鷹のはし公歌選手の移籍に寄せて[酔狂自己満籠球備忘録(SJBB)#17]
1.アスリートの移籍
シャンソンへの移籍は当初から予想していました。
ユノさんが移籍を考えた理由は、もっと上手くなりたい、であることは間違いないから、充実した環境を求めて、ということになります。
複数ある候補の中からふたつめの理由があるとすれば、地元でやりたい、かな、と思っていました。
ご両親がそれを望んだのかもしれないし、あるいは恋人がいるのかもしれない。
必然的にシャンソンの一択になります。
個人的な話になりますが、僕はスポーツ選手というのは移籍するものだとはじめから思っています。
トップアスリートが、もっと上手くなりたいって思ったときに、環境を変えようと考えるのはとても自然なことです。
人事異動みたいなものさ。
自分でもそうすると思う。
何年も同じ環境で仕事していたら行き詰まってしまいますよね(もちろんそうじゃないひともいます#12)。
だからユノさんが自由契約リスト入りしたときは驚かなかったし、覚悟はできていました。
さらに遡れば、自分的に今シーズン最後の現地参戦となった2月25日の時点で、これが最後かもしれない、というつもりで観ていました。
青いユノさんとのお別れは、自分の中ではこの時すでに済んでいたのさ。
推しは推せる時に推した。
MIPでAmazonギフトがプレゼントされた時でした。
あの10万円の行方は!?
予想通りだったとは言っても、まさか白崎みなみ選手と両獲りとは思わなかったのでそれは驚きました。
ポジションが被る白崎選手の動向はずっと気にしていましたし、先に白崎選手の移籍が発表されていたので、これでシャンソンの線は消えたとその時は思いました。
シャンソンじゃないとなるとどこなのか、まさか引退か、とドギマギした数日を過ごしましたので、正式に決まった時には、まず引退じゃなかったことに安堵し、喜びを感じました。
シャンソンなら、推せる。
※個人の意見です。
余談ですが、ここ数年移籍が活性したWリーグですが、一部のチームに偏ってしまっている問題がありますな。
選手にとっては良いことですが、チーム間の格差は広がってしまう懸念があります。
リーグもアマチュアで企業チーム主体なので、移籍イコール転職、で制約を設けるのも難しいというのが現状でしょうか。
僕としては近い将来のオールプロ化を望んでいるので、それも含めて今後に期待したいところです。
2.東京羽田の23-24シーズン
待望のビッグマン獲得に成功して、ヘッドコーチ3年目、これから!ってときのエースの移籍なので痛恨です。
鷹のはし選手が挙げた384得点を、どんなふうに補うのか、手腕に注目です。
粟津選手も引退しているので武器だったスリーポイントが、というところも不安要素ですが、22-23シーズンの粟津選手がそうだったように、驚きの急成長を遂げる選手がきっと出てくるはずなので、大丈夫です。期待しています。
2.シャンソンが抱える問題
シャンソンは選手を獲得する前にやるべきことがあるのでは、という声がツイッターなどで見られますが、チームに残る決断をしている選手たちもいるので、次のシーズンに向けてチームを作っていかなきゃいけないという問題もあります。
時間も人材も限りがありますから、どっちが先とかじゃなくて同時進行で進めていく必要がありますよね。
この状況で、シャンソンに残る選手やスタッフ、シャンソンへの移籍を選んだ選手たちの、覚悟とか絆は相当なものだと思うので、それに対しては大いにリスペクトしたい。
そしてもし仮に一連の問題が解決せず、次のシーズンにシャンソンがチームとして出場できないとなった場合には、リーグとしては当然救済措置を準備しているはずなので、シーズン通して選手がプレーする場を失うことはありません。ないと信じています。
小池
金田
吉田
ウチェ
知名
橋口
セトゥ
佐藤
山本
白崎
鷹のはし
現時点でシャンソンはこの11人で合ってますかね。
2番から4番をポジションレスで回したりすると、なかなか面白いバスケになりそうです。
ちなみに山本美空選手と鷹のはし選手は、同じ誕生日です。7月10日。僕の母ちゃんも同じです。
3.ワタクシの動向について
さて。
ろびんそん選手もシャンソンへの移籍が噂されています。
シャンソンなら推せるって思ってたんですよ。
予想がいつのまにか願望に変わっていたのかもしれない。
ヴィッキーズファンでもあり、鷹のはしファンでもあります。
そのふたつはそれぞれ別々のベクトルとして両立できると思ってたし、そうするつもりだった。
だけど実際こういう状況になってみると、
『ヴィッキーズ < 鷹のはし』
なのかもしれないって思えてくるんですね。
今だけなのかもしれないし、ずっとそれが続くのかもしれないし、それはシーズンが始まってみないとわからないけれど。
ただ僕はヴィッキーズの優勝を高崎のダルマに誓っているので、ヴィッキーズがブレない限りそれが揺らぐことはないはずです。
が、自分に起こる変化も楽しんでいきたいと思っています。今までずっとそうやって生きてきたので。
変わってゆく僕を許して。
それとは別に、クラブチームが好きで応援したいっていう想いはあります。
クラブチームがWリーグを面白くしていくと思っているし、そう思っている自分が、果たして企業チームを応援できるのかなっていう葛藤もあります。
4.永遠の推し ユノさん
鷹のはし公歌さんというお名前は本名です。
以前、登録名ではないかと誤解されている方がいたので、本人に代わってお教えします。
鷹𥖧公歌
漢字ではこのように書くのですが、厳密には
『𥖧』の真ん中が『ヒ』ではなく『エ』なので、これが一般的には変換しても出てこない字体なのでもっぱら平仮名で表記している、というのがウィキペディアにも載っている情報です。
鷹嘴、鷹の橋、などと書かれてしまうことも多いですが、ぜひ正しく憶えていただければ幸いです。
ナコさんをオリンピックで知って、このひとをWリーグでも応援したい、と思って気にし始めたヴィッキーズ。
選手のリストで平仮名が含まれてる名前を見つけて素敵だなって思ったのが最初でした。
初めてプレーを見たのは2021年の夏、バスケットライブのサマーキャンプ。
世界一美しいと言われるフリースローのルーティーンで推しが確定しました。
クイックモーションのスリーポイントは魅力でしたが、このひとは絶対スリーポイントだけじゃないし、もっと上手くなれるはずだ、と当初から思っていました。
思った通りにどんどん成長していくユノさんを、まだ2シーズンだけだけど観ることができて、しあわせを感じています。もっと前から出会いたかったですが。
そしてここで移籍を選んだということは、まだまだこれからもプレーする姿を見られるということ。
もっともっと上手くなれる。
新しいユノさんに出会えることに、既にワクワクしています。
ありがとうございました。
それではお聴きください。
Mr.Children 『旅立ちの唄』