趣味と特技はなんですか。
新しい場所での自己紹介、履歴書欄や面接で、必ずと言っていいほど聞かれる「趣味」と「特技」。
正直言って、無い。
でも無いっていうとつまらない人間に思われるから、映画や音楽と言っておく。
でも、最近では映画鑑賞や音楽鑑賞と言うこと自体が趣味のない人間を露呈してるみたいな見方をされることも多いように思う。
勿論、映画や音楽がとことん好きな人もいるから、こんな書き方はそういった人たちに失礼かもしれない。
趣味や特技とそう改まって聞かれると、そんなに真剣に打ち込んでるものなんてないなと構えてしまうけれど、それでも好きか嫌いかと言われたら映画も音楽も好きなんだ。
だけど、好きなだけだと趣味ではなさそうだし
そもそも人よりどのくらいできたら特技になるのか?
昔やってたピアノやたまにする読書
好きなアーティストのライブにも行くし
よく散歩やウィンドウショッピングもする
映画館でみる映画は大好きで、よく一人でだって映画館にいく。もう上映されていない何十年も昔の映画だってNetflix、Amazonプライムビデオでみたりする。
星空を眺めるのだって大好きだ。夏の大三角形とオリオン座しかわからないけど。
日々生きるために料理だってする。
でも、それが趣味や特技かと聞かれると、大きく頷けないんだよなぁ。
こんなことを考えたのは、この春、田舎から東京に上京してからだ。就職活動中にもさんざん聞かれた上に、入社してからもコロナで歓迎会ができないからと自己紹介カードを渡されて趣味と特技を書かされた。
結局書いたのは「映画鑑賞」
ローマの休日を観ながらカードを書いていたら、なんとなく手が動いた。
そんな私が唯一、割と続いてることがあって、それが日記を書くことだった。小学生の頃から先生に提出する日記だけはどの宿題よりもちゃんとやった。文を書くのがそれなりに好きだったからかもしれない。それが大人になってからも名残で続いている。
だけど面倒くさがりの上自分に甘いから、毎日書いているわけじゃなくて。心が動いたことがあったり、これは覚えておきたいなってことがあったときに、ふと日記を開いて書き留めていた。
でもそれって、もしかしたら意味のあることなのかもしれなくて、もしかしたら、いつのまにか趣味や特技がみつかるかもしれなくて、そしたらそれは、趣味や特技がみつかるまでの過程の記録になるんじゃないかって。
そんな期待を込めて、日記をちゃんとつけてみようと思った。これが、使い方もまだよくわからないけれど、私がnoteを始めた理由。毎日書けるかはわからないけれど、でもできるだけ、続けてみようと思う。思いを言葉に残すことを、大切に積み重ねてみたいと思う。