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開運よもやま話 #144 何の為に産まれ、そして生きていくのか?~その35
前回の続き~
俯瞰(ふかん)と離見の見(りけんのけん)
俯瞰=高い所から見下ろすこと、
全体を上から見ること。
これは例えば、宇宙船から地球を
見下ろすようなもので別角度、
(この場合、かなり高い境地での意味)から
見れるのは確かですが、
見たところで何もできない!
宇宙船から地球を俯瞰したところで
「あそこは温暖化で大気が異常だ!」と
見えたとしても、その場で解決策を
出して実行するようなことはできないです。
離見の見=世阿弥が晩年に到達した境地!
世阿弥は晩年、舞台で能を舞いながら、
同時に観客目線で自身の演技を
見れるようになった。自身の中に
演技者の自分と観客の自分が共存する…
これを先ほどの宇宙船に当てはめると、
温暖化で大気が異常なところを見つけたら、
その場で対処して修正改善できる!
改善案ではなく、即その場で実行するということ。
こう考えると俯瞰と離見の見の明確な差異、
如何に離見の見が凄いことが解る??
この離見の見の素晴らしさを、
皆さん一人ひとりの素晴らしい人生という
「舞台」に実際に活用して、
それぞれの持つ天命に沿う生き方をする!
その考察を次回、
このテーマ最終回に繋げる予定です。
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