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Wリーグ24-25 開幕前雑記

毎年恒例のWリーグ開幕特集。
読んでいただけたら嬉しいです。



“大樹生命”Wリーグ

今シーズンから大樹生命様がタイトルパートナーになりました。以前もオールスターゲームのスポンサーだったり実績がありますね。プロ野球の月間MVPのパートナーにもなってるビッグ企業。
新潟のスポンサーでもあります。
新潟のスポンサー企業がリーグのパートナーになったという事実、これはつまり、新潟が勝てばリーグも喜ぶ、ということ。
つまりつまり、Wリーグは下位のクラブチームを排除しないよ、というメッセージだと勝手な拡大解釈をしています。クラブチームを推す者にとってはとても嬉しいこと。
是非これからも長いお付き合いを。笑顔で話したいじゅ。

さて、2部制の新レギュレーションで幕を開ける24-25シーズン。上位リーグのWプレミアは4位までがプレーオフ。そして1チームは自動降格となるサバイバル。
混戦が予想されますが、まずはプレーオフの出場権を獲得し、なおかつプレーオフにピークを持っていきたい、というのが優勝を狙うチームの思惑か。
かといってピーキングを意識しすぎて前半で星を落としすぎるとプレーオフ圏外になってしまうリスクもあるからスリリング。
コンディションも調整していろんな選手を使いながら勝ちを積み重ねていくという各チーム指揮官の手腕も問われるシーズンになります。
そしてそんな難しいリーグ戦の最中に行われる皇后杯をどこがとるのかも注目。

それでは各チームを自己満で紹介していきます。
順位予想なんかもしちゃったりして。

まずはWプレミアから。昨シーズンの順位を降順に見ていきます。


🏀富士通レッドウェーブ

昨シーズンのチャンピオンチーム。チームとしては2006-07シーズン以来の久々の優勝。2シーズンぶりのファイナル進出で、見事な悲願達成でした。


固いディフェンスも持ち味ですが、流れるようなパスワークでいろんな得点パターンを持ってるオフェンスも美しい。
絶対的ポイントガードの町田、アジア屈指のシューター林咲希、ディフェンスマシーンかと思ってたら昨シーズンから得点力も増した内尾、オールラウンダー宮澤、そして攻守でゴール下を支配するテミトペ。
昨シーズンの不動のスタメンはそのまま残留。
中村優花選手が惜しまれつつ引退してしまいましたが、その穴を埋める以上の活躍が見込める宮下選手の獲得に成功しました。
ベテランが引っ張る構図ですが、町田選手も宮澤選手も衰えを気にするような年齢ではないはずだし、連覇へ盤石の布陣です。
ベンチメンバーも才能豊かな若手が揃っています。それをしっかり活かしきれれば黄金時代到来も予感させるロスター。
スタメンに固執しすぎるとベンチを活かせずにギクシャクしてしまう可能性もあります。唯一の不安要素はそのへんですね。

注目したい!(富士通)

各チームから注目選手をひとりずつ、自己満の独断と偏見で挙げていきます。富士通からはこのひと!

#17 山下 詩織

失礼ながらプレーしてる姿は殆ど見たことなかったのですが、たぶん急成長してるんじゃないかと。
180以上の選手は無条件で気になってしまいます。
プレシーズンの試合を観させていただいた感じだと「柔らかいセンター」という印象でポテンシャルを感じます。
上位との対戦になると途端にプレータイムがなくなってしまったのが残念。レギュラーシーズンでは是非とも若手に機会を与えながらタイムシェアしてほしい。

🏀デンソーアイリス

昨シーズンは悲願の皇后杯初優勝。リーグ戦はファイナル進出を果たしましたが優勝は持ち越しとなりました。忘れものをとりに来た新シーズンも富士通と並んで優勝候補です。


川井麻衣、梅木千夏、シラソハナファトージャ、なんといずれもトヨタ自動車から3人の大型補強に成功。去就が注目された髙田真希選手も現役続行となりました。渡部友里奈選手の移籍は痛恨ですが戦力はむしろアップしています。

注目したい!(デンソー)

#73 今野 紀花

ルイビル大から電撃加入した昨シーズンは謎の欠場期間が長く、わずか7試合だけの出場に終りました。
ユナイテッドカップではスタメンで出たりしてたので、今シーズンはしっかり役割を与えられるはず。まだあまり観たことない選手なので、そのポテンシャルを発揮してくれる活躍を楽しみにしてます。

🏀ENEOSサンフラワーズ

日本リーグ時代を含めて過去23回、皇后杯も27回制しているENEOS。
昨シーズンは屈辱の無冠。星選手の長期離脱も痛恨でした。


リベンジに燃える新シーズン。岡本、渡嘉敷のベテランコンビが揃って移籍し、日本代表経験もある中田選手は電撃引退。
オコエ、梅沢という代表クラスふたりの獲得に成功しインサイドは厚みが増しました。タレント揃いのガード陣としっかり噛み合ってくれば、今シーズンも優勝を狙えるチームです。田中、八木の高卒ルーキーコンビも楽しみ。戦力はむしろアップしてる可能性もあります。
気になるのは星選手のコンディション。そして戦力が拮抗するシーズンで、若手の成長ももちろん不可欠。昨シーズン一気にブレイクした三田選手は主力として引っ張る存在になってほしい。ルーキーふたりにも注目です。同じ誕生日の真壁あやの選手、応援してます!
そして南古谷のスピードスター、宮崎早織はキャプテン2シーズン目の推し。いろんなものを背負ってプレッシャーは計り知れないけど、笑顔でパワーに変えて、早織さんらしく楽しんでほしい。

注目したい!(ENEOS)

#24 梅沢 カディシャ樹奈

はい、このひとにはずっと期待してるんです。
髙田、渡嘉敷の次を担う世代のビッグマン。日本の未来がこのひとにかかってるって言うと言い過ぎか。そのくらいの存在だとは思ってます。
ENEOSで満開に咲いてほしい。

🏀シャンソン化粧品シャンソンVマジック

日本リーグ時代に13度、Wリーグで3度、皇后杯で10度優勝している古豪。2005-06シーズンを最後に優勝から遠ざかっています。
2年前のゴタゴタもありながら、プレーオフの勝負強さを発揮して2シーズン連続でベスト4。


まさかのヘッドコーチ交代。前任の鵜沢さんは男子B3リーグの新潟へ。そしてなんと、かつての黄金期を率いた中川さんがヘッドコーチに復帰。
これ、どっちが先かっていう議論になるけど、間違いなく鵜沢さんの新潟が先だと僕は思ってます。それはそれとして中川さんのチームづくりはすごく楽しみ。
一昨シーズンのゴタゴタ以降、オールラウンダーとしてチームを支えた金田選手の移籍は痛恨ではあるけれど、将来有望で楽しみなルーキーを3人獲得。
無双の高さを誇り、オールスターでのワンハンドダンクが衝撃だったウチェさん2シーズン目の進化。おそらくプレーの幅を広げてくるはずなので楽しみにしています。

注目したい!(シャンソン)

#17 鷹のはし 公歌

故郷の静岡に凱旋した昨季はシーズン終盤にスタメンに定着しました。東京羽田時代のガンガン打ちまくる感じは見られなかったけど、しっかり役割に徹して攻守で持ち味を発揮。ベスト4進出に貢献しました。
移籍2シーズン目。今でも大好きな選手さ。文一体制での起用に注目。どんな役割でもユノさんらしく常にハードワークして輝いてほしい。昨シーズン叶わなかった生観戦を実現させたい。

🏀トヨタ自動車アンテロープス

20-21、21-22シーズンを連覇。その後主力が相次いで移籍する中奮闘してたけど、昨シーズンはベスト4を逃しました。


そして新シーズンに向けても主力級が相次いで流出。それでも有望な新人が多く加入して、人数は少なめだけど戦力は充実。どんなチームに仕上がっていくのか楽しみでもあります。
サイズがない印象だったけど、ルーキーの岡本さん、田中さんに加えてシャンソンから金田選手も移籍してきてインサイドも充実。プレシーズンも調子良さそうだった安間選手や世界のマイヤマモトが、新加入選手たちをどう活かしていけるか。
そしてワタクシじつは横山智那美をひっそりと推しております。黄金の世代を代表する選手だと思ってるので、昨シーズンの成績には満足してないはず。『智那美世代』と言わせるくらいの本領発揮を楽しみにしてます。
さあそしてトヨタ自動車から挙げたい注目選手は、その横山智那美ではなく、、。

注目したい!(トヨタ自動車)

#25 桂 葵

衝撃のオールドルーキー。電撃加入によってさらにインサイドに厚みが増しました。
早稲田大学でインカレ優勝。卒業後は会社員になったりいろいろあって、3x3チームのオーナー兼選手として活躍。ここへ来てようやくWリーグ入りという異例のキャリア。チームにとってもリーグにとってもかなり刺激的。
こういうチャレンジはほんとうに応援したくなる。
32歳はまだバリバリやれるはずの年齢。こういう選択もあるよってことを示してくれるのはWリーグファンとして嬉しい。
1992年生まれで早稲田大学ってことはナコさんのひとつ上の学年ですか。残念ながら僕の知らない時代です。

🏀トヨタ紡織サンシャインラビッツ

昨シーズン6位。ルーカス・モンデーロヘッドコーチ2シーズン目で、ベスト4の壁を越えられるのか。


昨シーズンは開幕間際の就任だったルーカス、おそらく今シーズンは編成にも関わっただろう、ということで、その手腕を発揮したい2年目です。
平末さん、加藤さん、齋藤さんなどチームを支えていた中堅選手が移籍した一方、姫路から石牧選手、そしてアイシンから峰晴選手と、エース級ふたりの強奪に成功しました。
ルーキーは1人だけですが、なかなかのビッグルーキーです。ディマロ・ジェシカ・ワリエビモ・エレ選手、コートネームはジェシーさんですか。ユナイテッドカップでもポテンシャルを発揮していました。昨シーズン全試合スタメンの河村さんがベンチで控えて、このジェシーさんをスタメン起用。シーズン後半にかけてどんな進化があるのか。
2大会連続オリンピック出場の東藤なな子は11月で24歳、攻守でさらなる進化が期待できます。
3人制でも活躍していた伊波美空選手も楽しみ。
移籍2シーズン目の米谷さん、ユナイテッドカップではスタメン起用で活躍していました。
エース北村悠貴選手も健在。楽しみな選手多いですが注目はやっぱり、、。

注目したい!(トヨタ紡織)

#7 都野 七海

黄金世代の2004年生まれ。ルーキーイヤーの昨シーズンは意外にもスタメン出場は1試合。今シーズンは定着しそうですね。
ゴール下に切り込んでいって、ブロックをかわしてヒョイっと決める158センチ。かっこいい!
160センチ以下の選手では今の日本でいちばん上手いと確信してます。もしかしたら世界一かもしれない。さらなる進化がありそうだから恐ろしくてワクワクしますね。

🏀日立ハイテククーガーズ

昨シーズンは7位。戦力が拮抗するチーム相手にしっかり勝ちきってプレミアリーグ入りを決めました。


新ヘッドコーチのもとでたたかう新シーズンです。
そのヘッドコーチとは、ENEOSでアシスタントコーチを務めていた柏倉さん。
3年連続三冠の能代工業とウインターカップ決勝をたたかった仙台高校の柏倉秀徳選手です。
齋藤麻未選手をトヨタ紡織から獲得、國井仁奈梨さん、森岡奈菜美さんという楽しみなルーキーが加入しました。
韓国で行われたプレシーズンゲームではいろんな組み合わせを試しているような感じでした。ユナイテッドカップも1回戦敗退となり、プレシーズンの結果は思わしくなかったけれど、チーム全体が噛み合ってきたらすごいパワーを発揮しそうな予感はあります。

注目したい!(日立ハイテク)

#14 森岡 ほのか

出ました、黄金世代の2004年生まれ!
ずっと注目してるし、期待してるし、応援してる選手。自分でガンガン点をとりにいく大型ポイントガードだけど、そのポテンシャルからすると昨シーズンはちょっと物足りない成績に終わりました。今シーズンは成長した姿を見せてくれるはず。
U18の時だったかな、「WNBA目指してる」ってサラッと言ってるインタビューを観て一目惚れしてからのファンです。今でもWNBA目指してるかな。


🏀アイシンウィングス


昨シーズンは12勝14敗と負け越しましたがギリギリの8位。下位チームにはしっかりと勝ちきって、プレミア入りを決めました。東京羽田も2試合惨敗でした。


飯島さん、梅田さん、峰晴さんなど、けっこうスタメン出場が多かった選手を含めて6人ぐらいが移籍や引退。梅嵜ヘッドコーチ2シーズン目でロスターは大幅に入れ替わります。
個人的に応援していた大澤来彩選手がどこかに消えてしまったのが残念です。
しかしビッグサプライズで、渡嘉敷さんと岡本さんを獲得!すごい!吉田亜沙美選手も契約継続で、ENEOSの黄金期を支えた3人がここで再びチームメイトになりました。
そして平末さんも期待大。ルーカスのもとではいまいち活躍できてなかったみたいだけど新天地で輝いてほしい。
ユナイテッドカップでは、渡嘉敷、野口、山口と、180以上の日本人選手3人がスタメンに名を連ねるという他にないセットを披露。組織力とスリーポイントでたたかっていたイメージのある過去数シーズンのアイシンからすると、たたかい方もだいぶ変わってきそう。
そうなってくると、ポイントガードどうすんの?ってとこが気になります。
ユナイテッドカップではルーキーの森口選手がスタメン。アーリーエントリーでプレーした昨シーズンも3試合スタメンで出てたんですね。
酒井彩等選手も吉田亜沙美選手もいるので、3人それぞれが違う味を出してくると面白いチームになりそうです。

注目したい!(アイシン)

#1 渡嘉敷 来夢

ENEOSを日本を支え続けてきたレジェンドがついに移籍。国内チームへの移籍は考えてないのかなと勝手に思ってたので驚きでした。
ロサンゼルスオリンピック狙ってる発言、僕も嬉しく思ってます。新天地で今まで以上の活躍を、楽しみにしています。


さあ、自動降格のサバイバルも味わいながら楽しめるプレミアリーグ。僕らしくなく大胆にレギュラーシーズン順位予想です。

1、デンソー
2、富士通
3、ENEOS
4、トヨタ自動車
5、トヨタ紡織
6、アイシン
7、シャンソン
8、日立ハイテク


続いて、2部相当のWフューチャーの6チーム。
こちらはですね、ワタクシの推しチームである東京羽田ヴィッキーズも所属していますので、どうしても主観を拭い去ることができないのであります。
ヴィッキーズがどうたたかうか、という視点も交えて紹介していきます。
まずはこのチームから!



🏀三菱電機コアラーズ


2018-19シーズンはWリーグ準優勝。大昔は皇后杯を制したこともある古豪です。
新ヘッドコーチで挑んだ23-24シーズンは9位。過去の実績から考えるとまさかの結果となりました。若手が経験を積めたシーズンにはなったと思うので、新シーズンは手強い相手です。


メンバーの入れ替えは比較的少なめ。新人3選手が加わりました。
昨シーズンのルーキーでプチブレイクした山本雪鈴選手、そして電撃加入でチームに貢献した紺野つばさ選手、2シーズン目の進化に注目です。
レジェンド渡邉亜弥選手が藤田和選手とともにキャプテンを務めます。
ユナイテッドカップでは渡邉亜弥選手が欠場する中でアイシンを撃破。昨シーズン経験を積んだチームがうまく噛み合えば、フューチャーリーグ初年度は優勝候補筆頭でしょうか。

注目したい!(三菱電機)

#30 水野 妃奈乃

チーム全体をマークしておきたいのでひとり選ぶのも難しいのですが、そんな中、しいてあげればこのひとが気になる。
シャンソンから移籍して2シーズン目、チームの中心として活躍が期待されるオールラウンダーです。

🏀東京羽田ヴィッキーズ

昨シーズン10位。
プレーオフ出場を目指したシーズン、序盤戦でシャンソンから1勝して強さを見せましたが、当落線上で順位を争う日立ハイテクに2試合競り負け、アイシンには2試合惨敗し、プレーオフとともにプレミアリーグ入りを逃しました。
それでもシーズン終盤はENEOSに善戦してから勝ちを積み重ね、進化の兆しを見せたところで萩原美樹子ヘッドコーチ3季目のシーズンを終えました。
今年はやるしかない!

Wリーグのクラブで初めてユースチームも設立されて先駆者として未来を切り拓いていきます。時代よ、ヴィッキーズに追いついてこい!


精神面でもチームを支えた野町選手と岡選手、ふたりのベテランが引退。そして個人的に筆者が将来を大いに期待していた樺島ほたるが電撃引退。
どうなっちゃうかとおもったけれど抜けたポジションを補うように、姫路から吉田沙織選手、トヨタ紡織から加藤優希選手の獲得に成功しました。ルーキーの洪選手も起爆剤になってくれそうで楽しみ。

森選手、3x3で経験を積んでさらに成長しました。
岡田選手、昨シーズン加入し、ヴィッキーズに足りなかったものをたくさん注入してくれました。
キャプテン星澤選手、天性のオフェンスリバウンダー。
軸丸選手、今シーズンもナウシカです。
2大会連続オリンピアンの本橋菜子選手、スタメンでもベンチスタートでも、常にチームに良い流れを持ってきてくれる頼れるレジェンド。
ユナイテッドカップで大活躍した穴澤さんはスリーも打てるセンターとして期待大。
誰が名付けたかハヤブサドライブ津村ゆり子、今シーズンはアシストでも魅せます。
ポストプレーもできるしスリーポイントも決める、ディフェンスもうまくてなんでもできる髙原春季選手。
水野選手はシーズン中は毎週試合の翌日にnote更新、いつも楽しみにしています。
昨シーズン加入し全試合スタメンでゴール下を支えた栗林選手、頼もしいセンターはまだまだ伸びしろあり。

現有戦力の成長もあり戦力は確実に昨シーズンよりアップしています。
目標は全勝優勝。
高い目標を掲げるのは悪いことじゃないけれど、2部リーグだからってそんな甘いもんじゃない。1試合で終ってしまうかもしれない目標だ。
それは選手たちも重々承知。目標を共有して一緒にたたかいたいとは思ってるけど、むしろ途絶えてしまった時に、そこを乗り越えてどんだけ成長していけるか。そっちの方が個人的には楽しみ。

注目したい!(東京羽田)

#17 千葉 歩

移籍1年目の昨シーズンからいちばんの推し。今シーズンはもう一歩踏み込んで推していきたい。
ある時は占い師、ある時はメンタルトレーナー、ある時は大谷翔平、ある時は愛犬家、ある時はピラティス、またある時はグルテンフリー。
すべてはバスケのために、オフシーズンも精力的に自分を磨き、その中で得た情報をSNSで積極的に発信して、それをもモチベーションにして成長を続けるアスリートオブアスリート。
ポジティブな情報発信はなんかいつもすごく共感できるし参考にさせてもらってるし大好き。
どの距離でもしっかり決めて得点を取れる選手。
今シーズンはさらに飛躍した姿を見せてくれるであろうグルテンフリーシューターです。

🏀山梨クイーンビーズ

昨シーズンは6勝20敗で11位。山梨を本拠地にするクラブチーム。
長く低迷しているチームですが、石川幸子ヘッドコーチ2シーズン目で躍進に燃えます。


ヴィッキーズと同じように、選手たちは地元企業で働きながら練習に励んでいます。ラジオ番組にも毎週出演したりして地元に密着したクラブ。
地味だったホームページも一新。そしてブースターという言葉を多様する方針も好き。
韓国語ペラペラの石田選手と宮坂選手のふたりがWKBLに移籍。
期待の若手だった清水選手も退団。
スリーポイントを40%以上決めていた川端選手、長くチームを支えていた若原選手は引退となりました。
戦力ダウンのようにも見えますが、昨シーズンはほぼスタメンが固定で、その5人は全員残留となりました。
さらにアイシンから上長美奈選手を獲得、期待の新人中澤選手も注目です。
昨シーズンの成績を見るとフューチャーリーグ6チームの中でアシストが最多。一方でターンオーバーも最多だったのでここが課題か。
チーム埼玉の濱西選手、いつも応援してます!

注目したい!(山梨)

#23 井上 桃子

加入1年目の昨シーズンから大暴れ。全試合スタメン、プレータイムと得点がチームトップで1年目から正真正銘のエース。新シーズンはキャプテンも務めます。
大学から実業団を経てのWリーグ入りで、しっかり通用するところを示してくれて、こういうキャリアは後に続こうとする選手たちにとっても嬉しいですね。続いてくれる選手がいっぱい出てくるとおもしろくなります。

🏀新潟アルビレックスBBラビッツ

日本航空を継承して、2011年から参入して14年目のシーズンですか。
長く低迷していて0勝か1勝止まりのシーズンを続けてきましたが、一昨シーズンは3勝、昨シーズンは5勝と躍進してます。


昨シーズンのルーキーコンビ、77番金澤選手と93番本田選手、このふたりでインサイドに厚みが増してシーズン5勝の原動力になった印象です。
ガード陣では心のスピッツ仲間である陽本麻優選手が移籍してしまったけど、坂田侑紀奈選手と河村美侑選手がそれぞれ違った持ち味を発揮するはず。
中村華祈さん、今シーズンは活躍しそうな予感。
全試合スタメンのセンター矢野選手の移籍は痛恨ですが、4番5番ポジションを担う楽しみなルーキーがまた新たに複数人加入しています。

注目したい!(新潟)

#32 河村 美侑

ずっと気になってた選手。昨シーズンは全試合スタメンで、スティール王のタイトルを獲得。
そしてワタクシはプレシーズンで気づいてしまいました。このひとめっちゃ好き!
ディフェンスもすごいし、ドリブルも上手いし、スリーポイントも決めるし、スレンダーだし、かっこいい!
アスリートにぞくぞくわくわくする感じを久しぶりに味わった気がします。
同学年のポイントガードで切磋琢磨してきた陽本選手が移籍して一層期待が高まります。今シーズンは今まで以上に注目。

🏀プレステージインターナショナル アランマーレ

参入3年目のシーズンは13位。
きれいな専用体育館をつくって、環境を整えて上位進出を狙ったシーズンで、まさかの結果でした。
しかしユナイテッドカップでは日立ハイテクから勝利。フューチャーリーグ優勝候補です。


とにかく得点力不足に苦しんだのでそこをなんとかしたい、ってところで、ルーキーでキャプテンの樋口鈴乃選手に期待がかかります。自分でガンガン点をとりにいくポイントガード。スリーポイントもドライブも上手い。ユナイテッドカップでは2試合ともチーム最多でした。
190センチのクンバ選手が着実に成長してきている様子。ポイントガードとセンターが安定してくれば盤石です。
昨シーズンは森ムチャ選手と佐藤京香選手が加入し主力として活躍。このオフはデンソーから田嶋優希奈選手、ENEOSからモハメド選手を獲得。上位チームで出場機会に飢えている選手をあからさまに狙っている模様。野村再生工場か。
心のスピッツ仲間だった松永夏海選手は惜しまれつつ早すぎる引退。選んだ人生をひっそり応援しています。
次の注目選手は模索中。昨シーズンブレイクの予感があった高橋悠佳選手も気になるけど、、。

注目したい!(アランマーレ)

#74 樋口 鈴乃

ルーキーでキャプテンでエースなので、このひとを中心にチームが動いていきます。今シーズンだけでなく、数年先に上位進出を狙うチームを背負っていくことになります。どうしたってプレッシャーは大きいと思うので、どのくらい活躍できるのか楽しみ。
いつも絶えない笑顔が素敵です。
鈴乃とか鈴置とか雪鈴、名前に『鈴』がつく選手はだいたい上手いけど、意外にも『鈴木さん』が現役にいないWリーグです。

🏀姫路イーグレッツ

参入2シーズン目の昨季は最下位に沈みました。
新シーズンに向けてはファンクラブもできました。天日謙作さんを新ヘッドコーチに迎えて優勝を狙います。


平均得点ランキング4位に入った石牧葵選手がトヨタ紡織に移籍。2シーズン連続でエースを強奪されて、どこかのプロ野球チームみたいです。
ポイントガードの吉田沙織選手は我がヴィッキーズがいただきました。
さらにオールラウンダーの樋口選手は引退。苦しいチーム事情の中ですが選手たちは優勝を目指すと宣言して励んでいます。
我が心のスピッツ仲間である陽本選手が加入してガード陣は安泰。インサイドをうまく使えれば得点を伸ばせそうなのでビッグマンの奮起に期待したいけど、スモールラインナップでフューチャーの勝算を見出してるのかもしれないですね。
須永選手がスリーポイントシューターとして開花の予感もあります。
毎年エースを輩出してるチーム。得点を量産してくれる新エースの誕生が待たれます。期待がかかるのは遠藤さんでしょうか。
トヨタ紡織から移籍したオドボエンデュランス選手も、新天地できっかけを掴めるか。

注目したい!(姫路)

#21 御子柴 百香

そしてこの選手も新エース候補。サマーキャンプのヴィッキーズ戦で魅了されました。
しっかりキープできるしアタックもできるしまわりも活かせる好きな選手。
新たな推しが誕生しました。2年目のシーズンはスタメンに定着しそう。活躍を期待してます。インスタもフォローしました!


フューチャーリーグは客観視できないので、順位予想は行いませぬ。


Wリーグの未来に期待すること

2部リーグ制には概ね賛成の立場です。
下位チームを排除しようとしている懸念もなくはないですが今のところその兆候は見えてこない。
目的はあくまで『拡大』、つまり裾野を広げていくことです。その方向性はぶれずに進んでほしいなと願っています。

ずっと言い続けてることだしこれからも言い続けたいんだけど、将来の完全プロ化が僕の願い。WNBAのようなプロリーグが日本で観たいと思っています。
文化が根付く前に動いていかなきゃいけないので、すぐにはうまくいかない覚悟で決めていかなきゃいけない。相当難しいし、誰がやるんだい?って話でもある。でもWリーグが女性スポーツ、日本のスポーツ界を変えていくのが理想ですね。

Bリーグという良い見本があるのだから参考にして取り組んでほしい。今シーズンからホームアンドアウェイ方式になりました。まだ形だけのものではあるけど望んでいたことのひとつが実現して嬉しく思ってます。

・外国籍枠の拡大←これはすぐにでもやってほしい
・ホームアリーナ基準
・練習環境基準の設定
このへんが整ったところで
・ドラフト制の導入
戦力均衡を図って
・サラリーキャップ制の導入

賛同しない企業もあると思うけど切り捨てる覚悟で一歩踏み出してほしいな。逆に手を挙げる企業だったり、新たに女子チームを立ち上げるBリーグクラブが出てきたりしたら面白い。
Wリーグは好きだけど、ちょっと方向性が違うなって思ったらファンを辞めてやるつもりではいます。あくまで自分の問題だと思ってますが、WNBAを筆頭にもっと入り込んで楽しみたい魅力的なリーグが世界にはたくさんあることを知ってるので、特定の海外リーグにやたら詳しいバスケファンっていう人生もやってみたいな、と思ってるのさ。


注目選手まとめ

#17 山下 詩織
#73 今野 紀花
#24 梅沢 カディシャ樹奈
#17 鷹のはし 公歌
#25 桂 葵
#7 都野 七海
#14 森岡 ほのか
#1 渡嘉敷 来夢
#30 水野 妃奈乃
#17 千葉 歩
#23 井上 桃子
#32 河村 美侑
#74 樋口 鈴乃
#21 御子柴 百香

なかなかバランスの良いメンバーが揃いました。
この14人でどのくらいのスタッツ残せるか、シーズン終わったら検証してみます。



さて毎年恒例にしている開幕前の自己満記事、今回が4シーズン目となりました。過去3シーズンとはすこしタイトルとノリを変えて、テンション抑えめでお送りしました。どうでも良いですが。
もしよかったら過去シーズンの記事も併せて読んでいただけたら嬉しいです。
もうちょい開幕ギリギリのタイミングでアップしたかったのですが連続◯◯ヶ月更新を継続したかったので月が変わる前の投稿となりまっす。



読んでいただきありがとうございました!
2024-2025シーズンも楽しみましょう!
僕は開幕したらたぶんほぼフューチャーしか観ません!


それでは最後にお聴きください。
髙原春季選手がリュックと添い寝ごはんにハマり出してることをとても嬉しく思っています。
僕がいちばん好きな彼らの曲を。

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