でもこの日の1番の思い出はそれじゃなかったんです。
9R目のこでまり賞(500万下)のパドック。「あ~馬はかわいいなぁ~」とか思って見てたら…。1頭がこっちの方をじーっと見ながら通り過ぎて行きました。そして次に目の前に来た時もこっちの方をかわいい瞳でずーっと見ながら歩いていきます。3周目も…。近くにいた小さい女の子が「ママー、あのお馬さん、ずっとこっち見てるね~」なんて言っていたのを未だに覚えています。そう、私はもうこれだけでこの馬が好きになってしまいました。
その名は、シンメイリボーン。
父は名マイラーのサッカーボーイ、母はベロナスポート。
デビュー戦では良血の名短距離馬エイシンワシントンの2着に入り、次のレースで初勝利。次の500万下で再びエイシンワシントンとのレースになってまた2着。こいつら仲いいな!w
500万下を1戦挟んで、格上挑戦で4歳牝馬特別(G2・現フィリーズレビュー)へ挑戦します。先程紹介した四位洋文騎手騎乗のゴールデンジャックが勝利し、人馬ともに重賞初勝利を飾りました。ゴールデンジャックはその後オークスでは見事2着に入り大きくその名を売ることになります。そんなレースでシンメイリボーンは5番人気とそこそこ期待されたものの後ろの方で11着でした。さすがに重賞クラスだと厳しかったようで、これが生涯唯一の重賞挑戦でした。
再び条件戦に戻ったシンメイリボーン。次の500万下では後にナリタブライアンに勝ってしまうスターマンの2着に入り、次のレースでは1番人気に!しかし初めてのマイル戦が響いたのか、9着に。そして私と出会ったこでまり賞に向かいます。
2番人気だったシンメイリボーン。僕はゴール近くのスタンドで声援を送りました。届いたのかどうかわかりませんが、見事複勝圏内の3着に。自分が応援する馬が上位に入る事の嬉しさがこのレースでわかったような気がしました。そこにレースの大きさは関係なく、無事に走って帰ってきて、そして少しでもいい成績を残してくれる事が嬉しく感じました。
さすがに条件馬を追いかけるのは難しく、その後新聞で名前を見る程度でしたが…、netkeibaさんによるとその後は500万下を2勝したくらいでずっと条件戦クラスだったようです。こういうのが簡単に調べられる時代になったのもいい事ですよねぇ…。
1993年11月にデビューして、1996年12月に引退。その間に走りに走ってその数48戦3勝。素晴らしく丈夫な馬だったんでしょうね…。
ネットで競馬情報が充実してきた頃に名前を検索してみると、牧場で過ごしている写真などがアップされていたりして、一度くらい会いに行きたいなぁ…と思いながら結局機会に恵まれませんでした。牧場では繁殖牝馬として8頭の子供をターフに送り出したようです。残念ながらそこから更に日本で繁殖に入る馬は残せなかったようですが、2頭は韓国で繁殖牝馬になったみたいです。ほんとnetkeibaさんのおかげでこういう情報まで手に入るのが素晴らしい…!
余談になりますが、コーエーさんのウイニングポスト5PKという昔のゲームでオリジナル種牡馬を追加できるモードがありまして、そこにウイニングチケット×シンメイリボーンの種牡馬を作ろう!と思い立ち、母馬の欄にシンメイリボーンと打ち込んだら、後ろの血統図がさっと出てきて「コーエーはこの馬の血統まで収録してたのか…!」ってやたら感動した事がありました。
という事で今回紹介する馬はこれだけです…。つまり何が言いたいかと言うと、なんでもいいから「自分の馬!」って言える馬を見つけるともっともっと競馬が楽しくなるよ、という事なんです。
勿論ウマ娘になるような馬のファンでもいいです。私はテイエムオペラオーも同じくらい大好きですし。出走表を見て名前だけでファンになってもいいです。私のように競馬場で見かけてファンになるのもいいでしょう。そうしたあなただけの馬が一生懸命走り、そして運が良ければ無事に引退する…。そうすればあなたの馬の子供がターフでまた走るのを見れるかもしれません。…ワクワクしませんか?
現在はコロナ禍で競馬場に気軽に足を運べる状態ではありませんが…、是非落ち着いた後には足を運んでもらえれば幸いです。私のようになかなか足を運べない人はそれはそれで楽しめるものを探してもいいと思います。ウイニングポストやダービースタリオンといったゲームでもそこにしかない思い出を作ることはできますしね!
今回は特に笑いもオチもなくて申し訳ないですが!以上とさせて頂きます。競馬をより楽しめるきっかけになれれば…と思い、自分語りでこんな形もあるよーというのを書いてみました。なかなか文字だけだと伝わりにくいかなぁ、と自分の文才の無さが身にしみます…。
当初は年を追って順番に…とか考えてなかったのですが、いい感じに紹介しようと思った馬がこの辺りに固まったもので、ナリタブライアンの次の年編に入ろうかと思います。はい、そうなるとアイツの説明が避けて通れない訳で…。
そんな訳で次回はサンデーサイレンスの紹介がメインになってしまいそうなとある牝馬の紹介をしようと思っております。正直どんだけの量になってしまうのか全くわかりません!怖い!
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